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私情警察6 ~後編~ メキシコの拷問【犬刑】

オレは外道を大きな柱に括りつけた。


(あ~、まだ肩が痛むな…)


外道はまだ眠っている。


「クソが…!肩が…いてぇだろうが!!」


外道のボウガンでヤツの片目と右脚を打ち抜いた。


「ゲハ!いてぇ!ってなんだここは?目が!目がぁぁぁ!」

「よう、お目覚めか?ボウガンでさされる気分はどうだ!」

「てめぇ、これほどきやがれ! ぶっ殺すぞ!」


外道は起きるやいなやギャンギャン吠えだした。

まったく、外道はボキャブラリーがない。

いつも似たようなセリフばっかりだ…。


「たまにはちがうこと言ってみろよ…でないとよ、この作品が手抜きだと、思われちまうだろう…が…!」


ドゴっ…! バキ…!


「ゲハ…!いてぇ…よお」

「痛い?おまえが動物にしてきたことだろ?。人生のツケってのは必ずまわってくるんだ!だがチャンスをやろう。おまえがオレに謝ればこれ以上はやめてやる」

「ホ、ホントか…?すみませんでした…心を入れかえて動物にやさしくします!」

「ふむ、まぁよかろう…」

「は、はやくほどいてくれ!」

「そうあわてんなよ。待っていろ…」


そういってオレは二つのリードをもってきた。

そのリードの先は…二匹の猛犬だ。アメリカでは有名な犬だ。


「「ウウウ……ウウウ…ゥゥ!」」


「え?え? おい、それまさか…!」

「そう…ピットブル、だよ」


オレは外道の縄を解いてやった。


「オレにもツテがあってね…今回特別に仕入れたんだ…」


この間の投石で肩がまだ痛むので…

今回はの拷問はこのピットブルたちにガンバってもらおうか。


「犬の無念は犬が晴らしてくれるだろう!さぁ、行け!ピットブルよ!」


オレがリードをはなすと、犬たちは脇目もふらず外道の下半身に嚙みついた。

外道も必死に抵抗するが…ボウガンのキズが痛むのか思うように動けないようだ。


「ぎいぃぃやあぁぁぁぁあああ! いってぇぇえ!!」


罪人を生きたまま動物に襲わせるのはどこの国でも少なからずあるものだ。

今回の刑は主にメキシコマフィアがしていたという【犬刑】である。


「お、おい。約束がちがうじゃねーか!」

「オレは手を出さない…約束は守っているが…?」

「そ、そんな…」


ピットブルという犬種は闘犬といわれている。攻撃性が非常に高く、飼いならすのがとても難しい。外国では飼い主を嚙み殺す悲しい事件なども起きているようだ。攻撃性が高いことから、うまくしつければ番犬にもなるようだが…やはり難しいと聞く。だが、ここではその攻撃性の高さがとても頼もしく見える。


ものの数分で外道の両脚はなくなった。


「なんで立たせているかって?そっちの方が外道を長く苦しめることができるからだよ。いきなり頭を咬みついて、死なれちゃ拷問にならんからな。キサマはもうちょっと苦しんで死ね」

「ぐえ!…ぐふ!…………べぐ!」


「「 ガウ!ガウガウゥゥゥゥ!! 」」


外道の悲鳴が室内に響く。


パシャ! パシャ! パシャ!


とりあえず、記念に写真を撮っておいた。


「おい、おまえ…死にたくない?助かりたい?」

「し、死にたくないです。た、助けて…」

「殺された動物たちもそうだっただろうな」

「ぎゃぁぁぁあああ!たすけてくれぇぇぇえええええええ!」


そして一晩放置して2日目の早朝に外道は動かなくなっていた。

原形をとどめていなかった…。学校にあった骨の模型を思い出した。


「今回はあまりもたなかったわね…」

「相手がピッドブルだから無理もない。…お?肩がだいぶよくなってきたな」

「それはよかったわ…イヌ刑ってあるのね、ネコ刑ってあるのかしら?」

「いやぁ、聞いたことないな。あれば今度ためすか。外道はたくさんいるしな…」

「ダメよ、ネコちゃんがかわいそう」

「犬はいいのかよ…」


こうして今回の依頼は無事に終了した。




翌日、オレは依頼者に依頼完了の知らせをおくった。

事の顛末をなるべく依頼者がキズつかないように言葉をえらんで…。


(まだ、少し肩が痛むな…。おっと、いけない。報告を忘れてた)


オレは机の一枚の写真に敬礼をした。


「ファンネル警部補、ゴミ掃除が終わりました。街が少し綺麗になりました」


(ワン!ワンワン!)


聞こえるはずのないあいつの鳴き声が…オレには聞こえたような気がした。


(まぁ、人をたくさん殺しているから…オレは天国そっちにいけないだろうけどな…)


オレはイヌが好きだ。

マリはネコ派らしいがオレはイヌ派だ。

ここだけはマリが相手でも考えを変える気はない。

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