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神々と勇者達は狂乱に舞う  作者: ボロニアル
凶兆の勇者の章
16/24

青色の扉未来の歴史

ニンゲンは人類種だけで良い……!!

俺は何時の間にか豪華な花畑の中立っている菩提樹の幹に寄りかかって寝ていた。その横には夢に見た少女マルティナがいた。

「ああマルティナ君は何処にいても可愛いな」と言ったら恥ずかしながらありがとうと彼女は言ってくれた。

確認の為に聞く「今って神歴何年だっけ?」


お寝坊な私の王子様そんなの決まってるわ神歴1562年でしょ


そうだよなそうあんなのは夢だ俺はキャスレイ=リーン聖進王国の王太子で彼女はマルティナ=ルーン、ルーン公爵家の一人娘で俺の許嫁でこの国を一緒に支える大切な恋人だ。


その時静かだが凜とした鐘の音が聞こえてきた、彼女は言うほら早く行かなきゃ午後の授業に遅刻しちゃうわよと言って俺の背中を押す、今日は何の授業だっけ。ああまるで夢を見てる見たいだ。そこからは光陰矢の如し20歳の時に父上が隠居し上皇様となり教皇猊下から祝福と正式に国王と認められた。

「皆私がまだ若造で心配だろうが安心した前私には知恵ある王后と長年王国を支えてくれている宰相である枢機卿グリム殿2人の知恵者がいる、後は私と言う若木で出来ている舵、また将来有望な官僚諸君皆で人類種の繁栄を描いていこうではないか」


しかし懸念材料はいくつか合った勇者や聖人の武勲や命令は教皇猊下しか出来なかった。私は国内の問題しか扱えず、また市民からは亜人種の脅威がありそこもまた悩みの種だった。諸外国との融和も長年かけてきたがそれも宗教的な物で繋がっているので結局仮想敵国として扱わなきゃいけなかった。

「グリム殿教皇猊下との面会はまた無理なのですか?」


「猊下も私よりお年を召している方ですので中々自由に体を動かせないのですよ、問題事態は猊下も解っていますので、この際どうでしょう私の娘マリナを陛下の第ニ夫人として縁戚を結び宗教的に繋がりを結ぶのはそうしたら猊下も面会を断るのを躊躇するのではないでしょうか?」


「なるほどその手があるか確か貴方も教皇猊下とは縁戚だったな、やはり私には貴方の様な知恵者が必要不可欠だ」


その辺の年代で私とマルティナに男子の子供が出来て、マリナ殿を第ニ夫人に迎えた。


その辺から教皇猊下とも頻繁に会える様になって来たがどうしても猊下との面会は夢幻(ゆめまぼろし)の如く靄がかかっていて不安になったがその時はマルティナやマリナとの夜の営みが私を助けてくれた。


30歳辺りに貧民や奴隷が亜人種と共謀して無辜の民を襲う事件が乱立していった。初めは勇者を一人、二人と派遣すれば解決して行ったが途中から派遣した勇者や聖人達が反旗を翻し亜人種を守る様になって来た。


「何故だ聖進教に反する者達ばかり出てくる、更には勇者達さえ心変わりしてしまう、まさか彼らは洗脳されてしまっているのか」


「国王陛下殿ならば簡単ではないかな?彼らは背信者ニンゲンではない、この際彼らをまとめて虐殺するのは?無論裏切り者の勇者達は私が直々に出向き洗脳を解いて回ろう」


教皇猊下に会いに行き助言をもらった、正に青天の霹靂であった、そう私は支配者人類種の頂点に立つ者、それにココで彼らをなんとかしなければ私の家族にも被害が出るかもしれない、その時にはマルティナは1男2女、マリナ殿とは2女をもうけていた。


人類種に刃を向けたたらば彼らは犬畜生なのだ、そんな奴らに私の可愛い娘たちに被害に合わせるのは駄目だ。


私はその日焦りで虐殺を決めた、私自身を生贄にして聖王国と家族を守る為に。猊下は広域魔法で勇者達を説得してもらい市民革命軍から離脱する様に事にして、和平の合意の為に私だけが市民革命軍の中心に向かい、そこで私自身のこの後生きるだろう寿命自体を核に爆発の魔法を体に仕込んだ。


そしてレミル湖で私を含め市民革命軍約五万人が亡くなった。

*************

歴史書によればレミル湖の虐殺が無ければ革命は成功し亜人と人類種は手に手にとっていただろう、今は完全にお互いが疑心暗鬼になっている。

特に気になるのはその時代の勇者達だ虐殺を何時の間にか逃れた彼らは反亜人の旗となり教皇の命じるまま命を消費して言った。また残った聖王国は各国に特権階級の保持を命じ、聖進教会と王族、貴族の力をつけていった。


今日(こんにち)では富める者はより富める様に、貧しき者はより貧しくなる様にと歪な関係になっている。



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