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探偵少年コウキ  作者: たま


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熊殺しの女

結局、家まで送ってもらって猪俣くんと猫又さんとは別れた。2人としては良い憂さ晴らしになったようだ。

「あのブリーダーが犯人の可能性があるの?」霧子が聞く。

「いや…多分あそこがキッカケなんだと思う。

あの穴古かったんだよ。多分、今はもう脱走してないと思う。

昔ね、数頭を逃がしてしまったんだと思う。

大型犬だ。それも優秀なね。神奈川県は、なぜかクマが減少してる珍しい地域なんだ。

丹沢のマタギにスゴい人が居ると聞いたよ。

女性らしいけど。子供の通学ルートの山のクマをほとんど殺してしまったらしい。

もしかすると猪俣さんのお姉さんはその人に憧れてるのかもね。

その為、大型犬が繁殖しやすい環境を作ってしまった…天敵がいないんだ。

あの森のもっと奥に野犬パラダイスがあるのかもしれない。

昂輝が推測する。

「でも山奥に野犬が住み着いても町中で暮らしてる2人を襲うわけないじゃん!野犬が町中来てる話も聞かないよ?」霧子がいまいち全体が掴めなくて昂輝に聞く。

「そこに人間が介在してるんだよ〜分かんない?

桜子さんに邪魔な人間を捕まえて山の中で野犬のエサにしてる人物がいるんだよ。

元がチャンピオン犬達だから訓練できる。殺して食っていい人間がいると教え込まれてるんだよ。誰かが味を教えたんだ。」昂輝が面白そうに話す。

「エエッ〜!そんな人がいるの?なんでそんな事を?」霧子はビックリする。

「さあ〜、山ごもりする人間は変わってるからね。

人とのコミュが苦手かよっぽど自分勝手な人間なんだろ。ハイジのじーさんみたいに。」確かにハイジのおじーさんは大きな犬を飼ってたが…

「そんな彼が用事で街に来て桜子さんのトリコになったんだろ。あの人、本当に一瞬で人を落とすじゃん。

魔性だよ、まさに。」昂輝がウンザリした顔で言う。

「確かに桜ちゃん、落とすの秒だからね〜

居酒屋の注文取りに来たお兄さんに声掛けて、お酒出すより先に店終わったら飲もうって話に来るもんね。

注文終わってから、カウントしだすから何?って聞いたら、さっきの子が誘いに来る時間をカウントしてんのって言われて、まさか〜と思ったら本当に5秒きっかりで来るもんね。…あの子は恐ろしいよ。」霧子も腕を組んで悩む。

「人とのコミュに障害ある男が引っ掛かったら、どうなると思う?」昂輝が顔をまじまじと霧子に近付けて聞いてくる。

「うう…何か嫌な予感しかしない…」霧子が肩をすぼめながら俯いて呟く。

「東京ミッドナイト」「秋津島」の春ちゃんの母ですね。

旦那さんが売れない小説家で、急に思い立ってCWニコルみたいに自然の中で自給自足生活したいと家族を連れて丹沢の山の中に野生動物の縄張りに家建てちゃうから〜

奥様が猟銃免許取って家族を守る為に熊狩に精出しながら麓の学校の事務員をジムニーかっ飛ばして励んだ結果と。

モデルは夫の弟さんのお嫁さんですね。

弟くんの趣味のロッククライミング屋支えて子育て仕事と頑張ってますね〜山は指で登るものらしいですね、アホです。

…桜子ちゃん逸話は友達の実話です。それもすでに結婚した後です…恐い!!!

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