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歯車都市クロノギア 〜管理された世界で“自由”に目覚めた俺は、世界の外側を壊す〜  作者: HATENA 
第2章:壊れた世界

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第7話「侵入者」

風が止まる。


空間が歪む。


白い光の中から現れる少女。


「対象確認」


「レイ・アストラ」


「逸脱レベル:最大」


レイは舌打ちする。


「追ってくるとか、しつこすぎだろ……!」


男は前に出る。


「当たり前だ」


「ここに来た時点で、お前は“完全な異常”だ」


少女の視線が動く。


「追加対象確認」


「識別コード:不明」


「危険度:最高」


男が笑う。


「光栄だな」


少女が手を上げる。


「排除プロトコル開始」


その瞬間。


空間が凍る。


レイの体が動かなくなる。


「くっ……!」


だが。


男は普通に動いている。


「だから言っただろ」


「ここじゃ俺の方が上だ」


男が一歩踏み込む。


次の瞬間。


空間が割れた。


ガラスのように。


「なっ——!?」


少女の表情が初めて変わる。


「異常……確認」


男は言う。


「ここは“自由系統”だ」


「ルールは存在しない」


「だから——」


拳を握る。


「ぶっ壊せる」


振り抜く。


衝撃。


少女の体が吹き飛ぶ。


「……は?」


レイは呆然とする。


「そんなこと……」


「できるんだよ」


男は振り返る。


「ここではな」


レイは理解する。


この場所は。


「……何でもありかよ」


男は首を振る。


「違う」


「“何も決まってない”だけだ」


その言葉の意味を理解する前に。


少女が立ち上がる。


「再構築完了」


「戦闘継続」


レイの背筋が凍る。


「……壊しても意味ないのかよ」


男は少しだけ笑う。


「あるさ」


「壊し方が足りないだけだ」


そして、静かに言った。


「“存在ごと消せ”」

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