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探偵少年コウキ  作者: たま


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初戦敗退

県大会でギリギリで関東大会の出場権取れたが初戦敗退で本格的な夏前に昂輝(こうき)達の夏のインターハイの夢は終わった。 

「クソっ!冬のウインターカップに行きたいなあ〜」昂輝が帰り道に嘆く。

「まず、昂輝は選手に選ばれようね。まだ応援してるだけだからね〜めざせ!ベンチ!」と霧子が肩を叩く。

霧子は全くの運動音痴で帰宅部だったが、姉はテニス部だった。昂輝も姉ゆずりの完璧主義と万能ぶりで成績は学年トップでバスケ部だ。ただ1年からはまだ2人しか選手登録されてない。「強豪校だから、なかなか大変だよ。頑張れ〜」と川沿いをフラフラ歩きながら家を目指す。

警察の黄色いテープも片付けられてしまった。犯人も見つからず、女が警察に保護されて親が迎えに来て怒られて衝動的に川に飛び込んだ説まで出てきた。

服がボロボロで身体中傷だらけなのは、まだまだ上流の大きな石がゴロゴロしてる川底のせいじゃないかと言われだした。東京から50kmのド田舎なのだ。上流域なのだ川も。たまにクマの目撃情報も出る。

女の服や身体のキズはクマかもと囁かれている。クマは食べ切れない時は、エサを隠すのだ。…中洲に隠したのかも?

事件は迷宮入り仕掛けているようだった。


そして社内でも事件があったようだ。

小久保さんが出社しなくなった。聞くと伊鹿倉さんは経理AIに細工して隠し口座に振り込ませていたのだ。

その口座は闇口座で伊鹿倉さんなんかが用意できるものではなく、小久保さんが用意したのでは?と現在疑われていると…

「とにかく内部調査が終わるまで小久保君は来ないからね〜よろしく〜」と部長に言われた。

「部長!私の仕事が増えるじゃないですか!嫌ですよ!定時で帰りますから〜私は!」桜子がギャンギャン文句を言う。

「大丈夫、大丈夫。ウチは大手なんだから人材は豊富なんだよ。仕事中ずっとオンラインゲームしてた若手が、今日付けでココに来るから。ソイツをこき使いなぁ〜」と部長がニコニコしてる。

また、会社の穀潰しが増えるようだ。

「その子、機械強いのかな?私のキーボードが変なんですよ〜直して欲しいな♪」霧子がキーボードの上で菓子パンをほおばる。絶対、問題はそれだ!

桜子は横で新しい子の情報を探し回ってる。

「あらっ、この子金持ちのコネ入社じゃん!デカい取引先のご子息じゃん!

良いのかなあ〜こんな倉庫勤務で〜♪

あ〜っ、女にも手が早いのか〜あ〜なんだ小久保の若手版かあ〜それでセキュリティしっかりしてるココに幽閉されるのかあ〜」桜子ががっかりしてる。

小久保は東京から50km離されてもやらかしたのだから、次のコネ入社君もどんだけ本社と離してもやらかすだろうなと。

部長は静かにメダカにエサをやる。そろそろ解脱(苦しみの輪廻から悟りの境地へ抜ける事)の時に差し掛かっているようだ。


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