私情警察4 ~後編~ 南アフリカの拷問【タイヤネックレス】
外道を拷問室に運んだオレは、外道二人の両手足をしばった。
「ZZZ…………」
「いつまで寝てやがんだ!さっさと…起きろ!グズどもが!」
ボコッ!
鼻に一発、膝蹴りをお見舞いしてやった。
「ぐはぁ! ってなんだここは!?あ、てめぇは!!」
「これをほどきやがれぁ!!」
「はい!笑って笑ってぇ…はいチーズ!!」
パシャ! パシャ! パシャ!
オレは記念写真を撮ってた。
「…て、なに写真撮ってんだ!? ぶっ殺すぞ!!ああ!?」
ドゴ!
「うぐ!がは!」
「オレは笑えって言ったんだよ。怒れとは言ってねぇよ」
「ぐ………なにをするつもりだ!?」
「なんだろうなぁ…」
「て、てめぇ…」
「お、そういえば…おまえ、いい車に乗ってんな。アレをオレにくれよ。くれたらその縄を解いてやるよ」
「わ、わかった、やるからこの縄をほどいてくれ!」
「よし、交渉成立だ…」
オレは外道どもの縄を解いてやった。
「ひい、ひい、」
……瞬間、オレは二人に渾身のローキックをお見舞いした。
ドゴ! ガキ!
「そ、そんな…約束がちがう…」
「縄を解いてやっただろ? 命を助けるとは言ってないぞ?オレは」
「た、たてねぇ…いてぇ…」
オレのローキックを食らったんだ。いっときは動けまい。
「さて、そろそろ始めるか…」
オレは外道たちの首にタイヤをかけた。
「車が趣味なんだってな…それに見合った拷問を用意しておいたぞ」
「な、なんだ?なにをする気だぁぁ…!?」
つぎに、ある液体をたっぷりかけた。
「ひゃ、つ、つめた!!…このにおいは…ガソリン!? ま、まさか…!!」
「冷たいらしいからな…温めてやるよ!」
オレは外道どもにむかって、火のついたマッチを放り投げた。
瞬間! 外道たちについていたガソリンが勢い良く燃えあがる!
「「 うげええぇぇぇ!ああああぁぁぁぁ!いいいい! 」」
外道の悲鳴が室内に響く。
この拷問は『タイヤネックレス』といって南アフリカの拷問の一種だ。
そして炎で溶けたゴムは内側、つまり人間のノド周辺にまとわりついてゆく…!
炎で顔は焼けただれ、溶けたゴムが体内に入り…最後は喋るのもキツくなる…。
声帯まで焼き尽くすからな…。そうとう苦しかろう。
だが、すぐに死んだらつまらん。オレはすんでのところで冷水をかけた。
とはいっても、もはや生みの親が見てもわからん状態になっているが…な。
パシャ! パシャ! パシャ!
とりあえず、記念に写真を撮っておいた。
「あぐぐ…ぎぎぎぎ…………がががび…!!」
「どびび…ぞごぎぢぢ…!」
「じゃあな、クズども、たまに様子を見にきてやるからな」
そうしてオレは丸一日こいつらを放置しておいた。
そして次の日にまたタイヤネックレスをプレゼントしてやった。
「ぎゃあああ! あつい、あついあついあついあついあちいいい!」
「たすけ、たすけ……タス…ケてぇええええ!ちいぎやああああ!」
そして…外道は2日目の昼すぎに動かなくなっていた。
「予定より早かったわね…」
「けっ、根性のない外道どもだ…すぐに死にやがって……!」
「なかなかうまくいかないわね…」
「ああ、いつも加減をまちがえるな、オレは…。次はうまくやるさ」
「片付けがラクだけど…においがイヤね…」
「換気扇は回したんだが…。こんどは屋外でするかな……」
こうして今回の依頼は無事に終了した。
因果応報という言葉がある。他人にした行いは自分に返ってくるという意味だ。
オレもいつか……報いを受ける日がくるのだろうか……?
江藤さんの言葉を思い出す。
(地獄に行く覚悟はできています…か)
ま、オレも地獄行きだろうな……警察やめてこんなことをしているのだから……。
だが、どうせ地獄行きが決まっているのなら……
一人でも多くの外道を屠ってから地獄に行くさ。
外道が長生きしてたら…なんかムカつくだろ?
翌日、オレは依頼者に依頼完了の知らせをおくった。
事の顛末をなるべく依頼者がキズつかないように言葉をえらんで…。
外道のクルマをどうしたかって? 知り合いに頼んだらけっこういい金になった。
カネは依頼者に送ったさ。
外道がタイヤと一体化した写真をいっしょにそえてな。




