必然の敗北と勝利への糧
練習で千回負けても構わない、実戦で一回勝てば良いのだ
昏倒した私達は世界樹の枝に作られた宿に運ばれたらしい朝起きて隣にはパーティーの皆が手当てされてベットに寝かされていた。
ベットから起きて自分の中で昨日の御前試合を思い出し良かった所と悪い所を反省していた、コレは私の師匠が言っていた事だが両方を俯瞰して見ていかなければ戦闘は上手くならない。
私としてもあの戦いは切り札を温存していたがイリーナが龍種だと読めなかったしヘロンが強者であると読んでいたがあれ程とは、生死を賭けた戦いならばどうなっていただろうか?
いやいやたられば理論は駄目だ結果は私達の全滅それを受け入れなければならない。
良い所は私達のパーティーはガロンを盾に前衛と後衛が止まらず動き続ける事が出来る点とキャス君が前衛も出来るサポーターで、マルティナが後衛でヒーラーと魔法アタッカーが出来る点、後はガロンがディフェンダーとして優秀な事だ。
悪い所は本来ならリーダーであるキャス君が指示を出さなきゃイケない事とまだ剣技が不十分である事(コレは私が師匠として師事してあげれば良い)後はマルティナに過保護な点。
マルティナの悪い点はまだ妄執な聖女(?)から身体を取り返したばかりで本来のスペックを十分に使えてない事。
ガロンの悪い点はまだコミュケーションが取れて無い事。
私の悪い点はこのパーティーが敗北すると思っていたから切り札を伏せていた事ですかね。
「前途多難ばかりですね、まあまだ私達の戦いは始まったばかりゆっくりと戦闘を慣らしていきましょうか」
宿に付いていた天窓からまるで歌う様に声が降って来てびっくりした。
「おやおやそんな悠長な事を言っていたら直に吉兆な勇者達に負けてしまうぞ、特にマルティナとキャス両人はまだまだ修行が足らないと私は思うがね」
天窓から紙片で編み込まれた使い魔が降りて来たのでこの里の元では無いと考え何者と言い貫手をしようしたら慌てた声で返って来た
「待て待て私は怪しい者では無い君たちを心配してるし、何なら君の不安を解消しよう、それに私は勇者と話してみたいからね、だから殺気を収めてくれないかね」
「良いでしょう、貴方は何者ですか?」
返事は簡素な物だった
「一応君とも会っているのだがね、メルクの娘を演じている不老不死の魔本だよ」
「貴方ニーナですか?いや魔本とは?更に不老不死?どう言う事ですか?」
「疑問を持つのも仕方ない此処は直に会って話をしないかね、天空都市で君達を待つもっとも君達が来なければ君達は直に死んでしまうだろうがね」
そう言って、紙片はばらけ複数の紙になった、書いてある文字は私達のやり取りであった。
どうやらこの話は私では決めれない、コレはリーダーであるキャス君が決める事だ。
この後起きてきた3名の返事は異口同音で合った、「会いに行ってみよう」
こうして私達は里でゆっくりする前に来た道を戻り天空都市に向かう事になり世界の真実と守り手達の話を聞く事になった。




