表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
27/73

第二十三話  異変は異変を呼ぶ・続

  『私、力になれたかな・・・?』

 後ろから微かに少女の声が聞こえた。

 楓は、再び現れた少女に驚きつつもしっかりと礼をする。

 「!!・・君は・・さっきの子だね。教えてくれてありがとう」

 すると少女は嬉しそうに微笑んだ。


 艶やかで長い黒髪、茶色い瞳、背丈、顔立ち・・・・・など

 すべてが似すぎている。

 髪の長さや性別こそ違うがやっぱり赤の他人とは思えないな・・・・。


 そんなことを思っていると、壁の向こうから辻らしき声がした。

 血の気が引いた。鼓動が速くなる。


 明らかに悲鳴に近い声だった。

 いったい何が起きたのか___!?


  「辻さんが大変だ___!!」


 夢中で穴を抜け始める。埃や土が服につくが、かまっている暇はない。

 近くから聞こえたから、おそらく長寿の桜に向かったのだろうと予想できる。

 落雷だったのか、それとも他に問題があったのか・・・。


 考えたくはないが、そうとしかおもえない。

 急いで穴から出ると、楓は目を見開いた。


 目に映るのは、燃えている桜と、木の頂点で炎の中へ呑みこまれる辻の姿。


 「辻さんっっっ!!!!」


 手を伸ばしながら駆けるも、時はすでに遅く。

 辻の体のほとんどが見えなくなっていた。

 神は力なく楓へと叫ぶ。


 「・・・か・・・え・・で・・っ・・・・」

 その言葉と同時に、辻の伸ばしていた腕も赤い炎に呑みこまれてしまった。


  「___辻さぁぁぁん・・・・!!」


 

  そして、今へと至る。



  *


  

  「最近は暗闇とかに好かれているなぁ・・・」

 溜息といっしょに切ない声が漏れた。

 「倉庫から出て、長寿の桜へ向かったら本当に落雷して燃えていて、

  消火の為に儀式をしようとしたら突然炎に呑みこまれて・・・・」


 状況整理が終わった後、この不思議な空間を調べ始めた。


 どこまで続いているのか分からない。

 まず何があるかも分からない。

 それよりも長寿の桜が心配だ。今も燃えているのだろう。


 「どうにかして霞河神社に戻れないかな・・・」

 悩んでいるうちに、目の前が白く輝き始めた。

 「え、え?今度は何が起きるんだ?」


 現れたのは、暗闇に浮かぶ白い長方形の幕。

 不審に思い、辻はその幕へと触れた。

 「何かを映し出すのか?」

 『その通りだ。』


 返事を求めたわけではないが、背後から声が聞こえた。

 よく通る低い声に、慌てて振り返る。


 そこには、二十歳ぐらいの見た目の男性らしき桜の神が立っていた。


  『久しぶり・・・・いや、その姿でははじめましてかな、辻』


  「あ・・あなたは・・?」


  『_____。

   あーー。忘れちまったか、残念だな。俺の名は風雅ふうが

   お前の一つ前にこの木についた桜の神だ』


  

久々の更新でした。話も登場人物もごっちゃごちゃですみません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ