昏睡強盗
昏睡強盗
コンビニ内では警察による捜査が続けられており、その店内に勇司と久信の姿もあった。二人は0班までおりてきた要請で連続昏睡強盗の捜査をしている中、再び起こった事件の現場にきている。
「またあれか久信?」
「ええ、特徴は一致しますが顔はしっかりと隠しているようですね。防犯カメラの映像ですと犯行の手口も一致していますし、同一犯で間違いないようですよ。」
「つうことはやっぱり女性かー、やりにくいな。」
「勇司さんは無駄にフェミニストですからね。深い意味はありませんが。」
二人は現場であるコンビニを後にし、黒いセダンに乗り込むと特局に一度連絡を入れ再び捜査に入っていく。
事件のあった現場現場をめぐり、ヒントをかき集めるが欠片さえも見当たらない。以前被害のあったに美容室の駐車場にセダンを停め、集めた防犯カメラの映像を見ながら勇司は頭を捻り、久信は目頭を押さえている。
「こりゃあ無理だな、なんもねえよ。」
「防犯カメラの映像も役には立ちませんか。容疑者の特定するのは無理ですね。」
「これ見てもなんかみんな勝手にバタバタと倒れていくしな。何の特技なんだこれ?」
「それについては見当ぐらいはついていますが、まだ確定ではないですので何とも言えません。」
そしてセダンは特局へとむけて走り出し、二人は少し考え込みながら防犯カメラの映像を車内で流し続けていた。
「はてさて、こうして過去の映像見てるくらいなら今の映像見ながら警戒したほうがマシかもな。」
「・・・勇司さんにしては珍しく悪くないアイデアですね、それでいきますか。少し疲れ目の心配が必要ですが。」
久信はどこかに携帯で連絡を入れ、二人は特局に戻ると直接地下にあるAVルームへと向かう。そこには様々な映像が映し出されている百を超えるモニター、そして異常なほどリアルに作られた人形を抱えるピンクのパジャマ姿の女性の姿があるのであった。




