色欲教師と『灰』の生徒
「先生またねー♡」
「おう、気を付けて帰れよ〜」
白緑女子高等学校の物理教師、若竹 十三。若竹色の髪の垂れ目の男。一見まともな人間に見えるが、準備室にて今の女子生徒に手を出していたクズ教師である。
「ガキは単純だな〜。若さが羨ましい限りだ」
「……あのー、普通に犯罪っすよ、先輩……」
女子生徒と入れ違いに入ってきた数学教師、千草 幹は呆れた顔で十三を見る。
「安心しろ幹。毎度毎度言ってるが、俺は成人したヤツにしか手を出していないんだ」
「……いやアウトっす」
「ハッハッハ!……無駄話はもういい。で?」
空気が一変、十三は真剣な表情で幹に問う。
「……やっぱ警察の仕業みたいっすね。少なくとも『爆破』系と『切断』系は居るかと……」
「だろうなぁ〜。何を如何考えても総理の爆発は物理的な起爆装置の類じゃ説明出来ねぇ。となると厄介過ぎるな。遠隔で触れずに人間を起爆出来る能力者……」
「……暫くは様子見した方がいいっすよ?」
「あんま時間かけ過ぎても、能力者を集められるとなぁ……」
「裁判官連中と激突するのを待ってからじゃダメっすか?」
十三は窓の外を見ながら足を組む。
「現状最大勢力の二つがこのタイミングでマトモにぶつかる事はねぇだろ。双方、他の小さいとこを潰し、吸収出来るなら吸収する筈……」
「……」
――コンコン。
「おう、入れ」
「失礼します……」
幹は入ってくる少女を見て内心恐怖を覚える。
(この子……何回見ても慣れないっすね……)
入ってきた女子生徒は未だ一年生の灰鹿野 小鹿。灰色の瞳の中には長方形の瞳孔が……。
「どうした、灰鹿野」
「……小鹿、眠い」
「保健室に行け、此処は休憩スペースじゃないぞ」
しっしっ、と手で追い払うジェスチャーをするも小鹿は動かない。
「……はぁ。ほら、勝手にしろ」
流石に先程まで女子生徒と使っていたソファーを使わせる訳にはいかないと別のソファーにスペースを作ってやる。
「……おやすみ」
丁寧に靴を脱いでソファに横になると丸まって寝た。
「……警戒心無さ過ぎて心配になるっす」
「ハッハッハ!心配なんか要らねぇのはお前も知ってるだろ?」
「いや、先輩に手を出されないかって意味っす」
「…………」
「……否定はしないんすね」
外から見ると普通の学校でしかないこの場所でも、確実に能力による変革は起きていた……。
設定
白緑女子高等学校
伝統有る女子高。白緑色の校舎。地域からの評価も高い。
若竹 十三
若竹色のツーブロック、刈り上げは少し長めで刈り上げ部分も若竹色。垂れ目で常にやる気無さそう。瞳は黒。相手から見て口の右下に黒子。物理教師で私服に白衣のラフ過ぎる人。18を迎えた美人な女子生徒に手を出してる。準備室を私物化し普通に仮眠や行為をしてる。
千草 幹
目付きが悪く三白眼。髪は黒くきっちり清潔感のあるスタイル。千草色のスーツを着ている。『〜っす』の語尾が物語る通り、生徒には手を出さないもののチャラい。数学教師。学生時代、先輩の十三と色々やらかしてる過去が有る。煙とアルコールがダメで喫煙と飲酒はしてない。
灰鹿野 小鹿
灰色のつやっつやの髪を三つ編みのハーフアップにしている。常に眠そうな眼、瞳は灰色の中に長方形の黒い瞳孔。身長は152。眠たい時には保健室には行かず準備室に入り浸る。十三以外とは会話しない。




