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探偵少年コウキ  作者: たま


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18/30

影響

「やっぱり付いてきてるな、ケーサツ」若葉マークの猪俣の車の後部座席に昂輝と霧子は乗せて貰った。

後から車が付いてきてるのが山の中に入って分かりやすくなった。

イケメン宅配お兄さんは猫又(ねこまた)さんらしい。

「すごい!変わった苗字ですね〜」霧子が驚く。

「でしょ?もう宅配の仕事は天職なんすよ。元々は金がいい長距離トラックやってたんすが、体力がね、このままじゃあ〜持たないなぁ〜と。」お兄さんは顔も良いが会話もテンポ良くて楽しい。

「そうなんですか?宅配の方が体力要りそうだけど?」昂輝が聞く。

「夜ね〜寝れないのがね、ちゃんと。仮眠とかサービスエリアで取るけどね。これは年食ったら出来ないなあ〜と宅配に切り替えたんだ。」と話してくれた。

「でもトラック降りたら女達が放っとか無かったんだよな!」猪俣くんが楽しそうに話す。

「とりあえず1番綺麗な子と付き合ったら!もう大変で、疲れたよ〜」警察にまで勾留されてエラい目に遭ったのだ。

「桜子さんは、全然指図しないし圧も掛けてこないし、サイコー♪

なんで普通の女って、付き合ったらあんなにつべこべ言うのかなあ〜?息苦しいね〜付き合うって。」宅配お兄さんもとい猫又さんは、女の子と付き合うのに疲れ果てたようだ。

「うんうん、僕も色んな女の子と付き合ったけどちょっと他の子とデートしたらギャンギャンとうるさいの。結婚した訳でもないんだから、人の生活にとやかく言わないで欲しいよ。

僕も他の奴と遊びに行っても文句を言わないよって言ったら、頭オカシイって言われるし。」猪俣くんも猫又くんもまだまだ遊びたい盛りなのだ。

そりゃ、桜子の方が楽しいだろう。

「桜子さんぐらいの年頃だと結婚したいとか思わないんですかね〜?」と猪俣くんが霧子の方を振り返って聞く。

「長谷川さんがまさにそれで、結婚しょうと桜ちゃんに申し込んで迷惑がられてたね。

桜ちゃんは、実家が田舎の酒蔵でお兄さんがもう継いで結婚して後継者も生まれてるから、全く自由なんだよね。せっかくだから人生楽しむことにしたらしいよ。」と聞いた話を話す。

「だから酒に厳しいんだね!分かったよ〜俺がテキトーに缶チューハイ飲むと良い酒飲めと酒専用クーラーから出してくるの。飯は無いけど肴はいっぱい冷蔵庫に入ってるし!」猫又さんは桜子の家に出入りしてるのだ。

「はあ〜早く警察から解放されないのかなあ〜?

姉貴が元々猟銃免許持ってたけど、本格的にマタギなる気みたいでマンション居座わってんですよ〜

市役所のクマの討伐隊入ったみたい。

イヤだな〜」猪俣はお姉ちゃんが居るらしいが、今回の事で同居するハメになったようだ。

「あれ?そう言えば猫又さんはご家族同居しなくて良いんですか?」昂輝が聞く。

「そんな話、警察から聞いてないなあ〜何でだろ?」猫又は初めて聞いたようで驚く。

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