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桔梗紋  作者: 翠泉
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禅の教え

 自分は今快川紹喜殿と話していた。

 この人の独特な雰囲気に少し興味を抱いていた。

 「聞きたいことがあるのですが禅宗とは一体何なのですか?」

 先ず知りたいことだ。

 「禅宗と言われれば『座禅をする宗派』という意味で使われることが多いですが宗派があります」と困ったように言われた。

 禅宗でひとまとまりではないのか。


 「私はその中の曹洞宗(そうとうしゅう)になります」

 もちろん聞いたことがない名前だ。

 「曹洞宗というものは主に何をするのですか?」

 「私達の考え方は悟りと修行は同一のものであり、悟りを目指して座禅をするのではなく、座禅の姿こそが悟りの姿と考えています」

 とても深いと思った。

 僧たちは日々修行をして悟りを開くと思っていたがその考え方ではないのか……

 では修行は何をしているのだろうか?

 「そうなのだとしたら、どうすれば悟りの姿を得られるのですか?」

 とても気になる。

 「日々の立ったり座ったりする動作、ようするに日常生活こそが修行なのです」


 確かに習慣というものは人格形成を大きくとまでは言わないが影響のあるものだと思う。

 快川紹喜殿の振る舞いは素人目でも洗練されてると感じた。

 「ですが座線の修行は勿論ありますよ」

 まぁそれはそうか……

 一度もしていないのに、どれだけ日常から修行だといっても身につくはずはない。

 「百聞は一見に如かずとも言いますし、十兵衛殿も体験して見ますか?」

 えっ?本気で言ってるの?しんどいであろう修行はしたくない!

 「いえ、遠慮を……」

 「是非ともお願いします!少しでも立派になれるよう厳しくお願いします」

と横槍を入れてから、叔父上がこちらを見てニヤッと笑った。


 もしかしなくても無礼な事をしたのをまだ怒ってますよね?

 「もちろんです。では行きましょうか」

 快川紹喜殿はどこか嬉しそうだ。

 こうして自分は僧たちと共に修行をすることとなった……

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