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予選

この回は勢いで書いていました

主役がちょっとナーバスになっていますがどうですか?

「おはよー」


「旦那ー!!おはようございます」


今日は闘技大会だというのに俺達は早朝から大忙しである



本日の出荷量は普段の倍なのだ。


前日から収穫してしまう手も考えたのだが、やはり朝採れに勝るものはないだろう


それにユグドラシルの闘技大会、に出店する焼きもろこし用と聞けば力も入るというものだ。



闘技大会となれば、王都ユグドラシルだけでなく、衛星都市からも人が集まるらしい


オーク産トウモロコシのファンを増やすチャンスなのである。


村中の老若男女総出で収穫に精を出す



しかしミントには驚いた。


王都に家があるハズなのだが、俺達と一緒にオーク村に帰ってきたのである


よほどオーク村の居心地が良いのであろうか?


まぁ俺からしたら助かる


修行の相手もしてもらえるし、なによりミントがいるとミネヴァが明るい



あれはもう親友だな


今も二人でトウモロコシにかぶり付いている


うん。いやいや手伝おう


出荷してこうぜ


トウモロコシを木箱に詰めて荷車に積んでいく


今日は大量出荷の為に、荷車も倍である


積み込まれたトウモロコシを見るだけでも背筋が伸びる


最初は村の中だけで消費していたトウモロコシが人間の世界で好評を経て、ついにこんなに大量出荷出来るようになったのだ。


俺は感動で目を潤ませる


当初の上異種を乗っ取っていく計画が中断してしまっているが、今は気にしない


美女二人とも過ごすのは楽し…いや。


村を育てていくのは楽しいものである。



それに村人のオーク達が本当にいいヤツ達なのだ。


できれば全員をエルフに戻してやりたいと思う


まだ仮面の男との件が片付いていないからエルフに戻さないのだけど。


「さぁ旦那。出発しましょう!!」

「ああ」


牛達が鳴き声を出しながら荷車を引っ張っていく。


俺はしっかり頼むぞと牛の背を撫でる


大会に向けあれからミントに修行をつけてもらったけど、自分が強くなったのかわからない


新しい特技も覚えなかったし


やはり最大のライバルはミントであろう。


それよりロンベールは大丈夫なのだろうか?


いつも通りの服装だし


もしかしたら、ロンベールの背中にはチャックが付いていて中から屈強な男が出てくるのだろうか?


金に目が眩んだとはいえ、棄権するとも言わないし、本当に大会に出るつもりなのだろうか?


命は大切にしてもらいたいものである。


ロンベールの無事を祈っている間に王都ユグドラシルに到着した


城門を潜ると、早朝から各店の従業員だろうか


忙しなく働いている


俺たちも急いでアンバーの元へトウモロコシを届けにいく


アンバーも今日の仕込みで忙しそうだ


ひとことふたこと交わし俺達は闘技場に向かう


「ジェード様!!頑張ってくださいね!!」



そのひとことで力が沸いてくる

俺は拳を掲げ笑顔で応えた


闘技場に着くと出場選手が並んでいた…が。


意外と少ない


50人に満たないのではないか?

お祭りの割りには…


いや。観客は間違いなく多いのだが出場選手が少なすぎる


結局のところ、ほぼ毎年白銀か黒曜の隊長が優勝を拐ってしまう弊害だという事らしいのだ。

まあそれが俺のやる気を刺激してしまった


隔年で隊長が大会に出場し、尚且つ出場しない隊長が2部隊を率いるとか


確かに利に叶ってはいるが、本音は隊長二人を出場したらどちらかが怪我をするという老婆心と、もうひとつは、一人出れば優勝は間違いないと思っているのであろう。


(舐めすぎだ…)


俺はかなりカチンときている。


いつもは柔和な優男だが、大会を開いておきながらの出来レースだとか、世の中の大人が許しても俺が許さない


出来レースなら出来レースで怪我人出すなと言いたい


力を誇示するなら身内で楽しんでいれば良いのだ


ヤバ…


漏れた魔力で、出場選手の何人か振り向かせてしまった


とはいえ、俺の魔力に気づくくらいなのだから、やはり強者が揃っているのだろう。


受付を済ませて地下闘技場に入り説明を受ける


モノトーンメイクのピエロが大会の司会者のようだ


「勇気ある者達よ!!よく参加を決意した!!今から予選を行う!!8組に別れてバトルロワイヤルだ!!」


「バトルロワイヤル?」


「王族に見苦しい試合は見せられませんので。なお予選でルールはありません。相手を行動不能にするのみ」


まさか一気に人を減らす気なのか?


「今から組み合わせを発表します!!第1組ジェード!!ライト!!カリブ!!○○!!…○…!!尚!!勝利者は奥の扉から外に出てください!!なお…他組のバトルは公平を期すためにご覧になれません!!」


さっそくの出番である


鉄格子を潜り地下闘技場で対峙する


(まぁいい。今回は手っ取り早く一芝居打つか…)



俺はグラビディを発動した鞭を出し対戦相手達に問う


「引くか?引かぬか?引かねば…覚悟せよ」



俺の強烈な殺気で皆、動きが止まる


グラビディを発動した鞭を地面に叩きつけて試合は終わった



良かった


怪我人は出さなくて済んだ。


できれば怪我人はあまり出したくない。


そして俺は予選突破控え室で待つ。


2番手に現れたのはミネヴァ


次はミント


皆無傷だ。

さすがである


四人目が黒曜騎士団の副官のシドという赤い髪をした男


次が黒曜騎士団ジャスパー


六人目が傭兵シェル


次が全大会準優勝のアゲード


酒が入ってないと割合紳士に見える男である


そしてラスト八人目が


…まさかのロンベール


「ロンベール!!」


「旦那!!なんか突破できました!!」


やっぱりロンベールの背中にはチャックが付いていて中から屈強な男が出てくるの仕組みなのだろうか?


「さぁ 今から王族 貴族 公爵の前であなた方の戦いを披露していただきます 血沸き肉踊る戦いをよろしくお願いいたします!!」


王族貴族の前?


なんだろう?


自分から大会に参加しておきながら、なぜかこの国…いや王都にはなんとなく違和感を感じている



そしてモノトーンピエロが本戦トーナメントの抽選を行うのであった

御意見御感想ありましたらよろしくお願いいたします

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