表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
48/53

第45話 恩師の実力

今週から投稿日時を変更し、金、土、日に1話ずつ投稿していきます。よろしくお願いします。

今日は外からやってきたということで、実際の訓練は明日からということになった。ということで、少しヴァルキーも待たせていたので、今日はのんびりクルーランドを散策することにした。


「ごめんね、なんか急にここに伝わる守身術?を習得してくれって師匠の友達の人から言われちゃって…」

「なんか急におじさんに話しかけられたと思ったらそういうことだったのだな~リオなら何でもできそうなのだ、一体どこまで強くなる気なのだ?」

「正直わかんない。でも、今回のは剣術とまるで違う戦士の戦い方を学ぶんだよ。ちょっと勝手がわかるか心配。あともしかしたらここで1か月ほど滞在することになるかもしれない。前のスキルだってそのくらいかかったし」

「逆に1か月であのレベルまで行ったリオが恐ろしいのだ…我のことは気にしないでいいのだ!外でリオの代わりに路銀でも稼いでくるのだ」

「くれぐれもトラブルは起こさないでね?」

「分かっているのだ!リオは心配し過ぎなのだ!」

「オッケー、なら信じるからね。でも、僕の代わりに稼いでくれるのは助かる…?冒険者証って持ってる?冒険者に登録しているのは僕だし、従えている動物だけで戦えるとは思えないんだけど…」

「それは…細かいことは気にしないのだ。とりあえず、今日はこの町を巡ってイチャイチャするのだ~」


多分細かいことじゃないでしょなどと考えつつ、散策を始めた。この町の特徴は何といっても町の中心部にある高い塔だ。名前は、クルー・キャナルタワーというらしい。その高さは、ニューク中心部のギルド本部が入っているビルの次に高い建造物だ。この塔は、エミリー湖を広い範囲で見渡すために作られた塔であり、実際に湖の真ん中ぐらいまでは全て見渡せるとのこと。これによって沈没した船を探し、救助するのがこの町の役割でもあったりする。この塔が建てられたのは、約50年ほど前だそうだが、近年では塔の下の方に様々な商業施設が入り、下層では人でにぎわっている。イメージとしてはサンシャイン60が近いだろうか?ただし、中身は1920年くらいを思わせる古さをしている。


「この塔、人間が作ったものとは思えないほど高いの~我ならもっと高いところまでいけるのだが」

「だろうね、展望デッキ行けるみたいだからあとで行ってみる?というか行きたい」

「リオが行きたいっているのは珍しいのだ!なら我も一緒についていくのだ!」

「よし、でも先にショッピングから行こう!」

「おーなのだ!」


展望台を見てつい元の世界を思い出してしまったが、先に下層の商業ゾーンに行くことにした。と言っても、普段は買うものも特にないので、ひとまずお店を見て回り、お腹が減ったらご飯を食べるだけである(ヴァルキーがまだそこまで服にこだわりがないのが影響している)。とはいっても、アパレルショップに入り、自分に合わせた服や試着した服に対して感想を求めてくる様子は乙女さながらである。どうやら、僕の好みを把握しようとしているらしい。僕たちがクルーランドに着いたのはあっちの世界で言うところの午後15時頃である。そして、ギルドに呼ばれ、洋服を見ている間に、夕飯の時間になった。ということで、僕たちは1階部分にあったレストランに入り、夕食をいただくことにした。


「ここのレストラン今までのところと違ってかなりおしゃれだの~なんだ~?プロポーズか?」

「そんなわけないでしょ、それするなら上層階の方じゃない?というのは置いておいて、本当に抜け目ないな~今は焦っても仕方ないんだから、ゆっくりいこゆっくり」

「それならリオがさっさと我に決めればいいだけの話なのだ、簡単だろう?自分で言うのもなんだが、こんなに美人な妻なんてそうそう相手にできるものではないのだ」

「僕似たような感じの人3人ほどいるので説得力ないです。まあ、確かに顔だちはきれいだよね、3人とも、でも今関係ができてしまうと、今後破局したときに冒険に支障が出るとか、万が一の時にはしばらく冒険をお休みせざるを得ないとかね、ちょっと今の段階はデメリットが多すぎるんだよ、ごめんね」

「万が一ということは、結ばれたらそのまま交わるつもりなのだな?我は歓迎なのだ!」

「尚のことダメでしょ…だからお預けね?」

「ちぇ~もうちょっとでごり押しできると思ったのに~」

「ちょっと最近攻めの姿勢が強いよね、ちょっと困惑してる」

「それはリオが魅力的すぎるのがいけないのだ!」

「なんかフェロモンでも出てる?」

「うぬ、当然なのだ!」


(あっちの世界では出てなかったのに…)


「なんか言ったのだ?」

「いや、別に大丈夫、こっちの話」

「そうなのか、まあ他の女の話をして無ければ何でもいいのだ」

「あーへいへい」

「軽いのだ!」


最近はちょっと口を開くとすぐ恋愛の話に持っていかれる。これでは例の謎が解けるとは思えない…ちょっと対策考えないとな…まあ極論彼女にしてしまえばいいのかもしれないが、ここは健全な元男子大学生、誰が相手でも抑えきれる自信はない。それもあるので、とりあえず話題を逸らすために、会話カードを常に仕入れ解く必要がある。とりあえず、ここではのらりくらりとかわし、食事に専念した。その後は、特に何事もなく宿に向かいそのまま就寝した。

 翌日、2人でギルドに向かった。一つは訓練のため、もう一つはヴァルキーの1人クエストのためである。


「おう、よく来たねリオ君。あれ、そちらの女性はどちら様かな?」

「こちら、いつもパーティー組んでるヴァルキーです。あんまり大声では言えないんですけど、実は龍なので実のところは僕の使役するペットが近いですかね」

「ヴァルキーなのだ!よろしくなのだ!」

「ほう、君は龍まで連れているとは、噂には聞いていたが本当だったとは、でも見た目は女性のようだが…」

「今はこの姿になってるだけですよ、戦うときとかは龍の姿になります。それで、ご相談なんですけど…」


ギルドの人に訳を説明した。


「なるほど~そういうことなら冒険者証を発行しましょうか?10分ほどで出来ますけどどうしますか?」

「じゃあお願いします。さすがに、ずっと寮待機は暇だろうし」

「これで我一人で冒険に行けるのか?」

「そうそう、じゃあこれから少しの期間だけどよろしくね」

「もっっちろんなのだ!」


どうやら一人で行けることがとてもうれしいことのようだ。なんだか僕と一緒に行くのが嫌なのかと勘違いするが、多分僕の役に立てるから喜んでいるのだろう。だよね!?そして、少し待っていると、ヴァルキーの冒険者証が渡された。


「こちら一回噴出するとしばらくの間再発行はできませんのでくれぐれも気を付けてください。」

「分かったのだ!早速クエスト受けていいのか?」

「もちろん大丈夫ですよでも、まだ冒険者なり立てなのであまり難易度の高いものは受けられません。」

「えー?そうなのか?ならいつもリオがやってた薬草採取のやつにするのだ」

「でしたら…」


こちらの方はもう大丈夫だろう。ということで僕は訓練場に向かうことにした。とはいってもほとんど屋外であり、雨の日はギルドの奥にある体育館的な建物で訓練をやるんだそう。訓練場には10人ほどいたが、その中に僕の見覚えのある姿がいた。


「あっ!ジルさん!」

「おお、これはこれはお久しぶりです、リオ君。フィランデル以来ですかね?」

「そうですね、僕はあの後ニューク、ボスティール、トゥーロンなどを経由してこっちの方まで来ました。」

「結構遠回りでこちらまで来られたんですね。お疲れ様です。それで、今日はどうしてこちらに?」

「それなら私が呼んだんだ。もしかしてジル、リオ君の知り合いかい?」

「前にモンローとフィランデルの間で一回一緒に冒険したんです。その時ちょっとトラブルはありましが…」

「前に、珍しくジルがけがをして帰ってきたと思ったらそういうことだったのか」

「本当に、あの時は助かりました…」

「いえいえ、それが戦士の役目なので気にしなくて大丈夫ですよ」

「そういえばリオ君、ジルの実力は知ってるかい?」

「?いや…さすがに聞くのは憚られたので…」

「そうでもないですよ、自分たち同じくらいの体格のモンスターと戦えるだけで…」

「ジル、謙遜は良くない。実はな、ジルはこの教室の中でもTOP3に入る実力なんだ」

「ええ!?」


僕はあの時、実力者と冒険をしていたことをようやく知った僕であった。

どうも、winger86です。いつも本作品をご覧いただきありがとうございます。さて、今回はついに命のン人であるジルと再会することができました。さて、これからジルやヘンリーとどのような絡みがあるのでしょうか?それでは、また次回のエピソードでお会いしましょう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ