幕間Ⅱ「決闘の後に」
これは将駒と澄空の決闘の後の話。
将駒との戦いで、俺は限界を迎えて
倒れてしまった。
目を覚ましたら、白石さんがいた。
と言うか、膝枕をされていた。
どうやら治癒魔術を使って癒してくれていたらしい。
あとなんか、あぐらかいて座ってる
将駒に睨まれている。
「あ、白石さん…もう大丈夫なので、」
と、起き上がる……膝枕されてるとちょっとフワフワした気分になる。だが、
将駒からの殺意の目を向けられてる。
……天国から一気に地獄に突き落とされた気分だ
「あら、そうですか?……
よかった、元気になってくれて」
俺は愛想笑いしかできなかった。
殺意を向けられてるんだもん。
さてと、その殺意を向けてくる張本人は何か言いたげな様子……
「オイ、さっきはやり過ぎたと思う…
悪かった……な……」
おや、なんと…ツンケンしてて認めて
くれなさそうな御人だと思ったけど
意外と素直かもしれない……
「あ、だがよ、ヒナに膝枕してもらってんのは許せねェ…俺だってしてもらった事ねェってのによォ……
ぶっ殺すぞ……」
あ、これはあれかな。
将駒は白石さんの事……
((もしかして…白石さんの事好き?))
と、耳打ちで聞いてみる。
((はっ!?…何言ってんだよ!
な訳ねぇだろバカか!))
と返された。あー、そうか
なるほどねーっと、ニヤニヤしていたら、頭をゴチンといかれた。
痛い……
「なんの話をしてるの?……あなたたち」
「い、いやなんでもない(ねぇ)!」
と、いけないいけない、想い人がいる前で、恋バナはやめた方が良いよな……
((将駒、今度恋愛運占ってあげるね))
と最後に耳打ちしたら、
((いらねぇよ!……))
と返ってきた。
「それはそうと…私思ったんですけど、
星宮君って、ちょっと耳が尖ってるのね…なんで?」
指摘されて、思わず手で隠してしまった。普通じゃ無いから
これは確か……
「俺の母親が長耳族だから、遺伝したんですよ多分。父は人間です。」
「え……?じゃあ君って
半長耳族?
すごーい…珍しい……」
そっか、確か半長耳族は、
あくまで日本ではと言う話だが、
結構珍しいらしい。……
「半長耳族かァ…
だからお前……童顔なんか……」
気にした事なかったが、
俺は幼顔らしい……
今までの友達もそう思ってたのかな…
「長耳族の血が入ってるなら、
魔術適性は高いはずよ、なのにあなた
魔術は使わないのね」
「いやぁ……それが、
俺魔術は制御もからっきしで……
むかーし一度だけ母から教えてもらったんですけど、火を出す魔術を発動しようとしたら暴発して、火傷してから
トラウマで……」
幼少期を思い出す。
山の中、魔術に初めて触れた時のことを。俺の理力は、ただ放出するだけじゃダメなんだ。星の巡りのように、厳密に制御しないと牙を剥く。
だから、普通の魔術使用には絶望的に相性が悪い。
「何つーか、テメェ結構特殊な環境ないねぇか?
剣術も齧ってたって言ってたな」
え、覚えてたの!?
いや、アンチほどよく見てるって言葉もあるけど、嫌いだからこそ
つつけそうなとこを探ってるのかもしれない。
「ま、それであのザマじゃまだまだだろうけどなァ?テメェの不屈なのは認めるぜ」
文句も言えないな。
事実だし…でも、まさか認めてくれるとこもあったとは、……
「あ、星宮よォ、一応この学校は
班を組んでねぇといけねェ
制度があんだが、考えとけや、」
初耳だ。マジか……
神凪先生から何も聞いてなかったな
「ありがとう、助かるよ!
将駒!」
「あ゛?別に親切心で言ったわけじゃねぇよ!何にやついてんだコラ!
ヒナもだ!テメェらマジでざけんなよー!!!」
と、俺たちの絆は深まった……のかな?
2連続の幕間で申し訳ない。
ですが見てくれた方はありがとう!
次回のエピソードはいよいよ本編が進みますぞ!




