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階層統括者の責任

責任者は死を持って責任を取る

563年 春

 キャス達凶兆の勇者がこの天空都市を去ってから一月後私の前のソファーには吉兆の勇者と呼ばれる少年が座っていた。


「なるほど、なるほど確かにその様な聖進教会に敵対するやからがいたら大変な事になりますね、本当にいたら、ですがこの一年我々の言は一言《その様なやから見たことも聞いたことも無い》とソレが我ら天空都市の総意もしもこの言葉嘘があるなら如何なる処罰も受けましょう」


まあ嘘なのですがスキルとか使われたらバレますがそしたらアブサンと一緒に作った仮想人格メルクが出て来て何も知らないので嘘は本当になるですがね。


目元を隠した少年とそのパーティー総数は5人皆マントで顔を隠している。さてどう切り返す

「勿論貴方は真実を言ってるのでしょうですがもしもこの天空都市に隠蔽した状態で隠れて住んでいたらどうですか?」


「確かにその可能性もありますがソレは現実性がないでしょう、それともココの住民全員を調べますか?ソレにココに着いたのだったら私や各階層責任者に助けをこうでしょう、すると自動的に私に情報が回って来ますその様な事は無かったコレ以上は無理何ですよ、その不可思議なスキルを使って各階層責任者達を説得出来たとしても私は動かない」


そう各階層責任者達には吉兆の勇者が来ても追い返せと言ったのに何故かココまで来れた、何かのスキルでしょうが私にはその手の物には効かない、防諜、情報隠匿、のアイテムはアブサンが作り置きしてくれてましたからね。

少年は手を上げて振り下ろしながら言葉を紡ぐ。

「では貴方を殺してこの屋敷を探させてもらいます」


ああコレは死んだなと思い、屋敷の防衛システムを一斉起動のちに自爆システム始動カウント3、2、1、0。僅かな差で私は爆散情報も隠匿出来たし、屋敷も燃え尽きた、まあしばらくは大人しくして過ごしましょう。逆にコレで死んだ事にして隠居しましょうかそしたらバカンスですね。


**************

「チェッ全く亜人共は悪あがきすぎる大人しく情報を教えていれば死ぬ事は無かったのに」


「ルイ君気を確かにしてください、彼は聖進の罪で地獄に落ちましたそれで良いでしょう、さあ祈りましょう聖なるかな聖なるかな」


「ルリは優しいな、悪人にも祈りを挙げられるのも君ぐらいだよ、全くマルティナとは大違いだあの裏切り者が!!はっはーはっクソっクソっ」

ルイと呼ばれた少年を抱きしめる聡明な女性が言う。 

「ルイ落ち着いて、マルティナは馬鹿なのよ彼女は背信者それで良いじゃない、八つ当たりだったらアマリにしてよね」

アマリと呼ばれた少女はビクリと体を震わせて許してください許してくださいと謝罪の声をあげる。


シナノは悠然とそれでコレから何処に向かいますか勇者様と聞いてくる。


「何となくだが距離が離れているなけれど場所は解る大体北方向に移動している、追いついて勇者としての力返してもらう、マルティナにはこの教皇猊下のペンダントを見せれば洗脳が解けるらしいそしたら僕達に協力してもらおう、全く奴隷如きに僕が力奪われるなんで恥だ見つけたらギタギタにしてやる」

ルリはその意気です、人類種の勇者様と言ってしなだれてくる。ですがココから北だと亜人商工会議所がありますね我々の聖進教会の敵の一つですね。


キャス待ってろよ、お前なんてこの僕吉兆の勇者が必ずぶち殺す。


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