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教えて!ロイ先生!

本日3話目!

更新から来た人は二つ前の白の日記からご覧ください☆


※注

日記に出てくる魔法使いロイが、旅のメンバーに魔物についてレクチャーする回です。

基本日記形式なので黒のメンバー達の会話は書けないんですが、こういう形ならいいかなー、と。

盛り込みにくい設定回も兼ねてて、ほぼ会話文オンリーです。

今までぼかされてたメンバーの性格がもろにでます。

なっがい。


上記すべてがオッケーの方のみ、次にお進みくだされ!

それは、森を抜けてヒューズに向かう途中の道での出来事。

ロイ殿が突然言い出した言葉によって始まった。




「よっしゃ!俺が魔物についてレクチャーしてやんよ!」



「「「……は?」」」







「突然なにを言い出すんだ?ロイ殿。」


「そうですわよ。魔物について、と言われましても……私はすでに魔物の講義は学び終わりましたし、ジュダルやアリス様に至りましては魔物との戦いを歩んできた方々です。今更魔物について学びましても……」


「姫様の言う通りですな。特に特筆して貴殿に学ぶことはないかと思われるが。」


「やー、確かにその通りなんだけどさー。勇者さまは狩人だったんでしょ?」


「そうだ。とはいえ、多少かじった程度だがな。」


「あっははー。謙遜はいらないいらない!狩り見てれば上手さなんてすーぐわかるって!」


「勇者様が狩人だったことが、どうして魔物のレクチャーをすることに繋がるのですか?」


「勇者さまに限らずさー。俺らって職種ばんらばらじゃん?だからさー。魔物について習ってることが違うかもじゃん?」


「……あぁ、なるほど。つまり我々の職業によって、魔物について知っていることが違う可能性がある、ということか。貴殿に至ってはあの王宮魔法師だ。貴殿ら魔法使いが数年の間に編み出した倒し方もあるだろう。」


「せーいかい!そーゆーこった!」


「ふむ。つまるところ、わたしたちの知識のすりあわせがしたい、と。」


「そういう事でしたのね!納得しましたわ。」



「にひひ。んじゃーやろうぜ!魔物講義!」





「んーじゃあまずは、基本的なスライムとかゴブリンとかか?」


「スライムはすでに周知していることばかりだと思うが?」


「敵であってもスライムには近寄らせるな、で有名ですわよね。魔王すら恐れる地上最強の魔物と言われておりますわ。」


「いつかはスライムを敵に回すことができるようになりたいものですな……。しかし、勇者殿の言う通り、スライムについて語ることは特にないと思われるが。」


「ふっふっふ……。実はだな。我らが魔法師団によって、スライム最強説の新たな証拠が発見されたのだよ!」



「「「……正直もうお腹いっぱいなんです(だ)が。」」」




「まーまー!聞いてって!あのなあのな、スライムの魔力について考えたことあるか?」


「スライムの魔力、ですか?」


「あぁ。そういえば貴殿らがスライムの魔力量について疑問を提示していたことがあったな。確か……スライム復活の秘密、だったか。」


「核が潰されない限りスライムが復活するのは、周りの水分を吸収しているからではなかったのか?わたしはそう聞いたが。」


「そうそう!俺らもそう思ってたんだけどさー。ある人が、じゃあ水分を通さずに何度も倒せばいずれは復活しなくなるのか?って言い出して。一応やってみっかーってなってやったんだけど、こーれが何時までたっても干からびないの。」


「スライムがとても燃費がいい、というだけでは?とても少ない水分量で復活ができる、という。」


「ないない!俺らのなかで一番水魔法の扱いが上手い人でも、ウォーターボールすら使えないレベルの水分の無さだよ?さーっすがにそこから何百回も倒したのに、まだまだ水分ありますよー!ってのはないっしょ!」


「……何百回も倒したと言うロイ殿たちの忍耐力もすごいと思うが……。つまり、スライムは水分が無くとも復活する、ということか?」


「その通り!!いやー、俺らも驚愕したよね!どこまでこいつらは化け物になる気だ!って。」


「それでスライムの魔力の話に繋がる、というわけか。」


「そっそ。まぁこれはさっきまでと比べて味気ないけど、簡単に言うとスライムは保持魔力がすっげー少ないってことがわかったんだよ。」


「………………はい?」



「じょ、冗談でしょう!?あの水色の悪夢ことスライムの持つ魔力が少ないなんてこと、あるはずがありませんの!」


「王女様に同意だ。さすがにそれは無理があるぞ。魔力が少なければ溶液と身体の分離すらうまくいかないだろう。それこそ溶ける水だ。」


「んー、確かにその通りなんだけど、まぁあれだね。保持魔力がイコールで使える魔力ってわけじゃないってことだね。」


「……つまり、どういうことだ?」


「スライムは魔力の吸収が馬鹿みたいに早いんだよ。あの形状のせいかな。人が一秒に吸収する魔力が1だとすると、スライムは100吸収するってわけ。試しに魔力遮断結界に入れてみたらそっこー萎びたんだよ。」


「……つまり、スライムの倒し方が見えてきた、ということなのか?」


「ですが、魔力遮断結界となると使えるものが限られますわよ。それこそ特殊ランクの方々位でないと。」


「しかし、今まで武芸に秀でた者しか倒せなかったスライムが魔法使いにも倒せることがわかったのは行幸です。それにその方法でしたら核への損傷はないのでは?」


「おー!残ったぜ。きれーにな。」


「それでしたら、今まで落ちていたものを拾うしかなかった核が定期的に集められるようになり、核を使った研究がはかどります。これは進歩ですよ!!」


「こんなに暑くなってるジュダルは久々に見ますね……。そんなに喜ばしいことなのでしょうか?」


「すっげぇことなんすよ!姫さま!俺も最初聞いたときは跳び跳ねて喜びましたもん!」


「スライムの核はほとんど謎に包まれていましたから。それを研究することができるというのは、研究者にとって至上の喜びなのでしょう。……おっと。ロイ殿。ジュダル殿。喜ぶのはよいが、ヒューズの街が見えてきたぞ。」


「まぁ!本当ですわ!さすがに、王都に負けず劣らずの城壁の高さですわね。それに、並ぶ人の数も多いですわ。」


「おぉー!!あれがヒューズかー。すっげー人!中も栄えてるんだろーなー。」


「少々はしゃぎすぎていたようですね。もう到着ですか。……日も落ちてきたことですし、街に入ったらギルドによってすぐに宿を取らなければならなそうですね。」


「えぇ。では、二人ずつに役割分担をしましょうか。私とジュダルが宿を取ってきますので、勇者様とロイ様はギルドの方をよろしくお願い致しますわ。宿がとれ次第、私共もそちらに向かいますので。」



「りょーかいっす姫さま!……あっそーだ。みんなの職内ではスライムってなんて二つ名で呼ばれてるんすか?魔法使い内では“古来の神秘”っすけど。」


「狩人内では普通に“スライム”か“素人殺し”だな。」


「私は“水色の悪夢”と呼ばれていると習いましたわ。」


「騎士団でも“素人殺し”は呼ばれているな。あとは“うっかり事故災害”とかだ。」



「……魔法使いしかスライムを良い方にとってないんすね。」


「……まぁ普通はそうでしょうね。」



「あー!てか、今日は他にゴブリンの話とかもしたかったのにー!!狩人から見たゴブリンの話聞きたかったー!!」


「しかしもうこの時間だ。今日は諦めた方がいいだろう。まだこれから旅も続くし、いくらでも時間はある。話なぞいつでもしてやるさ。」


「ゆ、勇者さまがかっこよすぎて俺惚れそう……」


「あらあら。普通は逆ですわね。」


「しかし、この方が似合っておりますな。」



「さてと。それでは、わたしたちはギルドに行ってくる。そちらは頼んだぞ。」


「お任せください!」


「ハッ!」


「おっしゃ!いくべー!」




「それじゃあ、解散!」


 

という感じでどうでしょう。

ちょっとした実験枠なので、もしかしたら消すかも?


騎士団での“うっかり事故災害”っていう二つ名は、うっかりスライムを踏んづけたりしたのが災害級になって襲ってくる、っていう意味です。

街を守る騎士団っぽい二つ名だねー。


ちなみにロイたち魔法師団の研究に使われてるスライムは、ギルドに特殊ランク依頼として載せられてます。

魔法使いで結界が使えれば案外簡単に捕まえれるので、結構いい依頼。(ただし少しでもトチると即死亡。さらに結界はスライムの幅ギリギリじゃないと結界に捉えた後捕まえられないから結局高ランクしかできない依頼。)



もし次回があったら次はゴブリンとかオークのお話だよー。

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