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神々と勇者達は狂乱に舞う  作者: ボロニアル
勇者達の狂乱の章
29/33

歌舞伎者は謁見式の夢を見るか?

夢に見た人非人への道第一歩そそりますね

神歴557年 

1年後こうして私は日々マイツル(姉さん)に振り回されて行く事になった。私の占い力は日々の中少しずつ強まってる気がする。流石に完全な未来は見えないが貴族様方の運気をあげる為のラッキーアイテムを作ったり、失せ物探しの方法を頻繁に行ったりした。


 姉さんは問診したり、外科的手術をしたりしてそれなりの権威が出来上がっていたのでその妹として現れた私はすんなり貴族様方に受け入れられた。


 そんな毎日が続くと思っていたら突然「あ、リア明日光跡の勇者様方に謁見するからね、服とかは押さえてあるから無問題」と無理難題を言って来て私はとうとう姉さん医者の不養生で熱でも出たのかと思い自分の頭と姉さんの頭に手をやって簡易的に熱を測ったが平熱だったと言う事は遂に妄想に行ったか!!


「姉さん明日は精神科に行きましょうね」


「ちょっとちょっとリア流石の私でも怒るわよ、まあ普通はそうかもしれないけどコレ本当だし父様にも話してあるから問題ないからね」


 はっ〜妹弟達よ姉は明日そっちに行きます、怒らないでね。


 そして当日貴族エリアの更に奥まった東側の光跡の勇者の館に到着した。そこは毎日手入れされている綺麗な庭と広い館が鎮座していた。


 服は貴族様方に謁見する時の服かと思ったら姉さんはドレスみたいだが動きやすい服で、私は動きやすいが何時でも占いが出来る様にタロットや星巡りのカードが入れられるポケットがついていて、まるで二人とも今から戦闘するかの様な服だった


「姉さん本当にコレで良いの無礼にならない、即打首とか本当やなんだけど」


「大丈夫大丈夫逆にこっちの方が勇者パーティーに入りたいって気持ちが出てるから」


「はっえっ〜とパーティーに入る何言ってるの唯の謁見じゃないの?」


「あれ言って無かったけ、それに唯の謁見だったら逆の服装にしてるよ、あっはははははは本当にリアちゃんオモロ」


この1年何度殴ってやろうかと思ったが今回ばかりはダメだ取り敢えず頭をゴンと拳で殴りつけた。


「ギャハハハまじ痛いわ、まっ信じてよ」


姉さんの信じてよは根拠はないが今までの積み重ねで信頼出来たので、コレ以上詰めるのは辞めた。もうなる様になれだ。


 謁見は庭のテラスで行われた確かセレスティア様は私達と同じ15歳、両脇に控えるのは色白の月の聖女カーラ様年齢不詳、2メートル超えでサングラスをしているのが太陽の聖女アルシェ様確か27歳だったはず。


 でセレスティア様は机の上に足を乗せて自らのショッキングピンクをイジりながら聞いてくる、でお前達何?と。不満顔で言ってきたそりゃそうだろ、占い師はともかく医者が勇者パーティーって何さ?回復魔法があるから医者要らなくね?って普通そうだよね!!私もそう思うよ。


その問いに姉さんは顔をニマニマしながら質問を質問で返した。


「救世の勇者テティス様を洗脳解除したいんでしょ、力になりますよ、主に私が」


そう言った瞬間セレスティア様は顔を変えず私に向かってナイフを投擲してきた。それをタイミング良く姉さんが短刀で弾いた、いや何これ、どうなってる?


「カーラ、アルシェ二人共この減らず口達を確保しろ」


 了解と言って聖女様方に腕を抑えられて拘束された私と、とんとんとっと軽やかに二人から離れた姉さんいやマイツルに腹立つ。


「テメェ何者だ、医者だそうだがお前にどうやってテティスの洗脳を解けるんだ、あぁん、返答いかんによってはテメェの妹殺すぞ」


「ハッハハハ、リアちゃんはそれぐらいで死ぬ様な玉じゃないですよ、おっと下だらい話はこれくらいして真面目な話になりますが私は転生者なんですよ、医術も前の世界の知識があるから使えてるんですね、あっ因みにリアには言ってないですけどね、マジ笑える」



「転生者だーそんな者が居てたまるなんか裏があるなテメェ」


「まぁ聞いて下さいよ、私は前の世界で確かに医術を使って沢山の人々を救ってきましたけど本当の所ですね、それは茶番なんですよ、だって私肉を切って人を殺すのが楽しくて楽しくてどうしょうもない、人格破綻者なんですからね。両親に恵まれ、道徳を学び、良い師を持ち、受け入れてくれた友人達のお陰で私は罪人にならなかったんですよ、だからこの世界では人非人として生きて行くと決めたんですよ」


 私は呆然としていた姉さんは確かに私や周りを振り回すがそこには確かな情があった。それは偽物だったのか?それとテティス様の洗脳?を姉さんが解けるのかそこも解らなかった。


其処はセレスティア様も同意見だったみたいで質問をしてみる


「仮にテメェが転生者で人非人のテメェがテティスの洗脳を解けるんだ、疑問しかないぞ」

それに対して姉さんは狂い笑いしながら答える


「あっはそれはですね運命神Fから聞いたんですけどね、どうやら勇者って生き物は1回殺されても1回だけ生き返る事が出来るらしいんですよ、で私は勇者を殺す為の技を転生特典で貰いました。それでヒトはですね1回死ねばありとあらゆるバットステータスが解除されて正気に戻るらしいんでよね、だからテティスさんを私が殺せば正気に戻るはずです」


呆然としている私達はマイツルの言葉の真意と意味を咀嚼するのに時間がかかったがセレスティア様はそれでも駄目だ、姉さまの洗脳が解けたとしても直ぐに他の勇者に殺されると言ってきた。


「だったら勇者が集まってる時に殺せば良くないですかね、確か6年後に勇者会議有りましたよねそんな時まで私達は反抗しないこれなら大丈夫じゃないですか?それをリアちゃんに占ってもらったら問題なしでしょ、だから私達2人勇者パーティーに入れて下さいな?」


「解った俺様判断で2人を雇おう、コレからは俺様の事はセレスと呼べ、4人共異論はないな」と若干涙声になりながらそう言ってきた。


これにて歌舞伎者達は勇者パーティーに合流した後は最強の戦力、気高き刃(ビール)を残すだけである



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