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神々と勇者達は狂乱に舞う  作者: ボロニアル
勇者達の狂乱の章
32/33

勇者達それぞれの思惑

勇者会議とは善なる者達の集い

 勇者会議ソレは十年に一度ある勇者達と聖進教会の生末を決める大事な会議である、この日一部の例外を除き勇者とその仲間が一堂に会した。各々自分達に与えられた部屋で今回の会議の中身を議論していた。


************

アタシは気分が良かったこの後の会議で亜人連中が全滅すると思うととてもとても心地よかった、だが先ずはパーティーの心象を把握して置かなければ。


「皆集まってくれてありがとう、いよいよ今回の会議で人類種の確固な地位を得るために亜人達の抹殺計画が教皇猊下からお達しがあるだからこそこの際皆の気持ちを1つにする為にも腹を割って話そうゲド、キーラ、リース、カロン、ググ何か意見はあるかい?」


と言えば最年長のキーラが話し出した


「アタシはねあんたの事が心配だよ、なんだかんだ言ってあんたは心が優しいだから亜人達を抹殺するならアタシが表立ってやるよ、あんたが責任を負うつもりは無いんだ」


嬉しい限りだがそこら辺は教皇猊下に直してもらったので何だか変な気持ちである。


次は救世戦争に参加して居なかったリースが話し出す


「あのですね私はバカだから頭が良い人の命令は聞きますがシャーリーが傷つくのは嫌です、それ以外だったら参加しますよ」


ああ大丈夫だシャーリーは最後の最後疲弊した所をリース共々殺そう。


カロン君はと促すと何時もの様に言葉重く吐く


「俺は(つるぎ)だ、ただ傷つけるためでしか無い」


カロンらしい言葉だなと思った。次は最年長のググが語る


「僕は正義や悪等語る言葉はないね、ただ欲望の為に実験を繰り返すだけだよ」


ググらしいと感じる一方、ググの実験とは何か聞いた事が無かったと思っているし、この少年を仲間にしたのは何時だったか分からず一瞬不思議だったが彼の目を見ると疑問には思わなかった。


最後長い付き合いで身近な存在であるゲドは逡巡していたがやっと言葉が出て来た


「テティス君は変わったどうしてだが解らないがそう思う昔の君ならもっと青臭いセリフを言っていただろう、だがソレは君が大人になった証なのかもしれない、ソレを否定するつもりは無い君は勇者だ、君の道を歩け俺は何処までもついて行く例えそれが地獄だとしても」


「ゲドやはり君らしい言葉だだからこそ今度の勇者会議で補佐役を頼むアタシにとっては君が必要だ」


ああ解った同席しようと返事が返ってきた、流石はアタシの理解者だ。


こうして救世勇者からはテティスとゲドが勇者会議に参加する事になった


**********************

 人間家具に座りながらセイラの話を聞いていた全く何で会議なんてあるんだよ、その間も牝奴隷達とイチャイチャしたいのによ、それにルイ達は会議免除だと言う事も腹が立つ最年少のくせに年長者を立てる様な事はしない、飼い犬に手を噛まれるとはこの事だ。


「まあまあルイ君達は1年前の事で立場が危ういからその汚名返上で聖女達の捜索と勇者の力を取り戻す為に天空都市に向かったのですし、そこは気持ちを汲んで上げましょう」


まあ確かになルイは甘ちゃんだから勇者の力も半減していたからなだがルイも1年間俺と訓練してきたわけでは無いから力も伸びた、パーティーの補充もオレが奴隷を分けてやったし大丈夫だろう。


「勇者会議の補佐は私が出ますから不機嫌にならないで下さいよタケシ様」


ああやっぱりセイラは良い女だ酒を飲みながら奴隷達の甘い声を聞きながらセイラとイチャイチャした


*****************

 私はパーティーの皆と談笑していた、聖進王国の王都でこうして安らぐのも久しぶりだった。それもそうだろう1年前黒の聖女と戦の聖女が背信者として教会のシンボルが溶けて行ったのと、吉兆の勇者ルイの力の半減等情報が錯綜していた。

 ヒストリアは穏健派で裏切るのは解るが狂信者で合ったマルティナが裏切るとはこれは脅威となるだろうと考えていると大事なウォルターが少し変な話を出してきた。


「シャロン僕の推理力と情報網によると南の方角インガル王国と砂神荒野当たりにかなりの脅威が出来上がっていると思われるんだ」


「ソレは確かかしら?背信者達を討伐するより?」


ウォルターは畏まった表情で答えを言ってきた。


「ああ下手をしたら世界を二分するほどの脅威だ、何としても全勇者そう出て対処しなくちゃイケない」


他の誰かではなくウォルターの話なら信じられる。


「では今回の会議の補佐役として私と一緒に出て頂戴」


少し緊張しながら解ったと首を縦に振るった、どんな事態になるかは解らないが世界を救う為に勇者は存在しているんだから。


****************

 白の聖人である私ユリウス=バスターは勇者であるバレンタイン=オグロに問う。


「天空都市に向かわせたのはルイ達だけで良かったのでしょうか?2人の聖女と天空都市の勢力この2つが組めばルイ達は必敗でしょう」


バレインタインは答えを返すだから良いのだと。


「フム確かに必敗だが聖女の2人の内マルティナだけでも記憶を戻せば良い、元々は彼女も我々側である。何が合ったのかは解らんが、それで逆転するまたはヒストリアを拘束して転移の術で聖進王国に戻れば教皇猊下が彼女を亜人嫌いの人類種に洗脳するだろう、それに此処だけの話ルイには既に勇者としての力は半分しか無いらしい、此処で死んでも扱いらしく新しい勇者が産まれるだろう。君の質問の続きとしてはルイが捨て駒だからだ今回の勇者会議下手に情報を出すと亜人共が共闘する可能性があるだからこそ私が一番信頼しているユリウス君を補佐役として共に出席して欲しい」


私の心は決まっていたどんな無茶を言われてもこの方と教皇猊下に逆らわないとそれだけが私が返す事が出来る恩である。


*************

セレスティア=ルーデンベルグは不機嫌だった何故なら付き合いが長くなったマイツルのスキルが胡散臭いからで合ったからである。


「なあマイツル本当にその極限髪(きょくげんはつ)で出席した勇者全員殺せるのか?」


「信用ありませんねコレは父があのカノッサ=グレンから正式買い取ったスキルですよ、練習もしましたしきっと必ず多分殺せると思いますよ、それより本当に共に出席している人達は殺さないんですか?彼らも勇者達の悪行黙認してるんですからこの際一気にやっちぇば良いと思いますけど」


自分の中で逡巡していた出席者達は本当に悪なのか知っている者もいるだろうし、彼ら共今後殺し合いをするだろうソレは予見出来るだが無関係な人達や改心する人達を真実の意味で殺害して良いのだろうか?

そんな迷いが顔に出た様でマイツルは闊達な笑顔で返事をする。

「しょうがない無いですね私の優しでヒト殺しは最小限それで良いですね、取り敢えず私に出来る事の再確認で説明しますね、極限髪(きょくげんはつ)は私の体毛を1本、1本極限まで伸ばすスキルですそれを束にすれば相手を拘束出来ますし、鋭くして幾人か纏めて切り裂きます、コレに私自身のスキル殺ヒト有利を使えば纏めて勇者を殺せます、それと副次的ではありますが髪を振動させて原始的な糸電話として使う事が出来ますコレは目っけもんですね、コレで外の会話を把握出来ます、皆さんもコレで理解出来ましたね、と言う事で補佐役として予定通り私が一緒に出席します、皆さんは退路を確保して下さい、リアちゃんここが見せ場ですよ」


リアは緊張のおもむきでハイと返す、他2人もそれぞれ思い思いの言葉で返事を返す。




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