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第16話 六角中2回戦勝利、そして

「これにて2回戦を終了します、一同礼!」

ジャッジの号令に合わせて両校で向かい合い礼を行った。

これで駒場達六角中学校は決勝戦にコマを進め、次の学校に勝利すれば念願の全国コマバト選手権の県代表出場権を手にすることが出来る。


5人は喜びを分かちあう。

「マジに来ちまったな決勝戦!」

「もし次の学校に勝てれば優勝、全国デビューなので!」

「危ない場面は多々あったけど、俺はお前らとチーム組んで闘えて本当に良かったと思っているぜ!」

「もっと強えヤツらとのコマバト勝負が待っていると思うとわくわくするな!」

「ちょ、ちょっと皆、決勝戦なんて相手も強敵なんだから、まだ喜ぶのは早いよ!」


そんなこんなで5人で話していると、後ろから声を掛けられた。

「オイオイ段田じゃないか、久しぶりだなぁ!」

段田はその声の主に気が付くと、表情が明るくなる。

「あれ?征也さんじゃないですか!」

「そっちは元気そうだな、最近公式戦でも顔を見ないしずっと心配してたんだよ」

「ア、アハハ、心配おかけしました」

段田と世間話を始めた男の正体について、天塚は段田に尋ねる。

「段田先輩、そちらの方は?」

「ああ悪い、こちらの方は竜ヶ峰征也さん」

「俺がガキの頃県代表に3度選ばれたことのある、県内同世代だと最強クラスのコマバトラーだ」

「「「け、県内最強ー!?」」」

最強クラスのコマバトラーの登場に後輩4人は驚きを隠せない。

「そして征也さんをリーダーに据えた最強クラスのコマバトラーが集まった学校が、決勝戦で闘う飯鳩中学校だぜ」

「えーっ、県内最強クラスと一発勝負で対戦ー!?」

「勝てる気がしねぇぜ!」

「おいおい、後輩達にプレッシャーを掛けるんじゃないよ」

「スイマセン…」

「しかしこんなに後輩に頼られるとは、段田のコマバト愛と指導の賜物だな!」

「アハハ、えぇまあ…」

「お互い叶えたい夢を持つ者同士、手加減は無しだ、試合場で会おう!」

竜ヶ峰は去っていった。

「すげービシッとした雰囲気の先輩だったな」

「コマバトが強くなると人格も良くなるので?」

「自分で反証できるだろそれ」

「県内最強クラスか、最後の相手にふさわしいぜ!」


(第16話 終)

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