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空に輝く五芒星  作者: 猫村 子麦
第二章:親友
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ななこめ

「おはようっ!イリス!」

「うん、おはよう。ルウ」


 私は先を歩く友人を見つけ、駆け寄って声をかけた。髪を肩の少し下までさらりと伸ばし、横髪を緩く三つ編みにした友人は、微笑んで私に返事をしてくれた。


「今日もルウは元気だね」

「元気だけが取り柄だからね!」

「昨日のこと、気にしてない?」


 イリスに問われ、昨日のことを思い出す。昨日の記憶は強烈で、昨日のことのように思い出せた。……当然か。


「気にしてないわけじゃ無いよ?でも、ずっと引きずっても仕方ないからさー、もう立ち直ったよ。イリスのおかげだね。ありがとう」


 にかっといつもの様に笑ってお礼を言うと、イリスも笑みを深めて応えてくれた。


「そんなことない。ルウは強いよ。私は私の言いたいことを言っただけ」

「いやぁ、イリスは謙虚だねぇ。私だったら、ふんぞり返って、もっと褒めろーって言ってるよ?」

「あはは。ほんとかなぁ。でも、きっとルウにそうやってされても可愛いから許しちゃいそう」

「イリスは優しすぎるよ?」  


 私みたいなやつは、おでこにデコピンの刑に処すべきだと思う。


「あー!ルウだー!」

「おぉ、ライアちゃん!おはよっ!」


 後ろからすたたたぁっと現れた、大きな声の女の子「ライア」に挨拶する。ライアは高い位置で髪をひとつに結んでいる活発な女の子で、私と同じクラスだ。中学生に上がってから仲良くなった。


「おはよおはよ〜っ」

「…………おはようございます」

「……イリス?」


 イリスの方を見ると、顔からさっきまでの笑顔が消えていた。なぜだろうと首を傾げると、隣にライアがやってくる。


「ルウ、今日の一限目の話だけどさ……」


 ライアが喋り始めて、私の意識はライアへ向かっていった。

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