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特技の使い方 〜吸えない煙草〜  作者: cozy
吸えない煙草 第四章 0班
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薙刀

薙刀


二人は顔からあらゆる汁を垂れ流しにしながらも、未だ暴れることを諦めず吠えている保田に迫っていく。

すると保田は背に手を伸ばすと、金属製の長い棒の先に鋏がつけられた物を取り出し、自らの上で軽く回転させて構え、思わず二人の動きがとまった。


「高枝切り鋏だよな、あれ?」


「それ以外には見えませんね。薙刀の代わりといった所でしょうか?やけに様になっていますが。」


特殊警棒を抜き、振り回されてくる高枝切り鋏を止めようとするが、衝撃の強さに久信は自ら特殊警棒を手放す。同じく勇司の持っていた銀色に輝く釘バットもあっさりと一撃で煙に戻されていった。


そして真っ赤に染まった目を見開き、口を開くと鋭い牙が見える。


「お前達を見て新しく千個集める物が決まった。これから千本の右腕を集める、そして次は、そして千本の左手だ。そして最後は千個の首だな。まずは手始めにお前達の右腕をもらうぞ。」


そう言うと高枝切り鋏の先端にノコギリを取り付け、勢いを増しながら高枝切り鋏を振り回していく。


「なんか少し薙刀っぽさは増したな。あれ実家になぜかあるよな。そして右腕奪われるのは勘弁して欲しいもんだよ。」


「たしかに私の実家にもありますね。使った事はありませんが。勇司さんならきっと右腕が千切れたら、右腕からあたらしい勇司さんが生えてくるはずですよ。」


「そしたら残った本体はどうなるんだよおいっ!」


「とりあえずその話は後でにしましょう。きますよっ。」


保田は野獣のように飛び上がり、高枝切り鋏を一気に振り下ろしてくる。二人は弾けるように左右に飛ぶと高枝切り鋏は地面に突き刺さり、さらに近付かせまいと周囲を一度薙ぎ払う。


勇司と久信はそのまま距離を取ると、中距離からの攻撃態勢へと移っていた。久信はロングコートの中からハンドガンを取り出すと、狙いを定めることなく腰だめに発砲する。発射された弾は構えとは裏腹に、保田の足へと正確に着弾するがその動きに変化はない。


【銀煙・ダーツ】


勇司は銀色の煙草の煙を一気に吐き出すと、その煙は無数のダーツ状に形どられると、狙い飛んでいく。しかし高枝切り鋏の一振りによって、全てのダーツは煙すら残さず消え去っていった。


保田は猛然と走り出し、勇司に狙いを定めると勢いのままに高枝切り鋏を横薙に振るってくる。勇司は手に持っていた煙草に火をつけ、青い煙を軽く吸い込んだ。


【青煙】


青煙の効果によって勇司の思考と視界がクリアに、そして冷静になり気分が落ち着いてくるのが手に取るように分かる。落ち着いた頭で高枝切り鋏の軌道を読むとバックステップで躱し、更に前に出てくる保田に合わせて前に出ると、正面から膝に関節蹴りをいれ、逆の足でローキックを一発決めると一気に下がり、振られる高枝切り鋏を躱すついでに射程外に脱出する。


すぐに追おうとする保田に援護射撃の銃弾が数発撃ち込まれ、急所を庇い肉体で受け止めている間に勇司は久信と合流し、青煙の効果を抜いていく。


「この銃ではダメージにもなってくれませんか、仕方ありませんね。勇司さん少し無理しますよ。」


「自ら進んで無理な事するのか。・・・マゾの極みだな。まぁしゃーない、やりますかね。」


二人は自らの身体に負担を掛ける事を決意し、保田を確保するための無理を仕掛けていくのであった。




ここまで読んでいただき感謝です。とりあえず多少新しい話を書きつつ、手直しできたらいいなと思っております。


感想、リクエストなどなどありましたら気軽にどうぞー。

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