新しい日常
少し短くなってしまいました。
読みやすさと、作者の気力から短くなることはこれからもあると思います。ご了承下さい。
「...ん?」
目が覚めて直ぐ見知らぬ天井が目に入り、未来は首を傾げた。
「そうか....変なところに転送されたんだったな...」
寝惚けてまだ働いてない脳で昨日の出来事を思い出す...
布団を畳み、イヤホンと眼鏡を掛けると、部屋を出てリビングに向かった。
「《あら、もう起きたの?早いわね。》」
キッチンからペアが顔を覗かせていた。
「おはよう。ペア。やっぱり夢じゃなかったんだね。」
「《おはよう。ミライ。そうね...ちょっと不思議な感覚ね。》」
未来の挨拶にそう返してきたペアは続け言った。
「《それと、その格好じゃ目立つでしょ?あなたが寝ていた部屋のタンスに朝市で買った服を置いておいたから良かったら使って。》」
「わざわざ買って来てくれたのか。本当何から何まで有り難う。」
お礼を言って、着替えに戻ろうとドアに手をかけた未来に、
「朝市に食材を買いに行ったついでだからね。気にしないで。それに昨日も言ったけど私も嬉しいのよ。ずっと一人だったから...。」
と笑顔を見せたペアは、またキッチンに姿を消した。
寝ていた部屋に戻った未来は用意してあった服を手に取った。
さっきのペアの様子を思い出す...
可愛いかった...守りたい。あの笑顔を...その為には自分はどうしたら良い?
そんなことを考えならが着替えた。
着替え終わった未来は再びリビングに足を運んだ。
皿に乗った食べ物を運びながらペアは未来の方に視線を向けた。
「《似合うね。良かった。あ、それと朝食出来たわよ。一緒に食べよ。》」
そう言われて未来は椅子に腰掛けた。
「うん。凄く美味しい。」
スープを飲み終わった未来の口から率直な感想が溢れた。
「《有り難う。で、今日はどうする?取り敢えず装備を買いに行く?ダンジョンに行くには装備がないと厳しいし...》」
ペアが口に入れたパンを呑み込んで尋ねる。
「んー、そうだね。取り敢えず武具屋に行ってみようかな。」
お茶を飲んでコップを置いた未来は、両手を合わしてご馳走さま。と口にしてから、食器をキッチンに運んだ。
今日の目的が決まった。
買い物に行って装備を揃えた後に、下級のダンジョンに挑戦してみる事にした。
「行ってきまーす。」
期待と不安を胸に、ペアの家を出た。
ペアと共に...




