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堕ちた英雄騎士  作者: CSS
第3章魔族の暗躍
37/84

31話魔族との闘い

「アハハハハ!スゴイスゴイ!!

やるじゃない!惚れちゃいそうだわ〜。」

部下が、殺されたというのに怒るどころか

笑っている魔族。

「悪いが、きさまと付き合う気には

なれんな。」

「あら、ツレないのね〜魔族はそんなに

お嫌いなの〜?」

「いや、魔族っと言ったっていろいろ

いる。」

ヒトを殺すことを楽しむ魔族もいるし争いが嫌いな優しい魔族だっているのも

知っている。お互いに生きるために必死な

だけだ。

「珍しいわね〜。ヒトでそんな風に考える

ヒトは。」

「だが、自分の部下を殺されて喜んでいる

きさまは、好きになれん。」

「そう、残念ね〜じゃあ、死んでもらおう

かしら〜?」

「死ぬのはきさまだ。」

魔族が、腰につけていた長剣を出しお互いに

構え、相手の出方を窺い、膠着状態になる。

周りは、静寂に囲まれた。1秒が数十分に

感じられる。魔族が、一歩後ろに下がった

ところを一気に駆ける。

『ブラッティサンダー』

魔族の左手から赤い雷が襲いかかる。

それを、ノートゥングで斬り払い、縦に

斬りつける。しかし、魔族は左に避け

魔族のいた場所の床が粉々になる。

「隙あり!!」

ガラ空きになった、おれの身体を斬ろうと

する攻撃を叩きつけた反動を利用して弾く。

2人の剣から火花が飛び散る。

『ブラッティサンダー』

魔族が左手を剣から離し放つ。迫ってくる

赤い雷をノートゥングを盾にして防ぐ。

ノートゥングと雷がぶつかり煙で当たりが

見えなくなる。

「くっ!どこ!?」

お互いに姿が見えなくなる。おれは、気配を

探る。

「ぜぁ!!」

煙の中から横一線に斬るが惜しくも剣で

防がれるが、魔族は踏み止まることが

出来ずに壁に激突した。

追い討ちを試みるが魔術を放たれ行くことが

出来なかった。

(魔術の無詠唱を何とかしなければ・・・)

魔族は、立ち上がり近距離で敵わないと

判断したのか魔術で応戦してくる。

『フレアショット』

今度は、炎の弾を撃ってくる。先ほどの雷

よりは、威力ば格段に低いが連射性に優れて

おり迂闊に近づけない。

おれは、廃屋の壁を壊し外に出る。

「ほらほら、どうしたの〜?」

魔術を放ち続けながら言ってくる。

(・・・おかしい、いくら何でもアレだけ

魔術を放ち続ければ直ぐに枯渇するはず。)

なのに、奴からそのような枯渇状態に

なる傾向はまったく見られない。

(魔力回復の魔道具?だとしたら一体

どれだ?)

こうしている間にも魔術を放ち続けている。

辺りにも被害が出始めている。騎士団が

来るのも時間の問題だろう。

(騎士団が、来ると厄介だ。この状況だと

おれが、魔族と判断されかねない。

魔族の相手にしながら騎士も相手すると

なると、いささか部が悪い。)

そう考えるとあまり、時間は、残されて

いないだろう。

(早く、あれを何とかしなければ・・・)



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