2章 キャラクター紹介
2章は完結にしました。それにあたり2章の副題も変更しました。
・アレット
主人公。泥船で謎の島から脱出しようやく人間社会に接触できた半人半魚の少年。本来は島で出会った二人とは一緒にいる理由がないので別れるつもりだったが、別れる理由もないため説得され今後も一緒に行動することにした。人間関係が淡泊すぎである。
今章では風の都トルシスで冒険者として活動し始めた。冒険者に登録したのはお金を稼ぐ手段としてだが、新米冒険者らしいこともしておきたいという軽い理由でゴブリン狩りに出たところ、最終的に変位種のゴブリンクイーンを発見してしまった。
ソフィアとモアナは、自分が当然のように持っている「自分にできないことはできる人に任せる」「自分がする必要のないことはしない」という社会的な考えを持っておらず、全て自分たちで行うという考えしか持っていないことに驚愕することになった。
アレットは冷めているともいえる現実をありのままに捉えるため人物である。パーティーメンバーを見捨てることにためらいはないが、考えが違うというだけで見捨てることは間違いだと判断し自分から歩み寄ったところ分かりあうことができた。
二人は理解できない考えの持ち主ではなく、まだ人生経験が歪であり、言い換えれば子供なだけだと知り保護者の目線で接することにした。同い年なのだが。
トルシスには世界最強とも謳われ千の時を生きるハイエルフが居ると知り、自分の夢である故郷の船の復興の助けとなる知識が手に入らないか。ついでに稽古つけても欲しいなと尋ねたところ、意外なことに全て受け入れてくれた。世界最強とはどの程度なのかと一当てする軽い気持ちで挑むが完膚なきまでに叩きのめされ、切り札である島に居た英霊をその身に降ろす【英霊化】も使用するが返り討ちにされ世界の広さを知ることになった。
因みに切り札はもう一つ、アレットの故郷である十万年続いた信仰と研究の船から押し付けられた兵器があるが、壊れたら今のアレットでは修復できないため使用しなかった。
・ソフィア
エルフの少女。八歳なので幼女かもしれない。幼少期は女性のほうが速く成長するのかアレットよりも身長がやや高い。エルフらしく風の魔術と、エルフらしくない火の魔術を使う。
奴隷狩りにつかまる前は人間社会で商人の子供として生活していたので人間社会の一般常識を覚えており、三人の中で一番常識的に知識がある。
もともとモアナを守るべき妹のように思っていたが、当のモアナは何故か自分のほうが姉と思っていたことが判明し軽く喧嘩になった。が、お互いに何年も一緒にいたので仲が良く一日別行動しただけで元通りになった。
一日別行動した際に以前からの夢だった普通の女の子らしくお買い物や甘いスイーツの食べ歩きをしたが、何事も一人だとつまらないことを学んだ。
過去に奴隷狩りや迫害にあった経験から戦闘能力を重視しており、ヘレナに挑むことにも参加した。その際は全力で挑むために自分の切り札である風と火を混ぜ合わせた爆発の魔術を使用したが、全く歯が立たなかった。
しかしもともと自分の上位種族に勝てるとは思っていなかったので、あまり落ち込んではいない。
・モアナ
猫系獣人種の少女。八歳なので幼女かもしれない。幼年期の栄養失調のせいで背が低い。獣人らしく自分の肉体を武器にする。猫系獣人種らしく気配を殺し音もなく急所に一撃を加える戦い方をする暗殺系幼女。
生まれた時からある国の裏組織にいたため一般常識が皆無。お金を稼ぐ方法も知らないが、アレットが指示とご飯をくれるので当面は付いていくつもり。
ソフィアのことは妹だと認識していたという驚愕の事実が判明した。身の回りのすべてをソフィアに任せ自分は食っちゃ寝をしているのになぜだろう。モアナが獣人種で戦闘能力のみで上下関係を決め、ソフィアも人生の経験から戦闘能力を重視しているからかもしれない。
ソフィアとモアナが戦えばモアナが勝つが、それは単にモアナは瞬時に武技を発動できるがソフィアは魔術を発動するのに詠唱というための時間があるためである。
ヘレナに挑んだ際は真っ当に戦い当然のように敗北した。自分のアイデンティティである戦闘で手も足も出なかったことにだいぶ落ち込んだ。
・ラナイ
風の都トルシスの新米門番、アレット達がトルシスに到着したときに担当していた。アレット達が街の外でヘレナと戦っていたのを目撃し子供でも大人より強い人物がいると知ったが、それでも子供なら危険なことはしないでほしいと思っている。
・ヤークム
冒険者ギルドトルシス支部支部長。もとはB級冒険者であり単独でドラゴンを倒せる程度には強かったが、引退し冒険者ギルドを運営する側になった。
冒険者時代の経験からアレット達は実力が十分にありかつ人格も良好と判断し例外的に冒険者等級の昇進試験を実施させた。本来は冒険者ギルドの依頼を十分な数達成することが条件。
現役時代とは違い書類仕事の毎日だが、近くに危険な魔境の対処法が確立しているため優雅に美術品を鑑賞する豊かな生活を送っていたが、大量のゴブリンが発生したため冒険者ギルドと依頼を出す貴族との間で軋轢が生まれないよう交渉をしていた。
・リリアーヌ
三十歳の人種の独身女性。妖艶な雰囲気を放つ魔女の様な女性。アレット達の昇格試験を担当した。
もとはヤークムと同じパーティーを組んでいたB級冒険者だったが、解散を機に冒険者ギルドの職員に就職。魔術の研究をする毎日と稀に強大な魔物討伐をしている。
冒険者の女性は二十歳前後で結婚を機に引退することが普通とされているが、リリアーヌは出会いがなく失敗。ヤークムとは父親と娘のような関係だった。
行き遅れをこじらせて男性を幼少期から自分に懐かせて収穫する方針に切り替えたが、面倒見の良さが災いしこれまたすべて失敗。トルシスでは新米冒険者に積極的に声をかけ冒険者の心得から異性とのセッティングまで世話してくれるおせっかいなおばさんと認識されている。
・ヘレナ
千の時を生きるハイエルフ。この千とは長い時の比喩ではなく、本当に千年生きている。
世界最強にして世界唯一のハイエルフ、世界で最も高名な賢者、世界を育てた女傑などなど彼女をたたえる声は非常に多く、ヘレナを主役として演劇や銅像は世界中にある。
千年前の戦争の後は自分の使命を指導者と定めたが、厳しすぎる鬼教官としても有名。間に五人くらい挟まないと真っ当な人間は廃人になるらしい。
現在は冒険者ギルドの創設者としての名前が最も有名。
日曜更新にするために、次の週は休むかもしれない。




