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神々と勇者達は狂乱に舞う  作者: ボロニアル
勇者達の狂乱の章
27/33

聖女の困惑

あの方との出会いは最悪だった、今では良い思い出です

 おめでとう君が次の太陽の聖女だと王都の教会の音が響き渡る様に私の上司と同門の特殊部隊密聖者達が祝福してくれた。


 聖女の区分である二惑星の聖女の片割れとなり一緒に光跡の勇者セレスティア=ルーデンベルグ様にお使えするのは聖進教会の教えにより封じられてきた吸血鬼カーラ殿だ。


 今もセレスティア様の側にいる、先ずはそのお二人に挨拶をしなければと教会の門を開けて出ていくと先の方から確か救世の勇者テティス=ニール様とすれ違い、声をかけられてきた。


「君確か今度の太陽の聖女アルシェさんだったかな?セレスティアの所へ行くのだろう?私もさっきセレスティアの所に行って来たのだが何だか怒らせてしまってね、今度ゆっくり聖進教の聖典について語りたいと伝言を伝えてくれるかな?聖なるかな聖なるかな」


「ハッ解りました勇者様セレスティア様にはその様に伝えて起きます、他はありますか?」


特に無いよ。と言われて身が引き締まった確かお二人は師弟関係のはず、まあ行き違いは誰にでもある。


王都の東側にある光跡の勇者の館に就任の挨拶に向かった、聖女になったからには両親にやっと楽をさせる事が出来る。聖女として勇者御一行になれば各地に出向くだろうその時は美味しい食事にも有りつける、私は食事に関してだけは好事家だ今から各地の名産物に舌がなかる。


 そんな徒然な事を考えながら歩いていると目的地に着いた、ドアノッカーを使いノックしたが応答は何も無かった、のでそろそろとドアに力を入れたら開いていった。確かにここは王都でも治安が良い場所だが鍵はかけておくべきだ。それとも誰か居るのだろうか?


 緊張しながら入っていくとダイニングの方でカチャカチャと聞き覚えがある音がする、それは食器とフォークとナイフが打つかる音であった。なんだいるじゃんと心を落ち着かせてダイニングに入りテーブルの人に挨拶した。


「突然の無礼申し訳ありません、本日よりセレスティア様の従僕として仕える事になった太陽の聖女アルシェでございます、これからよろしくお願いします」といかにもな幼女がピンク髪でああよろしくなと空返事をしてきた。アレ確かセレスティア様それは綺麗な濡烏の如き黒髪であったはずであり、更にテーブルの上の食事は幾つかひっくり返っている、どういう事?


「えっと貴方様がセレスティア様ですか?」


「見れば解るだろう、俺様がセレスティア=ルーデンベルグだよ」


取り敢えず心落ち着けワタシ取り敢えず伝言を伝えよう


「テティス様から伝言です今度ゆっくり聖進教の聖典について語りたいと言う事です」


言い終わった瞬間肉を切っていたナイフがワタシの目を目掛けて飛んできた、ワタシはそれを刺さる前にナイフの柄を握って止めた。


「危ないじゃないか!!ワタシだったから良かったけれど普通の人は目が潰れてしまうよ」と


 返ってきた返事は端的に怒気を孕んだ声だった

「お前も奴らの手下か俺様も舐められた者だ、いっぺん死ぬか?」


何故??何?何なの?わけわからんわ?


「落ち着いてくださいセレスティア様ワタシは唯の人間で貴方の味方です、今もフォークを投擲しようとしないでください」ワタシも混乱していてどうしたら良いのか解らなかった。


其処にセレスどうしたの?とひょいっと多分カーラ様?がドアから顔を覗かせてきた。救いの天使だ。ワタシはまた同じ様に挨拶をして事態を収束に迎えさせた。セレスティア様は興が削がれたと言って部屋に戻って行き。


カーラ様から何が起こったのか聞いた。


「まず私に様付けは要らない、セレスが怒ったのはテティスとの確執が原因」


えっ師弟ではないのですか?と聞くと。


「貴方本当に何も知らないのね、まあいっかどうせセレスも貴方に期待してないし」と言って平然とこの国の秘密を暴露していった。


  それを聞いてワタシは初めは驚愕から怒りへそして冷酷になった。


「カーラ、セレスティア様の部屋は何処か?」


「出て左に行って突き当たり右だけど?」


「ご返事ありがとうございます、もしかしたらコレでお別れかもしれません、特殊部隊密聖者を代表して誠に申し訳ありませんでは」


 ワタシはカーラが止めるのも振り払って案内された部屋に入り自分の銃をこめかみに当てて一方的に返事をした「この度教皇に弓引く覚悟としてこの命使い潰します、死んだ後肉体は死霊術で勝手にお使いくださいではさらば」と引き金を引こうとしたらセレスティア様が飛び掛ってきてワタシの銃を下に反らし地面に穴を空ける事になった。


「何やってるよ貴方、命は一つしか無いのに捨てるなんて一番やっちゃっ駄目じゃない」とさっきまでの乱暴の言い方ではなく綺麗な言葉でワタシに反論してきた。


「こうでもしないとセレスティア様はワタシを信用しないでしょ」と返す。


 しまったと云う形の顔になり「解ったわアンタの命で俺様はアンタを信用してやる、それとセレスティアじゃなくセレスで良い」とカッコがつかないが新しいキャラを演じ直してきた。カーラも合流して驚いた顔をしていた。


後にワタシが仲間に話すのはこうである

「ワタシがあの方に仕え始めた日はさんざんでしたよ、何せ綺麗な黒髪をショッキングピンクに染め替えたりして奇妙な行動ばかりだし伝言を言ったらナイフが飛んできたりして、ハイその通りワタシ初見で嫌われてらしいですよ」


ポイント、ブックマーク、感想待ってます。

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