イチャイチャイチャイチャ
怪我が治ったケンの上にまたがって見下ろすヤマメは、獲物を捉えた蜘蛛そのものだった。妖艶に頬見ながら上着を脱ぎ、下着だけになってケンを誘惑する。
ヤ「もう3週間くらい我慢してたのよ…溜まっちゃってしょうがないの」
ケ「そんな事言ったって…俺はする気なんてないし…」
ヤ「つれないわね…じゃあ本番はしなくてもいいから…」
ヤマメは横腹や腰から蜘蛛の脚を出してギチギチとケンの周りで動かし続ける。どうやら、「舐めてくれ」ということらしい。ヤマメから何もいわれてはいないが、彼女の目を見ればそれが伝わってくる。
嫌だと言っても無駄だと諦めて、蜘蛛の脚を一つ掴む。ヤマメも喜びでソワソワしながらそれを見届ける。
ケ「あ…むぅ…」
ヤ「んっ、良いわ…ケン…そのまま…舐めて…」
ヤマメに言われた通り、咥えた蜘蛛の足先を汚れを取るように丹念に舐める。ジュルリ、ジュルリと水っぽい音を響かせながら舐め続けると、ヤマメの顔は今まで以上に赤くなる。
ヤ「フゥフゥ…」
上着の裾を口で咥え、足先からくるゾワゾワとした感覚に浸るヤマメ。それを下から眺めながら、ヤマメにその感覚を送り続けるケンは、舐めるのを中断して別の動きに出た。
ヤマメの足をストローを使っているかのように吸い続けた。突然感覚が強くなったことでヤマメは大きく身体を仰け反り、危うく後ろに倒れそうになる。
ヤマメの手を掴んで倒れるのを阻止し、自分の横まで引っ張る。ポテっと横になったヤマメはハァハァと息を荒くしてケンを見つめ続ける。
ケ「ぷっはぁ…ふぅ~…」
ヤ「え…もう、終わりなの?」
ケ「いや、ちょっと休憩してるだけだよ」
ヤ「そう…」
少し物足りなかったのだろうか、焦らしにも似た感覚にヤマメはケンをギュッと抱きしめる。まるで親に甘える子供のように、構ってほしいと言っているように。脚を絡ませてケンを逃げられないようにして、撫でるように背中に手をまわす。ケンも全てを受け入れようとヤマメを抱き返し、二人の体温で布団もジワジワと熱くなっている。
ヤ「…ねぇ、そろそろ続きを」
ケ「そうだな…じゃあ早速」
こんどはヤマメの首筋に舌を伸ばし、犬のようにペロペロと舐める。
ヤ「ひゃあっ、あ…あぁ…」
脚や指は舐められたことが何度かあるが、首筋は殆ど経験していない箇所だった。肉がほとんどなく、刺激が直に伝わりやすく、さっき以上に体中がゾクゾクと快感が駆け巡る。
その感覚に耐えきれず、悶えながらケンを必死に抱きしめる。
ヤ「はぁっ、ん…くぅ…」
ケ「ヤマメって、どこ舐めても効くよね」
ヤ「だって…ケンが上手だから…」
ケ「そうなのか、そう言われると嬉しいな」
そう言ってケンはヤマメにキスをする。ヤマメの瞳には、ケンという男以外何も映ってはいない。ケン無しでは生きられない、そう断言できるほど、彼女はケンが好きであり、ケンが特別な存在なのだ。
ケンも、ヤマメほど愛には狂っていないがヤマメ以外の女性を好きになるのはあり得ないと思っている。
ヤ「んは…、ケン、大好き…」
ケ「ヤマメ、俺もだ」
もう一度アツいキスを続け、互いに身体を密着させる。脚同士をより触れ合うように絡め、二人は相手の背中に手を伸ばして引き寄せるように抱き着いている。
蜘蛛の脚を全てケンを抱きしめることに使っているヤマメは、今の状況に満足している。そんなヤマメをさらに喜ばせるためにケンはヤマメの蜘蛛の脚を一つ掴み、最初と同じように何度も舐め回す。
ヤ「んん…はぁ、はぁ…もっと…ケン、もっとぉ…」
甘い声で誘惑するヤマメの誘いに乗り、もっと激しく舌を動かす。その度にヤマメは声を漏らし、感じているというのをケンに伝える。
二人のこの愛の営みは、もうしばらく続いた。
イチャイチャ、イチャチャイチャ。イチャイチャイチャイチャ…。いいですね。本番を掛けなくても、それっぽいことをしている風に書こう、そう思っている次第です。
それと、この小説…、終了まであと2週間です。
読者様につかの間の安らぎを
「kanisaku」




