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天星UNFOLD〜占星術士の群青戦記〜  作者: 逢松十五
第1章 A rising stars編
6/29

幕間「西洋魔術師協会 枢卿議会」

星宮が正式に転入を終えた日と同日。

フランスのモン・サン・ミシェル内の会議場では、

七名の精鋭魔術師たちが、議会を行なっていた。

議題は「最近活発になっている特異点インターポイントと、魔洞のファナティカたちについて」


※当話の登場人物は皆、フランス語で喋っていますが、

セリフは意訳です!

フランス。

ノルマンディー地方にて。


フランスのノルマンディーにある魔術師の総本山。モンサンミッシェルでは、

魔術師たちが出入りしていた。

そこは「西洋(ウェスト)魔術師(ウィザーツ)協会(アソシエーション)」と呼ばれる組織の本部がある。

そして、その内にある円卓の会議場。

そこでは「七大(ヘプタ)魔術(ウィザーツ)枢卿(カーディナルズ)

と呼ばれる、

己が得意とする属性の魔術を極めし7人の魔術師たちが円卓に集い、議会をしていた。


「皆、忙しい中お集まりいただき感謝する。

さて、今回の議題は、特異点(インターポイント)の活性化及び、

魔洞の者(ファナティカ)についてだが……」


凛とした声が円卓に響く。声を上げたのは

無属性の基礎攻撃魔術を極めし

光の魔術師「煌卿(サー・アラグイア)」こと、

フラッシュ・ロンディネス。

純白のスーツに身を包んだ彼の左側頭部からは、光の象徴たる白い角が突き出していた。

議会をまとめるリーダーでもある。


「オレ様は大丈夫だがよぉ、

煌卿(サー・アラグイア)

眠り姫様はとっとと終わらせてぇんじゃねぇか?」


そう言い放つオレンジ色と赤色が入り混じったライオンのたてがみのような髪型の、赤いレザースーツを着た褐色肌の獅子の獣人の男は、

炎魔術を極めし炎の魔術師「火卿(サー・ヴルガン)」こと、

クリムゾン・アームストロング


「あら、クリムちゃん。

心配してくれてるの?

うふふっ、嬉しいわぁ…でも、

今日は何だか眠くないから大丈夫よ…

ふあぁぁ……」


そして、眠り姫と称された

眠そうな目をしている

長耳族(エルフ)の柔らかな白髪の、

ネグリジェのような魔導着を着た女性は、相手の精神や自身の周りの重力を操る月属性の魔術を極めた、

月光の魔術師「月卿(サー・アルテミス)」こと、

ルーナ・アイレーナ・エリクソン。


「いややっぱ眠そうじゃないっすか!

やっぱルーナさんだけ寝室に行ったほうがいいっすよ!」


と、クリムゾンが心配していると、

呆れたような声が聞こえる。


「バカかクリム。その人が大丈夫だっつってんだカラ、大丈夫なンだヨ。」


そう吐き捨てるように言ったのは、

濃い紫色の髪の毛と、赤色の目を持つ

魔術的自律人形生命体(オートマタ)の少年で、

電気系の魔術を極めし

紫電の魔術師「雷卿(サー・タラニス)」こと、

ツネヨシ・ライデン。


「あ゛ぁん?ツネヨシィ…

テメェに何がわかるってんだ?」


「うるさイですヨ、筋肉バカ…

アンタ、魔術師のくせニ何一丁前ニ

筋肉つけてンだクソ脳筋。」


「テメェだってカラテ

とかしてるだろうが!

日本語(ジャパニーズ)訛りの

フランス語喋りやがって…

テメェの嫌ェな葡萄酒(ワイン)

飲すぞコラ…」


「やってみろヤ、オメーこそ

ナットー食わせるぞ…」


「まぁまぁ、双方その辺に…

僕たちが争ってどうするんですか」


と苦笑まじりに止めるのは、

琥珀色の目と髪の毛を持ち、

前髪はセンター分けにしていて、

襟足を三つ編みにしている

若い人間の少年。年は17歳とそこらだろうか、彼も枢卿の1人だ。

彼は土・大地属性の魔術を極めた

土の魔術師「土卿サー・ゲーノモス」こと、

ルイスベルジュ・マルティネス。

彼は一番愛されており、

人によって愛称がかなり違うが、

一番言われているのはルーベルだ。

なお、今喧嘩している2人は違う呼び方をする。


「ミスタールイベル、止めないでください。これは自分とクリムの問題です。」


「そうだ!ベル坊!

コイツとオレ様の問題だ!首突っ込むな!」


やれやれ…と、仕方なく石の礫を飛ばす魔術(殺傷能力なし)で、

頭を冷めさせようとした時、

ツネヨシとクリムゾンの横っ面に、

水の玉が投げつけられた。


「「ぶへっ!?」」


そんな声を仲よく同時に上げた2人を

冷ややかな目で見据えるのは、

黒とマリンブルーメッシュのざっくりと切り揃えたショートヘアで、耳に当たる部分がまるで魚のヒレのようになっている、黒い目でジト目の、恐らくは

魚竜人族(シーサーペントマン)

少女。

水属性の魔術とそれを応用した氷属性を極めた水の魔術師「水卿(サー・ウンディーネ)」こと、

マリーヌス・レーヴ・アトランティス。


「別にワタシはいいんだけどさぁーあ?

フラッシュさんが困ってんじゃんか。」


「はい、さーせん」


「ごめんなさイ……」


と、しょぼくれながら、席につく2人。


「それじゃあ、改めて、ボクたちの会議を始めてもいいんじゃないかな?

煌卿(サー・アラグイア)。」


そう言うのは、白髪(はくはつ)に、

黄緑色のメッシュカラーがところどころ入った、ふんわりとした短髪…に見えるが、実は襟足が長いウルフヘアもどきの

翡翠色の目を持つ長耳族(エルフ)

少年にも少女に見える少女。

恐らくはルーベルと同年代。

風属性を極めた、風樹の魔術師「風卿(サー・シルフィード)」こと、

シルフィンドール・アイレーナ・エリクソン。


「ねぇ、ルーベルもそう思うよね?」


「そうだね、フィー。煌卿(サー・アラグイア)、どうか続けてくださいませ」


「む…ありがとう。いつもすまないね…」


目を閉じて、感じ入った後、

すぐに目を開けて宣言する。


「では、始めよう。

議題は前回と同じく、

特異点(インターポイント)の活性化と、魔洞の者(ファナティカ)及び魔洞獣(レムレース)が侵攻し始めていると言うこと、そして…それらを信仰する()()()()についてだ……」


幕間を読んでくれて感謝!

十五です!まだ5話もなってないですが、

物語は色んなところで進んでいるようですね。

さて、あなたの推し枢卿は居たでしょうか?

私はルイスベルジュ君です!では!

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