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初めて
「・・・っ、小夏!」
「はいっ!!」
いけない!
「どしたの?ぼーっとして」
「い、いやぁ、そのぉ」
「??」
不思議そうに目をパチクリさせる雹牙。
また、友人達の言葉が頭に響く。
“ちゃーんとしないと、浮気されるよっ!”
“下着は可愛いの選んでよ?
でも、気合入れすぎは注意!!”
“声は押し漏れる感じで!”
これは・・・アレだよね?
アレだよアレ!!
え・・・っ。
「小夏?おい、大丈夫か??」
私にどんどん顔を近づけてくる雹牙。
「だ、だ、だいじょーぶっ!!」
私は大慌てで、何故か分からないけど、テーブルクロスを引っ張ってしまった。
急にやったため、上にあったコップが倒れそうになった。
「うわっと!」
さすが雹牙。
持前の反射神経で、コップを手しにた。
そんな時。
当然の如く、体勢の悪かった雹牙は私に覆いかぶさるようにして倒れた。
コップはそのまま雹牙が床に置いた。
「あの・・・ひょーが??」
私の上から動く気配もなく、雹牙は私を熱っぽく見つめる。
「好きだ」
突然言われた。
「っ・・・!
私も・・・」
何とか答えられた。
すると雹牙は、ふっと笑い、私の首元に顔を埋めた。
「ひょ、雹牙?!」
「小夏・・・ごめん。
今日だけで良いから・・・」
子犬みたいに私を上目遣いに見る雹牙。
か、可愛い!!
「だめ?」
「ううん・・・」
無邪気に笑った雹牙に、私は身を委ねた。




