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探偵少年  作者: たま


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相談

「センパーイ、ちょっと相談乗って貰って良いですか?」なぜか桜子が神妙な顔で霧子に顔を近付ける。

「桜子さん、僕で良いじゃないですか?何でも相談乗りますよ?」またオンラインゲームに興じてたのに猪俣くんがイスごとダッシュしてきた。

「いいの!これは女同士じゃないと相談できないのよ!私、同期も先輩も後輩も女からはハブかれてるし。霧子さんしか相談できないのよ〜」と寄ってきた。

「1番付き合い長い古株の長谷川さん、居るじゃないですか?」と桜子が神妙な顔をする。

「ああ、今まで1番アナタに課金してきた人だよね。車1台分くらいは金掛けてるよね〜多分。」霧子も知ってる人だ。ちょっとナルシストで自分語りが長いので女の子達には敬遠されてるが、桜子はそんなの気にせず付き合ってくれる。

良い酒奢りさえすれば、桜子はほどほど話を合わせてくれるのだ。

「あの人が40なるから、そろそろ結婚したいんですって。それを私に言われてもね〜」桜子が困ってるようだ。「私なんて結婚向いてないし。全然したいと思わないからって断ったけど、今身体の付き合いあるの私だけらしくて〜どうしょう?」桜子が結構本気で困ってる。

他の男が居ることも隠さないので、まさか結婚しょうと言うとは思わなかったらしい。

結婚決めた男とは関係絶つ事にしてるくらいなので、困ってるらしい。

「断ってもダメなの?聞き分けの悪い男とは早くキレた方が良いよ?」桜子は男と仲良くなるのは得意だが切れるのが苦手なのだ。

だいたい奥さんなる予定の人が桜子の所に釘刺しにくるので、それを盾に断っているのだ。

印籠を渡せないタイプなのだ。なんとなーく疎遠になるのでお茶を濁してたのだが。

「先輩!付き合って!一緒に断って欲しいんの!ねっ!」と桜子が霧子の腕にしがみつく。美人だし、いい匂いが…

「ええ〜、前の宅配お兄さんの時と言い、アンタ絡みは怖すぎるよ〜イヤだよ〜」と断ったが…ニューヨークステーキハウスで奢りだと言われてしまった。

3kgのTボーンステーキを霧子が見つめていたのを桜子が覚えていたのだ。そして1個800kcalの本場ニューヨークチーズケーキも付けると言われてしまった。

フードコート横の店舗エリアの店だ。

なかなか入れない。


と言う事で、霧子に昂輝まで付き添いで長谷川さんにお断りをする席を設ける。

「結婚相談所なりマチアプなりで探して下さい。

ムリに結婚してもこの子、男遊びやめませんよ。好きだから。酒も飲み歩くだろうし、お金が持ちませんよ〜長谷川さん。」となぜか霧子が話す。

「ちゃんと親に紹介して実家が港区の一軒家だから、仕事やめて実家に入れば母がいいお嫁にしつけると言ってくれてるし。桜子ちゃんももう30だろ?

そろそろ落ち着いた方が良いと思うよ。」と、全くこっちの話を聞いていない。

これは難儀だな…と霧子も思った。

「それは桜ちゃんが決めることなので。今は結婚したくないんですよ。まだまだ自由に色んな男性と遊んで飲んでホテル行って暮らしたいんですよ。

なので長谷川さんは長谷川さんの幸せを探しましょう!ねっ!」とゆっくりステーキが食べたい霧子が巻く。

「僕は桜子ちゃんの為を思って言ってるんだ!

君は関係ないだろ!」巻かれてイラついたのか長谷川さんがキレる。

「絶対自分の財布を開かない桜ちゃんが、私にこのステーキを奢ってくれるんですよ?

どんだけ嫌がってるか?分かるでしょ?

結婚したいのは長谷川さんの都合です。桜ちゃんの為とかごまかさないの!男らしく断られたら引けば?

ダサいですよ?」霧子もステーキから湯気が出てる内に食べたいのだ。

強引に巻く。



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