第20話 Idieなスフィールド村
お知らせ
投稿間隔が大幅に遅れてしまい申し訳ございませんでした。実生活でのイベントごとが重なり、創作時間が確保できない状況が続いておりました。
今後は、学業との兼ね合いから、現在よりも創作時間が作れないと判断したため、投稿頻度を週に1回とさせていただくことに決定しました。突然の報告となってしまい、申し訳ございません。以前より、話しが進むのが遅くなって今いますが、このままの頻度で投稿を続けてしまうと、心身ともに疲弊しきってしまう可能性がありましたので、このような投稿頻度とさせて頂きます。楽しみにしてくださった方には再度お詫び申し上げます。投稿頻度は減ってしまいますが、今後ともボルカノ物語をよろしくお願いいたします。
「どうぞこちらへ♪」
「わ、分かりました…」
と言って連れられたのは村の建物の中でも立派な建物だった。1回部分は受付のようになっており、ここが役場なのが感じ取れるが、2階部分へ上がってみると。至って標準的な住居が広がっていた。この建物は、下の建物の構造上、面積が広いので、平屋で十分なのだそう。あと、オーガンさんの口調がなんだか不自然に明るい気がする。何をされるのやら…先が思いやられる。
「お掛けになってお待ちください。今、お茶とお菓子を出しますから」
「ありがとうございます…」
リビングに連れられたが、内装はいくつもの賞状と父親らしき男性とのツーショット写真が一枚置かれた棚があり、それ以外は女性の書くといったかわいいデザインの物が多い印象だ。生まれて、この方女性の部屋に入ったことがないのでどうも落ち着かない。少しすると、お茶を入れ終わって戻ってきた。
「どうぞ召し上がってください♪」
「いただきます…おいしいです…」
「思いを込めて作った買いがありました、お代わりもありますのでよかったら」
「紅茶ってお代わりするもんなんですかね?」
「細かいことはどうでもいいんですよ~で、どうします?」
またしても圧を感じる。なんでだろう?ちょっと気まずい。とりあえず話を別の方向にそらすことにした。
「あの賞状らしきところにあるあなたと一緒に写る男性はどなたですか?」
「あれは、私の父です。もしかして嫉妬しちゃいましたか?」
「そうではないのでお気になさらず」
「すみません、ちょっと意地悪しちゃいました♪それはさておき、私の父はこの間討伐していただいたファルキーズと戦った際に負った傷が原因で病気を患い、そのまま命を落としました。ボスティールに向かったときにはすでに遅かったと言われましたね…ああ、すいません、こんな暗い話をして。でも、その父の仇を取ってくださったので、本当に感謝しています。父との戦いでファルキーズは先代のボスを失い、それに怯えた彼らは襲ってくることはなかったんですけど…今のリーダーはそのことを知らなかったんでしょう」
「こちらこそ、話しずらかったでしょうに、すみません。とりあえず、そんなことでしたらお役に立てて良かったです。」
「そういうことなので、お礼がしたいのです。その品物は今日はご用意できないので、ひとまず今日お渡しできる物だけ渡しておきます!」
「いいや、お気持ちだけで結構ですのでお気になさらず…」
「そんなこと言わないで!命の恩人のような方ですので、しっかりお礼の品は受け取ってください!では取ってきますので少々お待ちください。」
とりあえず、紅茶が残っていたのでゆっくり飲み、お菓子を少しずつ摘まんだ。ふと、窓の外を見ると、すでに日が傾き始めていた。泊まって正解だったかもしれない。すると、封筒らしきものをもって戻ってきた。
「こちらになります♡」
語調に湿気を感じたんだけど…と、封筒に書かれている文字をみると――『娘の婚約者になる人へ』――は?この人それで惚れたとかまたチョロイン系統?そして無くなったお父さんからの直接の手紙じゃないか!恐る恐る中身を開いてみると――
『娘の想い人へ
この手紙を読んでいるということは、娘に好きな人ができたということでしょう。生きていたのなら、娘のどこが好きになったのかとか、馴れ初めとかを聞きたいのですが、叶いませんので諦めます。それはさておき、私の娘オーガンは昔から、感情が大きいところがあります。喜怒哀楽全てがはっきり表情に出るので、見ていて楽しい子なのですが、今まで私が見ていた間では、好きな人ができたことがありません。そこで、感情が大きい娘ですから、恋愛感情も重い可能性があります。実際、その子の生みの親である私の妻は、いわゆるヤンデレでしたので…もし、その特性が強いのでしたら、覚悟を決めて今後ともお過ごしいただきますようお願いします。最後に、私の娘を好きになってくれてありがとう。娘を頼みます。
』
ちょっと色々言わせて…お父さんからヤンデレとかいう言葉聞きたくなかった…これが合っているなら、このオーガンさんはヤンデレ?前にカボディアにも迫られたのに…?これヤバいんじゃね?お断りしたら本当にヤバいことになりそうだけど、まだそういう恋愛関係は作ろうと思っていないから…う~ん…
「何と書いてありましたか?」
「一言でまとめると、娘をよろしくお願いしますとのことです」
「それを読んだならお礼の品一つ目が分かりますよね、私です♡//」
そんな照れられても、なんも出しませんよ、オーガンさん。
「あの~まだ僕そういう関係の人作ろうと思っていなくて…」
「へえ~お断りするんですか?まさか浮気!私のいないところで女作るなんて…!!!ユルセナイ!!」
始まっちまった…とりあえず今日は寝込みを襲われないようにしながら寝るしかないな…
「仮に、僕に好きな人がいたとして、それはあなたが浮気していることになりませんか?矛盾すよ矛盾」
「そんなことはどうでもいいんです。私以外の人を好きになること自体が浮気なんですから順番も関係ありません。」
「ごめんなさい、そんな倫理観の人とはお付き合い出来ませんね、お引き取り願います。」
「諦めません!絶対に振り向いてもらうんだから…絶対絶対ゼッタイ!!」
「仕方がありません、実力行使と行きます。」
そういって、近くにあったひもを使って手足をぐるぐる巻きにして身動きが取れないようにした。なんか結び方がよくなかったが、明日の朝までの辛抱だろう。かなり抵抗されたが、拘束した後の反応は何とも気味が悪いものだった。
「まさか、私の体を触れて、さらに手足を縛るなんて…♡ これから私何されるんでしょうか?もしかして私を襲って…?いいですよ、さあ召し上がって♡」
「では、おやすみなさい」
「なんで!私あなたのことこんなに愛しているのに!どうして受け入れてくれないんですか!私の何が不満なんですか?まさかサイズ?ならこの体好きになるようにあなたを変えます!なのでさっさと解いて…いや、この状態も悪くないです♡」
怒りと湿度の高い目を繰り返しており、情緒不安定といったところだ。この後も、ひたすらに何かをしゃべっていたが、無視を通し、ぐっすり寝た。
翌日、朝目が覚めると、拘束された状態で寝ているオーガンさん、いやメンヘラともヤンデレとも言うべき女性が寝ていた。さすがに、このまま放置は居たたまれないので、そっと拘束を外し、自分の寝ていたベットで寝かせた。今日のところは僕のにおいで我慢してくれ。あれ?こういう人って好きな人のにおい好きなんじゃなかったっけ?まあ、あげる?ひとまず音を立てないように早朝からスフィールド村を後にした。この選択がこの後自分の旅を揺るがす事件になるとはこの時の僕は分かっていなかった。
「ひとまず、今日でトゥーロンに着いてしまおう。昨日みたいにしつこい人だとおっかけてくるから少し急ぎ足で向かおう。」
さっきから悪寒が止まらないのである。本能的に感じる嫌な予感程当たるものは無い。僕は早歩きで森の中を進んだ。
それから数日歩き続け、ウォンタリー湖のほとりにある町、ランチェスターに着いた。ウォンタリー湖は畔にトゥーロンもある日本の琵琶湖よりずっと大きい湖だ。ランチェスターの町に入り、まずギルドに寄った。
「どうも、トゥーロンまでここからどのくらいかかるのかを聞きたいのですが」
「それならこのウォンタリー街道を通って3時間ほどです」
「ありがとうございます。そういえば、このウォンタリー湖ってどんな湖なんですか?」
「このウォンタリー湖は太古の昔に氷河が削れてできた氷河湖に分類されます。大きさは正確な記録は無いものの、直線距離で東西200km、南北100kmほどあると言われています。これでも、ゴルドナに5つある氷河湖の内最も小さい湖ですね。噂によると、池の主がいて、その主に出会うと、幸運が訪れるとか、不幸がもたらされるとかあるような不思議な湖です。」
「ありがとうございます!面白いお話ありがとうございました」
「それがお仕事ですので、お気になさらず。引き続き、お気をつけて冒険してください」
そういって、ランチェスターの町を後にした。
どうも、winger86です。大変お待たせしました!やっと創作時間が確保でき、何とか仕上げることができました。前書きにもある通り、投稿間隔が開いてしまい、申し訳ございませんでした。さて、今回の話はヤンデレ?メンヘラ?が登場する話でした。危うく理鳳は食べられてしまうところでしたね。第1章はあともうちょっとだけ続きます。次の更新は来週の月曜日に行う予定で、そこからは毎週月曜日1にエピソード更新を行っていきます。物語が進むのが遅くなりますが、気長にお待ちいただけると嬉しいです。それでは、引き続き、物語は続いていきますのでよろしくお願いいたします。それでは、また。
追記
毎週月曜日18時に投稿します。時間をお伝えし忘れてしまい、申し訳ございません。




