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ミントVSミネヴァ

少なめですが投稿します。


ミントVSミネヴァ


どうなりますやら?

《勇者様ー!!ジャスパー隊長ー!!ワー!!ワー!!》


しかし凄い試合だったな。


未だ興奮覚めやらずといったところか。


しかしミネヴァだけは一人ふて腐れている。


「ミントちゃんと戦いたくなーい!!」


それか!!


確かになぁ。


二人とも修行の組手はしているとは言え、戦いとなると剣も魔法もお互い本気で放つ。


相手を怪我させるのは辛いだろう。


ミントも俺も当初の目的はミネヴァの為にマジックローブを手に入れる事だったのだし。


ミネヴァは流れで参戦しただけだ。


二人供、決勝進出したとなると、当初の目的は果たしたのだ。


これ以上は俺達三人からすると蛇足の戦いになる。


「僕が棄権しようか?」


「いや!!それはマズイ!!暴動が起こるぞ!!」


ここまで盛り上がっている大会の中で決勝で棄権となると女王が許しても観客が許さないだろう。


《ワー!!キャー!!》


よし!!俺に考えがある!!


ミントとミネヴァを呼び寄せ策を授ける。


《ワー!!ワー!!キャー!!》


しかし五月蝿いな。


相談が出来ないじゃないか。


《ドーン!!キャー!!》


うん?


なんだか様子がおかしいぞ?


《ドーン!!ドーン!!グワオオオオ!!》


おいおい。観客席にドラゴンがいるぞ。


誰だ。観客席にワイバーン連れ込んだのは?


ペット持ち込み禁止だ…ろ…う?


「おい!!魔物に攻められてるぞ!!」


ジャスパーが叫ぶ!!


観客席は阿鼻叫喚に包まれている。


空にはワイバーンの群れが現れ観客席に攻撃をしかけている。


王女や貴族のいるであろう観覧席では白銀鎧の者と黒鎧の者達が魔物の侵入を阻もうと剣を振るっている。


白髪の隊長らしき者が大声で指示を出している。


あれが白銀騎士団隊長の白狼(ハクロウ)であろうか?


「おい!!シャレにならねぇぞ!!」


ジャスパーは副隊長のシドに声をかけ、選手控え室を飛び出していく。


俺達はどうすべきか…。


王族を守る?いや。そこまでする義理はない。


観客を守る?申し訳ないが……義理もない。


ミントがやるというならやる。


それは俺がミントの味方だからだ。


人間とオーク村の理解は深めようとしているのは確かだが、魔物が100%悪だと思っているわけではない。


俺は暫し控え室から空を見上げていた。



「おやおや。こんなところでエルフに再開するとは」


闘技場に見覚えのある姿がある。


ヴェネチアンマスクのあの男だ!!


闘技場四隅に目をやると結界空間を作っていた結界師は既に事切れているようだ。


俺はレイピアに手をかける。


俺とヴェネチアンマスクの殺気が空間を支配していく。


あの時の借りを返すチャンスである!!


飛び出そうと大地に足を踏み込んだ瞬間だった。


「ブラッド!!?」


は?ロンベール?知り合いなのか?


仮面の男はロンベールに視線を送る。


「おや?懐かしい顔がありますね?」


「やはりブラッドなのか!!?俺達を助けに来てくれたのか?」


いやいや。敵だろう。


いきなり現れて…いや。いきなり来たからか。


仮面の男が俺を襲った事はロンベールもガーネットも知らないはずだし。



「ロンベール…相変わらず人を疑う事を知りませんね」


仮面の男は肩を竦めて苦笑いを浮かべた。


《覚悟!!》


突如、観客席から飛び降りてきた白銀鎧の騎士がブラッドと呼ばれる男にロングソードを振り下ろす。


「馬鹿が…」


ロングソードをフワリと躱し兜の隙間にレイピアを突き刺す。


「騎士道か何か知らぬが着実に殺するなら無音で忍び寄らねばね」


ブラッドはニヤリと笑う。


その姿を見てロンベールはやっと理解出来たようだ。


「やっと…やっと会えたのに!!」


肩を落とすロンベール。


「おい!!肩を落としている場合か!!知り合いか何か知らないが、殺意を持つ相手が目の前にいるんだぞ」


「あいつは…ブラッドは…」


「誰だ!!?知り合いか!!?しっかり立て!!」


俺はロンベールの腕を引っ張り立たせる。


「あいつは…幼馴染みで俺達村の誇りの…元勇者なんでさ」


幼馴染み!?


ヴェネチアンマスクを被っているから全ての顔が見えているワケではないが、若すぎるだろう?


ロンベールやガーネットと幼馴染みという話に無理がある。


それを聞いたミントが驚いた顔で振り向く。


「ロンベール!!もしやブラッドはイズンのリンゴを食べたわけではあるまいな!!?」


「イズンのリンゴですかい?なんスかそれ?」


俺も同じように聞き直す。


イズンのリンゴとはなんだ?


「では問いを変えるぞ。ブラッドは一人で王女に呼ばれたか?」


「へい。それは確かに…」


「やはりか…」


やはりとはなんだ?


ミントが話を続ける。


「イズンのリンゴを食べたとなると不老不死になる。倒したと思っても油断するな!!」


不老不死?そんな存在がいるのか?


「相談は済みましたか?」


ブラッドが殺気を容赦なくぶつけてくる。


その殺気に堪えかねたようにアンバーがドラゴンスレイヤーを振りかぶり一人ブラッドに突撃をしていった。


アンバーはドラゴンスレイヤーを振り下ろす事もできず、レイピアで蜂の巣にされていく。


巨漢のアンバーが糸の切れた人形のように崩れ落ちる。


あれだけドラゴンの攻撃を耐え続けた男が一瞬の内に屠られたのである。


不老不死の…元…勇者。


俺は黒い違和感を覚えながらミントの姿を見た。

期待を裏切れましたでしょうか?


防具は《ぬののふく》ですが、ここから急展開していきます。



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