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01ーIN THE DREAM

さて本題にはいってきました

春休みの最終日、俺は電車で田舎に向かっていた。

なぜなら、両親とも海外出張に出かけているのだからだ。

転校先の高校に通う期間は一年、3年に上がる頃には元の高校に戻ることになる。

幸いなことにもともと住んでいたところから電車で一時間半くらいの距離だから会おうと思えば元の高校にまで行くことが出来るが俺には友達がいないから何にも惜しくはない……


「次は〜、次は〜……」と電車のお決まりのアナウンスの声が聞こえてきた。

どうやら、まだ親の言っていた目的駅までにはまだ全然着かないようだ。

仕方ないから『想像』でもしてヒマをつぶすか……

と思い、ぼーっとした。

そして、だんだんまぶたが閉じて来た。

目を覚ますと紫を基調とした豪華な内装の部屋に俺はいた。

辺りをまず見渡し、まず、窓を見ると外は黒い何かに包まれてるみたいだけどそれは文字でも動いてる。ってことはこれは車か何かの中?

車だとしたらリムジンってやつなのか。初めて乗ったな。

待てよ、たしか俺は電車の中にいたはず……。

そうか、これは夢なのかと思った。

ズズーッと音がしたのでその音の主を見た。

その音には音の主を見ると洋風の部屋に似合わないカップ麺を食べている奇妙な男がいた。

身長が二メートルくらいで針金のように痩せこけ、黒い喪服みたいな服をきていて、歳が幾つかわからない男だった。

そして食べ終えて「いらっしゃった」と言った。こういう事は俺が連れてこられたんではなくて自分から来たということ? はっ! もしかしてさっきの『想像』で自分から行ったということかと思った。

しかし、なんでここに来た理由が分からない、あれこれ俺は考えた……

「お客人?」

「さあ?」と俺は言う。どこだここ、今までの想像でこんな不思議な事はなかったはずだ。

「今お客人は夢を見ておられる……」

針金の人が何か言っているが今はそれどころではない。


「では私が……落ち着いてください」

女性の声が聞こえ俺に接近してくる美人のお姉さんが見えた。

「ひとまず主のお話しをお聞きください」

そのまま引きずられ針金の人の前に座る。美人のお姉さんの近くにあった紫の椅子に座った……

「私の名はガウス……お初にお目にかかります」

針金の人は何事もなかったかのように自己紹介をはじめる。

「ここは夢と現実、精神と物質の狭間にある場所」

「精神と物質の狭間」?と首を傾げる。

「本来は何かの形で契約を果たされた方のみが訪れる部屋。あなたには近くそうした未来が待ち受けているのかもしれませんな」

一体どんな契約なのか……?

「どれ、まずはお名前を伺っておくとしましょうか」

「音峰 煇(おとみね あきら)……。 煇は火に軍を書いて読む。」

「……ふむ、なるほど。貴方はこれから向かう地にて禍を被り、大きな謎を解くことを課せられるようだ」

どんな謎なのか……。

「近く貴方は何らかの契約を果たされ再びこの地においてになるでしょう。今年、あなたは運命の節目にあり、もし謎が解かれなければ貴方の未来は閉ざされてしまうやもしれません」

謎が解けないと死ぬって事なのか、これは本当に俺の『想像』なのか?

「私の役目はお客人がそうならないように手助けさせていただくことでございます」

「本当ですか!」

俺にとって謎を解く手助けしてくれるのはすごく嬉しい。

「おっとご紹介が遅れましたな。こちらは、同じくここの住人でございます」

ガウスさんがお姉さんを紹介してくれる。

「お客様の旅のお供を務めて参ります。氷雨(ひさめ)と申します」

「あ、はい、俺は音峰煇です」

改めて見るとすごい美人だ。

「詳しくは追々に致しましょう。ではその時まで……ごきげんよう」

そのガウスさんの言葉で目の前がぼやけていく。



『次は~七色(ひしき)七色(ひしき)~』

あれ? やば!? 寝過ごすところだった、乗り過ごしたら迷惑をかけてしまう。

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