表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
47/73

第四十二話  一者択二

  

  どうにかならないかと、電話で蘭たちに相談しようと思ったが

  ここ最近迷惑ばかりかけていたのでやめることにした。


(・・・・明日手帳なしでいってみよう)

 あわよくば一日ぐらいは許可がおりるかもしれない。

 落し物として職員が保管している場合もないことはないはずだ。


  



  早朝。普段よりも少し早起きして、支度を済ませる。

  一ヶ月くらい着ていなかった制服にそでを通すと、懐かしさを感じた。

  通学鞄を左手にぶら下げて、家を出る。

  あの日以来、一回も出ていなかったので、空が鮮明に晴れて見えた。

  口から深く吸い込み、落ちついて少しずつ吐きだす。


  大丈夫。もう取り乱したりはしない。

  俺は、俺を取り戻した。本当の辻紘斗だ。


 

  しばしの沈黙。

  頭によぎる自分の悲壮な金切り声。


 ・・・・・・・じゃあ、桜の神であった辻紘斗は

 本当の俺じゃないと言い切れるのか?


 頭を鈍器で殴られた思いがした。

 神として過ごしたあの時代は、幻だったのか?

 確かに、神のころの記憶は残っているが、次第に薄れてきてしまっている。


  脆い精神が、自らにかけた虚像の夢なのでは?

 そうとも思えた。

 もう分からない。考えたくない。


 真実から目を逸らした俺は今、何をこの目に映し出しているのだろう。

 おおきくかぶりを振った。


 学校に向かわねば。登校再開初日から遅刻してしまっては情けない。


  酷く殺風景な田んぼのあぜ道をがむしゃらに走った。

  

  

話が妙にみじかい・・・。今回の題名は、内容に合わせてこってみました。

(そんなにこってもいない)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ