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26.甲板にて〈side:ヴェルフリード〉

 乗船してからずっとだが、正直なところ苛ついていた。雇い主の貴族というのは若い女で、既に雇用されていたのは、剣が持てるのかも怪しい、細身の軟弱そうな男達だった。皆一様に整った顔立ちをしている。どうせ剣の腕ではなく見た目で選んだのだろう。腰に下げた剣は飾り程度にしか思っていないに違いない。危機管理能力の低さに呆れ返る。

 雇い主は、豪奢な金髪を丁寧に結い上げた、整ってはいるが気の強そうな顔の女だった。おそらく年の頃は20代前半くらいだろう。緑色の瞳と同じ色のドレスを身につけて、宝飾品でその身を飾っている。女は装飾過多なソファーにもたれて、肘掛けに頬杖をついていた。

『ねえ、ヴェルディ。お茶を入れてちょうだい』

『…承知いたしました』

 自分はこの女の給仕ではないのだが。苛立ちを押し殺して、言われた通り、茶葉を入れたポットに湯を注ぐ。警備服として与えられたものは、アルネイアの騎士服に近い形のものだった。聖騎士のものよりずっと簡素なので多少気楽だが、目の前で茶を待つ女の趣味かと思うと不快感が込み上げる。

 手元のポットの中で舞う茶葉を眺めながら、そういえばスグルには紅茶を飲ませてやったことはなかったな、と思い出す。緑茶をいつも美味しそうに飲んでいたので失念していた。船から降りたら美味しい紅茶を入れてやろう。不本意だが、給仕のまねごとをしている間に美味しく入れるコツが判ってきた。

 カップに紅茶を注いで、無言でテーブルの上に置く。美しい所作で茶を飲む女から目を逸らして、室内の調度品をぼんやりと眺める。装飾は全て金で、じっと見ていると目が痛い。船旅が終わるまでこれに耐えねばならないと思うと溜息が出そうだった。というかもう既に何十回目か分からない溜息が出た。やはりグレイプニルに芸を仕込めば良かった。俊敏なあの獣なら、私が投げる短剣など造作もなく避けられただろうに。

 夜に行われる余興には、演奏団と演劇団と奇術団が代わる代わるで出演する。スグルが出るときには中にいたいが、いつ出るか分からないので、こればかりはどうしようもない。通信板を使って聞いてみようかとも思ったのだが、彼女がどういった生活を送っているのか分からないので、いきなり連絡をするのははばかられた。

 うまく、やっているといいが。グレイプニルが近くにいるのであれば妙なことにはならないとは思うが、日を追うごとに不安になってくる。

『美味しいわ。貴方もお飲みなさいな、隣に座ってもよろしくってよ』

『いえ、結構です』

『あら、私の言うことが聞けないのかしら?』

『…これは、お嬢様のために入れたお茶ですから。是非貴女だけに味わっていただきたいのです』

 笑みを顔に貼り付けて、心にもない事を言うと、雇用主は『まあ…』と赤く染まった頬に手を添える。

 面倒くさい。が、ここで機嫌を損ねるともっと面倒だ。普段使っていなかった部分の表情筋を使っているのか、頬が引きつりそうになる。

 これでまだ船旅の半分も終わっていないというのだから、最終日までこの我慢が続くか不安になってくる。

 船旅は、今日で6日目を迎えていた。


◇ ◇ ◇


 今日は日中は甲板での警備、その後は夜まで雇用主の護衛になる。

 甲板での警備の時間はかなり落ち着くのだが、どうにも雇用主の近くにいるのは未だに居心地が悪い。何かにつけて呼び出され、毎度のことながら給仕の真似事をさせたり、無茶を言って困らせたり。これだから貴族は好かない。貴族という生き物自体がそういう特性を持っているとは理解はしているが。そもそも人の上に立つ者だ、常に傲岸不遜でいることが正しいともいえる。

 本日何度目の着替えか知らないし興味もないが、朝とは違うドレスに身を包んだ彼女は、ホールで他の貴族達と楽しそうに話し込む。手に持ったグラスには黄金色の酒が注がれていて、室内の照明を反射して輝いていた。

 今日は奇術団の公演らしく、中央には円形の大きな特設ステージが設けられ、臙脂色の絨毯がホールを縦断している。運が良ければスグルの演奏が聴けるかもしれない。前回の奇術団の公演は観ることができなかったが、話によるとディルネの演奏は無かったようだし、彼女は出ていなかったのだろう。

『貴女のところの護衛、とても素敵ですわね』

『そうでしょう。港で追加で仕入れましたの』

『私も募集すれば良かったわあ。ひとりくださらない?』

『ふふ、だめですわ』

 雇用主が、彼女と歳の近そうな他の貴族と楽しそうに会話しているのを聞き流しながら、窓の外に目を向ける。上層階に比べると、ここは少し揺れが大きい。隣で、背の高い金髪の同僚が顔を青くしている。船酔いらしい。彼も港での追加募集で加入した者だった。

『…フランツ、薬を貰ってこようか』

『いや、いい…』

 眉間に皺を寄せて、唸り声を出している男に『そうか』と返して、ホール内に視線を戻した。

 そろそろ開演らしい。ホール内の照明が落とされて、徐々に暗闇に包まれていく。

 ぱっと、術式の光が空間を走る。帽子を被った、黒い服の男が壇上に現れた。聞いていた前回の内容とは異なるので、毎回上演する項目は全て変えているのだろう。彼の術は見事だった。空間を美しく演出するその感性も素晴らしいが、何より技術の高さに感服する。

 次に現れたのは、人形を抱えた、珍しい緑色をした髪の女。人の大きさくらいある人形を連れて、壇上で不思議な踊りを踊りだす。滑稽なその動きに、ホールが笑いに包まれた。目の前でも雇用主が声を上げて笑っている。

 その次は、茶色い長い髪の男。弦楽器を弾くようだ。あれは何という楽器だったか…穏やかな音に、周囲でため息が漏れるのが聞こえる。雇用主は彼の顔をじっと見て『素敵…』と呟いていた。ああ、そういえば楽器を演奏している男は整った顔をしている。

 拍手に包まれながら男がホールから出て行き、一度またホールが暗闇に包まれる。壇上に現れたのは、紺色のドレスを着た、短髪の少女。女で短髪は珍しい。一瞬誰だかわからず、顔を凝視して、灰色の瞳でやっと納得する。見慣れないスカート姿の彼女に少しだけ動揺した。

 スグルはがちがちに緊張した顔で、転移で現れたディルネの前に座る。びっしりと皮膚を覆っていた傷跡は見えない。よくよく意識を集中してみると、何か術式がかけられているのに気が付いた。彼女は鍵盤に指を乗せて、叩きつけるように低音を響かせる。

 紺色のドレスは、彼女の落ち着いた雰囲気によく合っていた。装飾も殆どない、簡素な衣装だったが、それが彼女のかわいらしさをよく引き立てているような気がする。

 …今、かわいらしいと、思っただろうか。自分で自分に驚いて、思考が止まる。結局曲が殆ど頭に入ってこず、1曲目は終わってしまった。…折角彼女の演奏が聴けるのだから、ちゃんと聴かねば。

 彼女は少し緊張が解れてきたのか、先ほどまでの硬い表情ではなくなっていた。頬が少し赤い。深呼吸するその表情は落ちついている。2曲目も初めて聴く曲だ。流れるように指先が動く。本当に、彼女の演奏は素晴らしい。技術も高いが、人を惹きつける演奏をする。1音1音に不思議と透明感があって、体内に染みていくような感覚が支配する。

 ふと演奏が終わり、ホールの照明が点灯する。もう彼女の演奏は終わりなのだろうか、と残念に思っていると、明るいまま彼女が演奏を始めた。どうやら舞踏曲のようだ。楽しそうに演奏をする彼女の姿に目を細める。

『ヴェルディ、私と踊って頂戴』

 傲然と微笑んで、雇用主がこちらに向かって手を伸ばした。高飛車な態度に辟易する。何故一片も好ましく思っていない女と踊らなくてはならないのだ。というか、何故他の貴族と踊ろうとしない。面倒だが顔に笑みを張り付けて、横で青い顔をしている同僚を生贄にした。

『いえ、私などではなく是非フランツと』

『何故かしら。私は貴方と踊りたいと言っているのよ』

『私は踊りはできません。それに背も低い。背の高いフランツと一緒に踊られた方が、貴女の美しさが際立ちますよ』

『…』

 勢いを削がれたのか、むっとした顔で立ち尽くす彼女に向かって、フランツの背中を押す。気休め程度にこっそり治癒の術式をかけておいた。

『演奏が終わったら薬をもらってきてやるから、頼んだぞ』

 フランツの背に隠れて、小声で言うと、フランツが小さく唸った。この間、フランツも終始顔面に笑みを張り付けている。

『お嬢様、お手を』

 フランツが美しい所作で膝をついて礼を取った。不承不承と言った顔ではあったがフランツの手を取った雇用主から視線を外して、舞台の上に目を向ける。彼女は時折ホールで踊る人々に目を向けて、楽しそうに笑う。それを見て、自分も作り笑いではない微笑が顔に浮かんだのが分かった。

 曲が終わるとまた照明が落とされて、彼女の顔がよく見えなくなる。最後の曲は、こちらで初めて彼女が弾いた曲だった。あの時よりもずっと音が澄んでいるように感じる。

 彼女は全て弾き終えると、肩で一度大きく息をした。すっと顔を上げて、椅子から降りて客に向かって礼をする。大きな拍手にはにかんだ表情をするのは、食堂で弾いていた時と変わらない。

 彼女はゆっくり舞台から降りて、ホールの外へと続く絨毯の上を歩く。

『…フランツ、すまなかったな。約束通り薬をもらってこよう。少し待っていてくれ』

 若干顔色が悪化したフランツが辛そうに頷く。雇用主としっかり笑顔で踊りきったのだ、これは報いてやらねばなるまい。



 ホールを出て、スグルの姿を探して廊下を歩く。薬を取りに行く前に、彼女に一言素晴らしかったと伝えたかった。

 見当たらずに甲板まで出ると、欄干から身を乗り出している少女の姿が見える。…何をしているのだろう。

『スグル』

『…ヴェル?』

 振り向きながら、彼女が驚いたように呟く。潮風でドレスがふわりと揺らめいた。彼女の灰色の目が、たった数日見ていなかっただけなのに懐かしく感じる。

『中に、いた?』

『ああ、素晴らしい演奏だった』

 微笑むと、彼女も嬉しそうに笑った。

『あと――よく、似合っている』

 はにかむ彼女の頬に髪がかかっているのに気が付いて、耳にかけてやると、暗がりの中でも分かるくらい顔が赤くなっていくのが分かる。頬を指でなぞると、もっと赤みを増した。目が泳いでいる。普段は男装だから照れているんだろう。

 あまりからかうのもかわいそうだ。手を下ろそうかと思ったが、ふと彼女の身体の傷跡がどうやって隠されているのか気になった。確か、肩口にも大きな傷跡が残っていたはずだが。

『…傷は、隠したのか。見られたのか?』

 気になって、傷跡があったところに触れると、彼女の身体がびくっと跳ねる。何か塗って、上から術式をかけているのか。結果的に彼女の身体に直接干渉していないため、術が効きやすくなっているようだ。『うん、でも、大丈夫、ひみつ、してくれる』と片言で返す声に、『そうか』と呟いて指を離した。

『あまり外にいると身体が冷える。その恰好は寒そうだ。はやく中に入った方がいい』

 触れた肩口が冷たくなっていた。彼女は頷きはしたが、そのまま欄干にもたれる。まだ中には入らないらしい。寒くはないのだろうか。だが少し名残惜しく感じて、自分も欄干に背を預ける。

『…次の公演はいつだ?』

『15日目』

『そうか。なるべく中で聞けるようにしよう』

『…うん』

 嬉しそうに微笑む彼女に、頬が緩んだ。ここ数日の苛立ちが溶かされていく。

『今日の曲は…なんという曲だ?』

 彼女が分かるよう、言葉を選んで尋ねる。彼女は唸りながら考え込むように中空に視線を彷徨わせる。あちらの言葉に対応したこちらの言葉が見当たらないようだ。グレイプニルがいる時に聞いたらいいだろう。『また今度、聞かせてくれ』と言うと、彼女はこくっと頷いた。

『勉強の方はどうだ?』

『…』

 先程よりも大きな唸り声に、眉間に皺が寄る。スグルは更に大きな唸り声をあげて顔をあからさまに背けた。どうやらあまり進んでいないらしい。

『船旅が終わるまでには、3冊分きっちり頭に叩き込んでおけ。船から降りたら試験する』

 ひっと声をあげて縮こまる。こちらを見上げる恨めしげな視線は直ぐにそらされた。むっとした顔で甲板を睨め付ける姿に、少しだけ吹き出してしまう。これで大して歳も変わらぬと言うのだから不思議だ。彼女はやはり歳よりずっと幼く見える。伺う視線に笑みを消して見下ろすと、ふて腐れたように唇を突き出した。

『スグル』

 催促すると、渋々頷く。どうやら試験をすることには了承してくれたようだ。彼女は少しげんなりとした顔で甲板を見つめていた。

『…そろそろ行かなくては。仕事を抜けて来たのでな』

『…うん…』

 流石に、顔色の悪い同僚をそのままにしておくことはできない。寂しそうにこちらを見上げるスグルに安心させるように微笑んで、頭を軽く撫でる。

『そんな顔をするな。…次の公演も楽しみにしている』

 照れたように笑う顔に、笑みを深くする。あまり今までそういった感覚を他者に抱いたことはないが、彼女といると、心が安らぐ…気がする。

『さあ、先に戻れ』

『…うん』

 甲板を駆ける彼女の後ろ姿を眺めながら、ぼんやりとその場に立つ。彼女は甲板にある複数の階段のうちひとつから、階下に向かって降りていった。

 ふう、と大きく息を吐き出す。貴族用の医務室は、この階より1階上だ。雇用主との踊りを押し付けたのだ、早く貰ってきてやろう。

 もたれていた欄干から身を起こして、ホールに向かって歩き出す。階段の近くまで来たところで、

『ヴェルフリード』

 この船では呼ばれる筈のない名前に立ち止まる。鋭く周囲に視線を巡らせながら、探知の術式を地に這わせる。

 術式に反応があった方――階下に続く階段の直ぐ横の壁の角から、銀髪の女が姿を現した。思わず舌打ちが漏れる。

『…リーゼロッテ』

『人違いってことはなさそうね。死んだって聞いてたんだけど、これはどう言うことかしら』

 鋭い眼差しがこちらに向けられる。氷の女。かつてそう呼ばれていた筈の女は、聖騎士の制服ではなく、黒いワンピースを着ていた。

『…何故、お前がここにいる』

『それはこちらの台詞。まさかこんなところで会うとは。少し前の魔獣討伐で戦死したんじゃ無かったのかしら?』

 目の前に立った女は、腕を組んで目を眇める。

『…陛下に忠誠を誓った身でありながら、自身の死を偽ってアルネイアの貴族に仕えるとは。重大な背信行為じゃなくって?』

『…少々、事情が変わった』

『何かしら、それは』

『……』

『国を裏切るほどの事情?』

『…全てが終われば、処罰は受けるつもりだ』

 冷たい淡青色の瞳が鋭さを増した。

『…貴方、何をしようとしているの?』

『……』

 問いに沈黙で返す。グレイプニルは『禁忌に触れる』と言っていた。元より話すつもりもないが、自分の判断で話してはならないことだろう。

 リーゼロッテは少し間を置いて、ゆっくりと、確かめるように口を開いた。

『それは、あの子に関わること?』

『……』

 さっき話していたのを見られていたらしい。思わず苛立ちのこもった視線を相手に向けるが、彼女は気にも留めず続ける。

『沈黙は肯定と受け取るけど。…あの子の傷は…貴方がやったんじゃ無いわよね?』

『…そんな訳ないだろう』

 そうか、スグルの傷跡を隠したのはこの女だったか。ああいった特殊な術式を使える人間は少ない。

『あんな傷を受けて、生きていられる筈がない。何があったのよ』

『…答えられない』

 詮索するなら、切り捨てる事も厭わない。気配に殺気を込めてリーゼロッテの方を見やると、すっと眉根を寄せて睨み返される。そのまま少しの間沈黙が流れて、唐突に彼女の醸し出す空気が鋭さを失った。大きく嘆息して目を逸らす。

『…いいわ。拷問しても貴方なら口を開かないでしょうし。どんな事情か知らないけど、「貴方」がそういう態度を取るってことは、それなりの事情なんでしょう。同期のよしみで報告はしないでおいてあげる』

『…どういう風の吹き回しだ』

 以前の彼女なら、ここで戦闘になってもおかしくはなかった。剣の柄から手を離し、腕を組んで様子を伺う。

『得物もないし、こんな状況じゃ貴方には勝てないわ。無駄な戦いは嫌いなの』

『…』

『私も丸くなったものね。今第8部隊の聖騎士は間諜として世界の至る所に散っているわ。どこかで会う事もあるんじゃない?バレたくなければ変装くらい覚えなさいよ』

『…お前はここで何をしている』

『アルネイアの貴族を調べてる。まあ、詳しいことは言わないけど、…ひとつ、邪魔をされたら困るから言っておくわね。この船の最下層の貨物室には、特殊な『檻』があるの。気配遮断と、強力な防護術式がかけられている』

『…!』

 脳裏を過るのは、先日の馬車の一件。あの時の檻も、強力な術がかけられているようだった。この船の下層にあるという檻の中には、おそらく魔獣が閉じ込められているのだろう。こちらの表情が変わったのを見とがめて、相手はふうん、と呟いた。

『…どういうものか知っているのね。それが、どこに運ばれるのか、その行方が知りたいの。だから、中に何が入っていようと決して手は出さないでちょうだい。ここまで言えば、分かるわよね?』

『…ああ』

『ま、せいぜいバレないように頑張りなさい。貴方とは会わなかったことにしておくわ』

『…礼を言う』

『やめて、気持ち悪い』

 彼女は大きく息を吐いて踵を返し、階段に足をかけた。こちらをちらっと振り向いて、片眉を軽く持ち上げる。

『…貴方も随分変わったわね、昔はもっと無感情で無感動な朴念仁だったのに。あんな風に笑ってるの初めて見たわ』

 思わず眉間に皺を寄せてそちらを見るが、彼女は鼻で笑って、後ろ手に軽く手を振りながら階段を降りて行った。

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