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0 4ーAfter School now

遅くなってすみません、、、

それでは本編どうぞ。

「では今日のところはこれまで。明日から通常授業が始まるからな」

初日だから授業がないとはいえ松下先生の無駄に長い話は疲れるなあ。

クラスメイトも解放されて帰り支度を始めた。けど……

『先生方にお知らせします。ただいまより、緊急職員会議を行いますので至急、職員室までお戻りください。また全校生徒は各自教室に戻り、指示があるまで下校しないでください」

校内放送がかかる。さすがに初日から無視して帰るわけにいかないだろう。

「うーむ、いいか? 指示があるまで教室から出るなよ」

松下先生もそう言って職員室に行く。

でもどうしようかな、今日転校してきたからまだ友達もいないし……

「よう、音峰、朝はありがとな」

考え事をしていると後ろの席の木暮が話しかけてきてくれた。

「あはは、別に大したことしてないよ」

「しかしさっきの放送なんだろうな、放課後生徒全員残すとかあんまりないだろ」

「そうだよね、せっかく授業なくて早く終わったのに」

「だよな、俺これからバイトあるのに」

話をしていると外からパトカーのサイレンが聞こえてくる。

「何かの事件か?」

そういえば叔父さんが朝早くから出て行ってたような気もする。

『全校生徒にお知らせします。学区内で事件が発生しました。通学路に警察官が動員されています。できるだけ保護者の方と連絡を取り、落ち着いて、速やかに下校してください。警察官の邪魔をせず、寄り道などしないようにしてください。繰り返し、お知らせします……』

「事件!?」

「なになに、どういうこと?」

「ね、見に行こうよ」

放送が流れて教室がざわめき出す。

「これ、放送逆効果だよな。大人しく帰るどころか野次馬増やしてそうだ」

「こういうの聞くと逆に気になるかもね」

「あれ? 木暮って音峰くんと知り合いなの?」

帰り支度しながら木暮と話していると俺の隣の女の子が話に割り込んできた。一緒に碧色カーディガンを着た黒髪の女の子もいる。

「あ、浅野、ああ、朝ちょっと会ってな」

木暮が何故か焦った様子で返答する。

「ま、良いけど、ね、音峰くん、よかったら一緒に帰らない?」

「うん、別に構いませんよ」

転校初日の俺に気を使ってくれてるのだろう

「あー、あたし浅野久美ね、隣の席なのは知ってるでしょ?」

「うん、いくら俺でも忘れませんよ」

「んじゃ、ヨロシク」

「うん、よろしくね、浅野さん」

「で、こっちが間宮硝子ね。 硝子(ガラス)と書いてしょうこと読むの」

「あ、はじめまして、なんか急でごめんね……」

「のぁ、謝んないでよ、あたし失礼な人みたいじゃない。ちょっと話を聞きたいなーってそれだけだってば」

「あ……えーと、浅野……さん」

「ん、木暮も一緒に帰る?」

「いや、そうじゃなくて……これ」

そういって何かを差し出す……

「……申し訳ない! 事故なんだ! バイト代入るまで待って!」

そう思ったら差し出したのはDVD?浅野さんが受け取ると木暮は即座に

「じゃ!」

逃げ帰ろうとする。

「まて、貸したDVDに何をした!」

即座に追いかけて木暮に蹴りを入れる。

某友人が見たら写真を撮っていただろうである見事な蹴りで木暮くんは吹き飛び机にぶつかる。

「なんで!? 信じらんない! ヒビ入ってんじゃん……あたしの舞台版、己物語がぁぁ……」

「俺のも割れそう……つ、机の角が直に……」

「だ、大丈夫?」

って、今日で二度目の災難だ。このことは未来永劫、絶対忘れないだろう……

俺と間宮さんが声をかけてみる。

「だ、大丈夫……ま、まあ、DVDヒビ入れたのは俺だし、仕方ねえよ……」

「いいよ、硝子、音峰くん、木暮なんか放っておいて帰ろ」

女子にはわからない痛みだ。とりあえず浅野と間宮はそのまま木暮を放置した。

まあ、木暮も大丈夫だそうだし、俺も一緒に帰ることにした。



「雨止んだみたいだね」

「最近雨が降ると霧も出るからね」

3人で話しながら校門を出るとなんか他の学校の制服を着た男子が近づいてきた。

「キミさ、硝子だよね。こ、これからどっか、遊びに行かない?」

知り合いなのか?

「え……だ、誰?」

間宮さんは知らないみたいだ。どうやらナンパモドキだろう。

こんな学校の前でナンパなんてどんだけ派手な男なんだ?

「なに、あいつ、どこの学校?」

「よりによって間宮狙いかよ、普通一人の時狙うだろ」

「あ、あのさ、行くの? 行かないの? どっち?」

男が突然切れたように言い出す。なんか、自意識過剰過ぎるのは気のせいか………?

「い、行かない……」

「……ならいい!」

こ、これは俺でもダメなナンパだと思う。なぜなら、彼の言い方がナンパを強制しているようなもんだ。

俺なら、行きませんか?とナンパなら普通に疑問形で言えば良いだけだ。

彼はそのまま走り去っていく。

「あ、あの人、なんの用だったんだろ」

「なんの用って……デートのお誘いでしょ、どうみても」

「え、そうなの?」

間宮さんはなぜ彼が声をかけてきたのかもわからなかったみたいだ。知り合いではないのか。

そうして話しているとこに木暮が自転車を押してくる。

「よう間宮、また悩める男子をフッたのか? まったく罪作りだなあ、おれも去年バッサリ斬られたもんなあ」

木暮は間宮さんに告白したのか?

「それより、おまえら、あんま転校生をいじめんなよ」

「話聞くだけだってば」

それだけ話して木暮は用事があるのか自転車で坂を下っていった。

そのまま俺たちは3人で帰ることにした。


「へえ、音峰君が転校してきた理由って親の都合だったんだ」と下校中に浅野さんが聞いてくる。


「俺はいわゆる"転校生"と書いて"旅人"と読む転校生なんだよ」

「何、その中ニぽいセリフ!」

「いや、だってさ、何回も転校しているんだよ。 自分の転校が旅をしているように見えるんだよ」

「確かに…、好きで転校してきている訳じゃないんだよね…、なんかごめん」

「別にいいよ」

「ここさ、あんまり自慢出来るところないよ。あるとすれば七色山(ひしきやま)にあるよ」

「レアメタルでもとれるの?」

「レアメタル、なにそれ?」

「希少金属の事、ニュースでやってるよ。七色山には松茸がとれるの。」


と間宮さんは答える。


「キショウキンゾク? ありがとう硝子。そうそう、その松茸が採る話で硝子のおじいちゃんが松茸採って2度も新聞に載ったって聞いたよ」

「やめてよ、そんな昔の事。たかが松茸採ったぐらいでそんな事言われても」

と間宮さんは謙遜する。


「別にいいじゃん。こんな寂れた田舎町じゃ、それくらいでも自慢できるよ、てかホントそれしかないくらいだよココ。 他にあるったら赤鬼の里か商店街くらいしかないよ

ここの商店街つったらコンビニとかが空気読んでわざわざ和風にしてて面白いよ」


俺は聞いた。


「赤鬼の里ってなんだ?」

「赤鬼の里ってのはね。木暮のお父さんが店長やっているこんな田舎町にふさわしくないほどでっかいアウトレットモールだよ」

「そのアウトレットモールのテナントの中で木暮がバイトしているのは古本喫茶しているんだって」

へーと俺がつぶやく時に間宮さんが交差点を指差す。

「ねえ、見てあそこの交差点に人が集まっているよ」

確かにあの交差点に人が集まっている………。

その人集りの中に意外な人を見つけた。

スーツ姿の保田さんがいたのであった。

俺は保田さんにこの人集りのことを聞こうとしてている時に三十路後半の人が保田さんに声をかけた。


「オイ、ヤス現場検証は終わったのか?」

「一応、終わりました」といったところで俺が視界に入り

「あ〜、煇くんココ僕達、警察が事件性がないか調査してているから悪いけどココから離れててくれるかな」

「オイ、ヤス一般人入れるなと言っただろうが」

「彼、僕の親戚の子です」

「そうなのか、、、俺は佐久間(さくま) 利賀巳(とがみ)こいつの上司だ。しかし驚いたなお前が親戚を預かれることが出来るなんて」

「やだなあ、僕はいつも仕事に真面目ですよ」

「悪いが、ここは立ち入り禁止なんだ。回り道でもして欲しい」


わかりましたと俺はそんなところでここから立ち去ろうとした。


回り道して帰る時に浅野さんに声をかけられた。

「しかし、驚いたねー君の叔父さんが警察やってたなんて初めて知ったよ。それにしても音峰くんこれから帰ってもなにもすることなかったら赤鬼の里でも行って木暮のトコでも行ってみよう」


確かに家に帰ってもなにすることがない……、あったとしても残り少ない荷解きを終わらせるだけ……。

まあ、暇を潰すつもりで赤鬼の里に行ってみようか。と思い行くと返事をする。


「じゃあ決まりだね! 硝子も行く?」

「私も行く」

「それじゃ家に帰ってから支度してから古本喫茶に行こうか」


と言い、古本喫茶に行こうとまず家に向かうのであった。



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