あとがき
ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました。
このお話は、もともと高校生時代から考えていたストーリーがありまして、そこからにょきっと生えて、だんだんお話ができて行ったという、ちょっと変わった過程で生まれました。
そのお話で出てくるフィリシアは、女傑で、「どうしたら、こんな性格になるのかなあ」と思っていたら、どんどんお話が脹らんでいったのです。
特に最後、アスティンに見送られるシーンは、このお話が生まれた時から、頭に浮かんでいました。
実際書き上げたら、伊藤由奈の「Im Here」が浮かんで、作者ながら、「フィリシアかっこいい〜」と思ってしまいました。
なので、このお話は女傑の人が、いかにして女傑になっていったかという話でもある、と言っていいと思います。
でも、こう書くと、じゃあ、このお話には続編があるの??と、思われそうですね。
まあ……あることは、あります。ちょっろと名前だけ出てきた、「ミズ」。この子が主人公のお話です。
ただ、このミズが主人公のお話、今の時点でも原稿用紙千枚は行くかもしれん、と思うぐらいの長編になりそうなのです。
そうなると、まだまだ時間がかかると思います。
現在、資料集めをせっせっとしております。
自分でも希望的観測を持ちつつ、やっておりますので、いつかは発表したいです。
そこでも、フィリシアは出てきますが、今回の話とは打って変わって、かなりすごい人になっています。まあ、幸せにやっています、とだけは言えますね。
とりあえず、この世界のお話は、一旦ここでお終いとします。
また、皆様にこの世界で会える日を楽しみにしたいと思います。