0 2ーWelcome to HISIKI-SHI
「ここで一年間過ごすのか……」
危なく乗り過ごしてしまうところだった。
無事、七色駅に着き、叔父が来るのを待っているが全然来ないのでゆっくりして行けばよかったなあと思いながら、喉が乾いたからジュースでも買おうと近くのコンビニでも寄って行く。
サイダーをレジに持っていき、会計を済ませようとしたがレジを担当している若い店員に声を掛けられた。
「キミ、高校生みたいだけど見慣れない顔だね」
「都会から今年ここで一年間過ごすんですよ」
「都会から来るとなーんもなくて、びっくりっしょ? 高校ン頃といったらバイトいったり、友達の家で遊んだりで正直退屈するとおもうよ」
それで若い店員はポケットからラップに包まれたリンゴを出してきた。
「うちの家、フルーツ育てているんだよ! よかったら食べてみる?」
ありがとうございますとお礼して会計の済まされたサイダーと一緒持ってコンビニから出ていきちょうど駅の前で立ってる人が「コッチだよ」と手を振った。
「遅くなって、済まなかったね。ようこそ、七色市へ 僕は保田徹(やすだ とおる)君のお父さんの弟だ」
手短に自己紹介を俺はした。
「写真で見たよりも大きくなっているね。車、駐車場にあるからついて来て」と言われ駐車場に止められた叔父の車に乗って叔父の家に向かい貰ったリンゴを出して食べている間についた。
叔父の家に着いた。「あれっ」と座席から立とうとしたら足元がふらついた。
「大丈夫、車酔い? 長旅で疲れたかもしれないかもしれないから安静にしたらいいよ」
「立ちくらみですから大丈夫です」
ちょっとめまいがしただけで心配をかけたくないと思って言った。
そして、家の中に入り寿司とコーラが準備されていた。
それじゃ乾杯の一杯といこうかといい乾杯をした後にコーラを飲む。
「しっかし、君も大変だな。両親が兄さんが海外出張でこんな田舎に送られて大変だっただろう」
いえいえと返し、プルルルッと電子音が鳴る。
叔父が電話をかけた。
「あーもしもし、僕ですか……えー分かりました」
電話を終えたとき。
急に仕事が入ったと言い、家を出た。
俺は暇だから、テレビでもつけて、議員秘書の不倫騒動の話をBGMにしながら食べていた。
そして、食べ終えていろいろあったなと思いながら、寝ようとしたが荷解きが終わってない荷物を少ししてから寝た。
「ここはどこだ?」
黒い何かで視界遮られている。
それをよく見たら、文字だった……。
フォントは黒く、たくさんの文字が無数にあった。
そして、辺りを見渡し何かないか見たら、道らしきものがある。
「とりあえず歩いてみるしかないか……」
ここにいても先へ進めないから、とりあえず進んでみよう、一本道だからこんな文字でも迷わないと思うしね
『物語の結末が知りたいって?』
「はい?」
何の話なのか? 辺りを見渡すが誰もいない。
「気のせいなのか?」
キョロキョロとあたりを見渡したあと俺は先に進む。
『それなら……捕まえてごらんよ』
捕まえたらなんかいいことあるのか?
声の主が男か女かもわからないからちょっと躊躇うが……他に道ないから声が聞こえる方向らしき奥に進んでみた。
「なんだこれ?」
扉なのかな? 人の気配するし……
「うわっ」
それに触るとなんか回転して開いた。
俺がつくと俺は文字の中、文字で出来た棒を手にしている。 なんだこの棒と首を傾げた
『追いかけてくるのは……君か……ふふふ、やってごらんよ』
よく見えないけど……黒い文字の中に人影が見える。
その人影の方に近寄ってみるけど相変わらず相手の姿は見えない。
けどなんとなくそうするべきだと思いその棒で殴りかかる。
『へえ……この物語の中なのに、少しは見えるみたいだね』
相変わらずその声が男なのか女なのかわからない。
『なるほど……たしかに……面白い素養だ』
僕は続けて殴りかかる。でも手応えはあるのに相手の声の調子は変わらない。
『でも……簡単には捕まえられないよ……求めているのが真実なら尚更ね……』
声の主がそう言うと突如文字のフォントがさらに黒くなり相手の姿が一切見えなくなる。
僕は闇雲に棒を振り回すけど当たりそうにない。
『誰だって、望みたいものだけを望みたいように見る……そして物語はどこまでも加速する……』
相手の声がだんだん遠くなっていく。
『いつか……また、会えるかな……こことは別の場所で……フフ、楽しみにしているよ……』
そして意識がだんだん遠くなっていく……
次回はついに学園に突入!!




