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最悪の会話
「なんで・・・」
「真夏。
アンタの可愛いねーちゃんから聞いた」
真夏??
どうして彼方と真夏が?
「俺ら、付き合ってんの」
「え?」
「いつまでも待ってるわけないじゃん」
「・・・っ別にそんな・・・」
「真夏さぁ・・・雹牙のこと好きらしいよ」
「・・・・・・・へ?」
真夏が?
雹牙を?
私の彼氏の?
“サイテーだよ、小夏”
あの日言った真夏の言葉の意味が、やっとわかった。
そういうことか・・・。
「それでも」
でも
「別れる気、ないから」
だって好きなんだもん。
「へー・・・」
どうでもよさそうな彼方。
「彼方は・・・どうしてここに?」
「デート。
もちろん、真夏待ち」
「そっか」
“俺、お前のこと好き!!”
あの日の彼方は、感情的だったね。
いっつも無表情だったから、凄く嬉しかった。
けど。
「傷・・・どう?」
「おかげさまで完治しました」
「そう・・・良かった」
「良かった?」
彼方が繰り返す。
「傷が治りゃ、あとはどーでもいいんだ」
「そ、そんなこと、」
「あの日もそうだったな」
「・・・」
「じゃあな」
彼方は振り返らずに、去って行った。




