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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

おっさんと見た目幼女な転生者の、最初の共同作業は街作り

作者:塩辛蜻蛉
 その男には富があった。

 その男には名声もあった。

 そして、それらに相応しいだけの力も持っていた。

 ……だが、その男が本当に求め必要としたものは、はるか昔に失われていた。


 (らいちゃん、がんばれー!勝ったら、ちゅーしてあげる!!)


 その男と共に育った幼馴染みであり、最愛の妻でもあった女性は難病を患い、20年以上の昔に命を落としている。

 妻を失ったその日より、男は生きる屍になった。

 心臓は動いている。呼吸もしている。何も知らない人間から見れば、栄光に溢れた、何一つ不自由の無い人生を送っているように見えるだろう。

 しかし、それは妻の遺した言葉を機械的に実行し続けた結果であり、間違っても“生きている”とは言えない状態であった。

 そうして日々を過ごし、40歳を越え、その男の魂がいよいよ朽ちようとしていたある日、彼の前に光の塊が現れ告げる。


 【貴公の妻は異世界に転生し、我の託した使命を果たすべく奮闘している。望むのならば、貴公を彼女の元に送り届けよう――】


 男はとうとう頭がおかしくなったのかと、自嘲しながらも首を縦に振る。

 その男の行き先は、剣と魔法とモンスターが溢れるファンタジー世界。

 そして彼の妻が託された使命とは、そんな危険な世界で人々が平和に暮らせる街を作りあげることであった――



プロローグから2話まではシリアス多め、それ以降はコメディ色が強くなります。

ストックが続く限りは毎週火、木、土曜日の20時~21時頃更新予定。
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