第10話 六角中1回戦勝利、そして
「これにて1回戦を終了します、一同礼!」
ジャッジの号令に合わせて両校で向かい合い礼を行った。
これで駒場達六角中学校は2回戦にコマを進めるために残り、鉄鉱中学校は会場を去らなければならない。
深海が菜蔵に別れの挨拶をする。
「…絶対…勝ってね」
「おうよ、気持ちも晴れたし、こっから先は破竹の勢いよ!」
駒場が要に別れの挨拶をする。
「また会おうな、今度闘うときは別の面白いデッキ見せてくれよな!」
「ご武運をお祈りいたしますわ」
青島が乃関に食い下がる。
「こ、今度、今度あった時には絶対勝って見せますので!」
「絶対にがっかりさせないので!」
「うや〜、分かったからいい加減解放して欲しいのねぇ〜」
段田が大玉に手を合わせて謝罪する。
「ごめんな、あんたも折角の大舞台で派手な戦術を見せたかっただろうに」
「いいっていいって、祭りは何処でも出来るんだから!全国に見せてやんなよ!あんたの大花火!」
「オフッ」
大玉に突然背中を叩かれ、段田は悶絶してしまう。
「ウォォォォン!」
「あの〜…」
天塚の目の前で開が号泣している。
さすがの天塚も引き気味である。
「今回はぁ、たまたま負けてやっただけなんだからぁ、絶対全国行けよこの野郎!2回戦で敗退とかしたら絶対許さないからなこの野郎!」
「分かったから分かったから!弁明したいのか激励したいのかどっちかにして!?」
和やかな雰囲気の彼等を見ている集団がいた。
次に六角中学校が対戦する割当中学校の面々である。
「途中から観戦しておりましたが、彼等甘いですね、コマバト勝負の練度が」
「フィールドに手を付けないとか、ナメコの入っていない味噌汁くらい味気ないでしゅ」
「私たちの強さ、よっく噛みしめるといいでちゅわ!」
「見せてやろう、割当中のフィールド操作の性能というものを!」
「あんな片田舎の中学校なぞ相手にならん、我らの相手は全国じゃ!」
波乱の2回戦が幕を開けようとしていた!
(第10話 終)
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