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神々と勇者達は狂乱に舞う  作者: ボロニアル
勇者達の狂乱の章
28/33

2人の歌舞伎者

やあやあ此度語るは星見の占い師と殺人姫の出会いの話

神歴556年

はっあ~今日も星巡りは悪いココ2、3日はカード占いも中々良い巡りはない、夕方から夜の時間帯黄昏時になり鐘の音が聞こえてきた、平民様が生活している2層から私達下賎の民の4層に移る時間になった。


家に帰ったら弟、妹の声が中から聞こえてきた、けれど同時に気持ちは重くなる。何故かと云うと同時に女性の艷やかな声が響いてきた。


「ただいま、お母さん行為なら外でやってよマリやジャンの情操教育に悪いよ」


「アンタこそ占いのお金置いていって、ガキの世話やりな」

初めて見たガサツな男は母の唇を外し聞いてくる。そのガキも売り物か?


「ちょっと今は私を買ってるんだから子供は別、それに元締めにも登録してないから買えないよ」

男は残念そうな顔であったがまた行為の続きをし始める。


私は妹弟の為の料理をし始めて寝かしつけていった、夜も更け天空は紗幕を張り夜空を飾りつけて行き、私は各層にある時計台に登って行きへそくりで買った望遠鏡で星々を見ていた。


「私も14歳もうすぐ女になるのかな〜イヤだなお母さんみたいに男に媚び売って生きて行くのかな?はっ〜あこうやって星々だけ見ていたいな、あっ七星に流れ星がかすった、確か師匠は吉兆だって言ってたな、うん良し明日は良い日だ」


丑三つ時私もそろそろ寝ないと明日に響くので家に帰る道を歩いていると向こうから人だかりが見えて来た、もしかしてまた、動物の惨殺死体でも出たのかな?この所スラムではウサギや猫の解体死体が出てくるのが多くなっていた。


けれど熱さと焦げる匂いが感じ初めて、ああコレは火事かまあ何時もの事だと思っていたらどんどん人集りが厚くなってきた、私は嫌な予感がして走り出すが直ぐに人の厚さで道が通れなくなっていった。


「通して通してお願い家があるのだから通して」と人の波をくぐり抜けて行く。嫌な予感が体を動かすが予感は当たってしまった私の家は煌々と明るく燃えていて、さっき母と行為をしていた男が笑っていた「誰かそいつを捕まえて」と叫んだが誰も関わりたくないらしく誰もソイツを捕まえてくれなかった。そして男は歩いて何  処かに行ってしまい残されたのは燃える家と呆然としている私だけだった。そして占いでは吉兆が出ていたのにこんなの凶兆だ。そこからはあんまり覚えてないが雨が振ってきて火事はやんだが後には伽藍堂の燃えかすのガラクタだけである。


私は機械的に1日の仕事として3層に歩いて来た、そして平民様に占いの仕事をしていたが心は正直で涙は出て来た、そして滂沱の涙が出て来てわっわーと泣き出して来た、平民様方は私から遠巻きに見て関わらない様にしてきた。


涙が枯れることは無く私は永遠に涙が出てきたが途中でハンカチが当てられて涙を拭いてくれたコレが彼女との出会いで初めに言われたのは「貴方なら現実を過去に出来るんでしょ、私に協力して貴方が望む未来?いや望まない?うんまあどっちでも良いか私が連れて行くよ」意味不明で合ったが私は呆然としていた何故なら彼女は何処とも繋がっていない孤高の星で、私の導きであるのだそれに気づいた時涙は止まっていた。


こんな貧民者の出稼ぎエリアにいちゃ駄目駄目何が合ったかは知らないけどこっちで本来の貴方の占いの力使ってちょうだいな、と私を引っ張って行く。けれど私は平民の手形が無いのでそっちには働けないと言うと。そっかじゃあ私の家行こうきっと貴方にとって楽しめる筈だからと言って腕の力を強めて行く。仕方なく私は歩いて行くけど私のボロを着た格好は目立つので皆が見てくる、と思ったらよう「マイツルお嬢、また変な買い物したのか」とか「マイツルが変な事してる」「してる」とかでどうやら私じゃなくこの平民様のマイツル?に目が行ってるようだ。


ほらここと言われた場所は歩いて30分程で着いた他の家より豪華な家でメイドさんが2人働いていた、一人が駆けつけて来てマイツル?の耳にゴニョゴニョと耳打ちしていたそしたらまあ取り敢えずお父様に会いに行きましょうと言ってこの家の主に会う事になった。


ここと大きな部屋(後で知ったが書斎)に案内されて50歳程の大柄な男性の前に通された


「フム君がマイツルの導きの星とは私の名はジン=アグリ、マイツル= アグリの父だ」


私は叩頭礼をして挨拶する私は卑しい貧民のリア=ルジャと言いますご主人様。と何か勘違いがあるようだね、マイツルちゃんと話したのか?あっそう言えばまだちゃんと名乗って無かった私はマイツル=アグリ、内容も言ってなかったねゴメンゴメン。


何かがあったから泣いていたんだろう?目が赤いし化粧が流れているよ。と言って来たので私はこの人なら助けてくれるかもしれないと朝方からの顛末を話した。


すると確かにそれは不幸だが占いで出た通り君は死なずこうして私と話してるそれは幸福ではないかい?この世は幸福と不幸がコインの裏表だ、私はね君だけでも生きていてくれて嬉しいよと。


そんな言葉で私は納得できなかった。

「貴方は家族を失った事がないからそんな事が言えるよ」と怒声をあげたら、私もね妻を失ったよマイツルが産まれて来た時にね。妻を失うのは不幸だったがマイツルが産まれて来た事は幸福だったそれだけで私は一生分の幸福を得られたと思っているよ。


だから君も生き残ったからこそ幸福になるべきだ、だから私の養女になってくれないかいこの契約書に署名をしてくれ初めに言っておくがコレは君と私の奴隷契約書だ、スラムの人間を平民にして養子にするには奴隷10人分と手数料のお金が必要だが奴隷にする分には一人分で手数料もほぼかからないほら格安だろ。君は今日から奴隷兼私の養女になるんだよ、私が怪しいと思うのは解るだからココに契約者である私が破ったら私の寿命は無くなると書いてあるだろ。コレでどうだい?と1枚の書類を渡して来た。


私はその契約書を時間をかけてじっくりと読んだ。一つ奴隷であるが養女と同じ扱いとする事、その代償に占いで結果を出す事、契約が切れるのはジンの死亡のみ更に細かく書かれていたが最後にこれらを破ったら契約者ジンの死亡と書かれていた。


私はああ結局は占いが目的なのかと。内心が顔に出たのかジンはこう付け加えてきた。


君は勘違いしている私は君の占いが目的では無い更にその先が欲しいのだ以外と私は強欲でね、でどうだろうか?


「わかりましたどうせ帰る家ももう無いし衣食住をくれるなら何でもしましょう」と署名をした


マイツルはやったー妹ゲットよっしゃーと喜び、ジンは片手でベルを鳴らしやって来たメイドに彼女にお風呂と着替えの用意を頼むよ。


私は早速役所に書類の提出と貴族様方に占いの告知をして来なくてはね、さあ忙しくなるぞと言って出かけて行った。


こうして私はマイツルの妹になり、振り回される運命になった


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