お茶会と尻尾
自分の執務室でお茶がてら、休憩で先ほどの会談での事をざっくばらんに話す。アヴィエラは凛としているが俺の前では感情に釣られ耳と尻尾が動くのでかわいいのだ。
ちなみに公務中だろうと非番でも必ず尻尾は出させている。建前はスカートやズボンの中ではもっさりしてしまうし、動きにくくては問題があろうと主人権限で命令した。
本音は犬耳ともふもふ尻尾がかわいいから、時たまもふもふの尻尾を触る為だ。生まれてから犬耳としっぽに英才教育をされてきたのだ。隠すなどとんでもない。
「ヴァリラ騎士団長閣下との会談お疲れ様でした。私が拝謁をする機会はないと思いますが老練、鋭利な雰囲気を持つ方でしたね。」
「たしかに老練でやり手なお姉さんだった。そして手相を見るとか言って手をにぎにぎされたが正直掴みどころがなく掴ませないといった方だった。」
あれ、小さく舌打ちして殺気を飛ばしている。言うべきではなかったか、いや言わなかったら言わなかったで、鋭い勘で詰められそうだ。なんで言わないんですか、やましいことでもあるんですか。キリキリ吐いてくださいと。
「皇太子としての初めての公務だ、ましては父上からの親心だ。よく学び、よく経験をさせて貰おう。特に団長は子供好きなのかこちらに好意と教育熱を感じる。甘えよう。
そちらはどうだった?団長の思惑にのることで離れ離れになってしまっていたが寂しくはなかったか?」
「寂しくはありませんでしたよ。扉一枚程度で寂しいとか言っていたら従者失格です。騎士団の副官は2人いるらしいですが、今回お会いさせていただいたのは真面目で堅実な方でした。もう一人は正反対に軟派な方らしいですが出ているらしくお会いになれませんでした。
お茶をいただいている間の印象ですが、若いながら堅実な方で話も情報を引き出すような話で逆に情報は引き出されないといった聞き上手でした。」
なにかワクワクしたような感じにしっぽが揺れている。表情は変わっていないが。
こちらも少ない時間の中で得るものと学びあったようだよかった。
「もう少し仕事を片付けたら潜入班と顔見せしたら即出立だから用意をよろしくね。」
つくまでに雨降ったりすると、移動も大変になるからやなんだよなー。
出立の準備をさせつつ、こちらも仕事を片付ける。
ヴィーの尻尾って、まるでシベリアンハスキーとかの尻尾と耳っぽくてふわふわして気持ちいいんじゃよな。




