表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神々と勇者達は狂乱に舞う  作者: ボロニアル
凶兆の勇者の章
10/24

聖女の心得

一緒に旅をすれば僅かな時間で仲間となる

結局あの後オアシスで草木が茂った所で三人で寝た、本当はテントがあったが一人用なので無理に使えなかった。


そして朝食を取り(保存が効く陣中食とオアシスの水)三人で獣人の里に行く事になった。オアシスの上流の北に向かい、少しずつ岩石が目立ってくる地盤に近づいて来た、更に進むと草花が茂る草原に出て鹿やウサギ等の草食動物が目立ってきた。


コレで水と食料が確保出来る様になった、人は何かを奪って生きていく獣の名前である、だからこそ己以外に絆を抱き愛を紡いで行く事が出来る。


旅の道中はキャス君とマルティナと色々話をした。まず始めに聖女、勇者として薫陶を教えた。それから聖進教会の間違いを、理想としてこの世界の人と人外との融和等を。


逆にキャス君はルイ達からの理不尽の暴行等やマルティナとの魂での話し合い、龍山山脈での紅葉等の美しい物を(龍山山脈とココ辺境では神秘の違いで見える季節さえ違う)


マルティナは私に勇者って役立たずだと言い、私はぐうの音も出なかった。が夜の火の番になるとノソノソと起きて来て素早く私の唇を奪ってきた、不意打ちであり、また悪意が無かったのでなすがまま彼女を受け入れた。

何時かの時の様に私を挑発してくる。


「ねぇどう気持ち良いかしら、私のテクニッにかかったら貴方なんて初心な小娘でしかないわ」


「いいえ、可愛いマルティナこれには理由があるんでしょ、貴方が納得出来るまで凌辱しなさい」

その私の態度を見てマルティナは逆ギレしてきた、まるで怒って欲しい様に。

「なんで怒らないの?前の私を嫌っていた癖に、今の私は軽蔑してくれないの、ねぇ怒ってその剣で私を刺し殺してよ」


「そんな事やったらキャス君に殺されるでしょうね、私まだ死にたくないので」


そうしてマルティナは泣き始めた。


「夢を見るの私が妄執の女の視点で家族を破滅させる夢を父親に全財産寄進させて、母親を娼館に売り飛ばして、娘を私の性のテクニックで依存させて狂信者に仕立て上げて拷問人にして、息子が父親を殺す様に仕立て上げて、悦楽に微笑む夢を、他にもいっぱい人間を堕落させてきた、私だけじゃなく今まであの女に乗っ取られて来た女性全ての夢を一晩で何回も圧縮されて流れてくるの、私だけ幸せになって良いのかって自問自答するの」


ああやっぱりこの子は優しいんだ


「幸せになって良いですよ、貴方は誰よりも幸せになってそして胸を張って死ぬんです、それがアレに対しての一番の復讐になるのですから、キャス君には黙っていますから私に甘えて良いんです、良く頑張りましたね」

母親が娘に寝かしつける様に彼女を膝枕に導き頭を撫でて背中を擦り子守唄を歌ってあげた。

草原を歩いていると少しずつ傾斜がつき初め、草花の中に木が目立ち初め、周りに森が生い茂って来た


結局私だけなら2日の道程だったが旅の仲間と語り合う内に5日かかってしまった。けれど私は今まで独りだったのを悔やんだ、それほどこの旅は心強く楽しかった。


そうして私達は森の守りビトと出会った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ