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さあ大変だ、さあ大変だ、御鳥様が逃げて行く

世界史も無事終わった。

次は技術家庭だ、2時間、また寒いなか外さよ。

メファシェハは今日は男女別な家庭科だ。

無理から、前半ラストで姉ちゃんと同じクラスだ。

今日は外で、草木染めの染料にする桜やら梅やらの小さい枝を集めるんだとさ。

メファシェハ達みたいに、防寒に上からジャージ羽織るだけは楽でいいなぁ。

僕は、あ〜着替えんとな。

更衣室では目立たず素早く。

着替え終了。

向かうのは、プール脇の学校菜園だ。

A班、B班、C班に別れて、堆肥造りだ。

コマッちゃんとか僕らは、ラッキーにも落ち葉集めのB班だった。

アッくんなんかは畑の穴堀のA班だった。

C班は飼育園の動物のフン集めだから、タオルとマスクとゴーグルで完全武装なもんだから、誰が誰だかわからない。

グラウンドでは、タケッちゃんやハッシーやワダマサなんが体育でサッカーの授業だ。

飼育園横の体育館では女子がダンスだ。

僕は熊手。

アッくんは移植鏝。

コマッちゃんはでっかい籠……にかい。

担当のおっさん先生の授業説明が終わったら持ち場にゴー!

一応、水筒入れたポーチも持ってきた。

「俺ホットココア」

竹ぼうき引きずりながら、豪ちゃん、もう水筒の中身飲んどる。

「やっぱり定番は、ホット経口補水液だろ」

コマッちゃんはおかしいと思う。

僕はあったか麦茶だ。

落ち葉集め、落ち葉集め。

集まったらコマッちゃんの籠に入れる。

いっぱいんなったらコマッちゃんがアッくん達んトコに持って行くって空ける。

これの繰り返し。

おう、わんわだ。

こないだはとばっちりだったな……って、またカラスに吠えてるよ。

「ヤバいこぼれる、豪、手伝ってくれ」

「わりいこれ持ってて、押さえる押さえる」

僕に水筒渡して豪ちゃん手伝いに走って行った。

んで、僕は落ち葉集め落ち葉集め。

しばらくすると集めた落ち葉かこんもりと。

「おまたせ」

コマッちゃんと豪ちゃん帰還だ。

「うあ!」

「ぎゃ!」

なんじゃい?

誰の声だい?

みんなで校庭を覗いてみる。

なにこれ!

御鳥様大行進!

ニワトリからアヒルから孔雀から、飛ばない&飛べない御鳥様が飼育園から校庭にいっぱいだ!

技術教師も体育教師も、ワダマサやハッシー達も、タケッちゃんやアッくん達も、鳥を追っかけてる。

でっかい籠放り出して、コマッちゃんと豪ちゃんも走り出した。

この籠、使えるんじゃね?

あ、校門側の桜並木の方からも人だ。

梅やら桜やらの枝を集めてた、姉ちゃんやメファシェハ達も、家庭科教師と一緒に鳥を捕まえるのに参戦だ。

「捕まえるのでなくて、飼育園に追い込むの!危ないと思ったらにげるのよ!」

家庭科教師が叫んでる。

体育館からもジャージ女が集団で出てきた。

「遠巻きにね!足の爪でひっかかれたり、くちばしでつつかれないように注意して!」

女体育教師も参戦かい。

家庭科教師と女体育教師が校門から鳥が道路に出ないように校門の封鎖に走る。

やっと校舎からも、校長やらジィさん教師やらかなりの人数が走り出して来たよ。

事務所のお姉さんや保健医もいる。

あ、ワダマサが孔雀追っかけてこっち来る。

このでっかい籠横にして置いたら走り込まねえか?

横にすり抜けられたら困るな。

わんわの小屋の方まで引っ張れば、狭いからなんとか成るかも。

「タカッチ、ナイス」

セッティング終了とワダマサと孔雀が籠に走り込んで来るのがピッタリ!

が、僕じゃ籠がひっくり返せなかった!

孔雀重みぃんだよ!

孔雀反転。

ワダマサ突っ込む。

わんわ吠える。

孔雀がワダマサにつっこんだ。

男としてそこはダメだろう!

ワダマサ平気か!

えっ!

何だこりゃ!

ワダマサが!

ワダマサが!

上だけ顔だしの孔雀の着ぐるみ被ってる!?

すんごいおマヌー。

けど気がつくと周り暗い、見上げると、井戸の底から撮った写真見たくポッちり青空。

これはアンドラスハッシーん時とまんまおんなじだ!

メファシェハ!

<呼べ>

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