参考に
ケンが生き返ったその日の晩。自分の家に帰った映姫は、夫のシュンと食事をしていた。
シュンは幻想郷で育った男性で、映姫は彼の事を前世の時から知っているという。彼は前世は、けして位は高いとは言えない僧だったそうだ。そして、後に映姫となる道に置かれていたお地蔵様に毎日のように拝みに来てはお供え物を置き、毎日人々の為に尽くしたという。地蔵だった頃の映姫は僧としてのその姿勢に惚れ、閻魔となって彼の身元を探り、そしてあの世で結婚に至ったという。
シ「…なぁ、映姫」
映「何でしょう」
シ「今日、やけに帰り早くないか?今朝は明日の朝までかかるって言ってたのに…」
映「私が、戻ってくるのが嫌なんですか?」
シ「いや、そういうわけじゃ」
映「やっぱり、私みたいな女性とは…アナタも満足できないですよね…」
今にも泣き出しそうにうつむく映姫を、なんとか励まそうと声をかける。
シ「そ、そんなことないよ」
映「私にあんなに信仰を注いでくれたアナタでも、私みたいなのと一緒に過ごすのは…嫌ですよね」
シ「そんなことないってば、俺も最初は戸惑ったけど、映姫は真面目だし、仕事熱心で…けど俺にだってちゃんと一緒に居れくれる。素敵な嫁さんだよ。だから、そんなに落ち込まないで…」
映「…そうですね、そうですよね。すみません…突然落ち込んじゃったりして。でももう大丈夫です」
その言葉を聞くと、目に溜まった涙を指で拭って、映姫は何時もの笑顔を見せてくれた。
彼女は仕事で疲れている。あまり無理やストレスは溜めさせたくないのだ。
シ「そうだ。俺に何かできることがあったら、何でも言ってよ。夫婦なんだし、俺なんでも手伝うよ?」
そう言った途端、映姫の目の色が変わる。まるで、蜘蛛が張り巡らせた巣に、獲物が飛んできた時のような、「待ってた」と言わんばかりの目…。
映「では、先にお風呂に入ってください。今晩、したいことがあるので…布団を敷いててください」
シ「分かった」
シュンはまだ知らない。映姫が、何のために布団を準備させるのかを。しかし、映姫にとってそれは好都合だ。サプライズにもなるし、ここで言えば断られてしまうかもしれない。でも、始める直前に言えば、ノーとは言い難くなるだろう。そう思ったのだ。
・・・・・・・・・・・。
シ「あ、映姫。準備できたよ」
二人分の布団が綺麗に敷かれ、その上にシュンが正座をして待機していた。風呂に後に入った映姫は、パジャマに着替え、ポカポカと湯気を纏いながらその寝室に入る。
映「ふふ…シュンさん…」
シ「?」
映「何でも、協力してくれるんですよね…?」
シ「そうだけど…」
映「じゃあ、手伝ってください。私と一緒に…私のストレス発散を…」
フラフラと近づき、崩れるように座ってシュンに抱き着く。そして、日頃は絶対に見せないような、赤く、男性を誘う目でシュンに接する。
シ「え…どういう…」
映「私と○○○したり××××とか▽▽▽▽や□□□□□を…してください」
シ「!?」
どこでそんな言葉を覚えたのか。と言いたくなるほど驚いたシュンだが、ここで映姫を突き放してしまっては彼女にわるい。何時もキッチリしている彼女が白黒はっきりして、真面目な彼女ではなく、淫らな彼女になろうとしているのだ。
据え膳食わねば男の恥。と言う言葉がある。しかし本当にいいのだろうか。今までの彼女からは想像もできないような状況だ。まるで、騙されているかのようにも思える。疑うことさえ、彼女を傷つける。もう自分に拒否権などはないのだろう。裁かれる魂が彼女に口答えできないように、自分も彼女を受け入れるしかなかった。
シ「…分かった。痛くしないけど、痛かったら、すぐに言って?」
映「大丈夫、アナタとなら…絶対に我慢できるわ」
彼女の子供用にも思えるパジャマを脱がし、そして部屋の電気を薄暗い状態にし、愛する者同士で交わった。
彼女の体温が徐々に上がり、二人は濃厚なキスをする。そして、ケンが映姫に言った内容をできる限り真似し、二人で快楽に溺れていった…。
・・・・・・・・・・・。
疲れて同じ布団で横になるシュンと映姫。しかし、不思議と頭が冴えていて、眠ることができない。
シ「…なぁ、映姫」
映「なんでしょう…」
シ「子供は何人欲しい?」
映「!? そ、そんな急に…」
シ「だよね。俺は、まだいいかなって思ってる。今は、映姫とだけ一緒に居たいから…」
映「シュンさん…」
シ「前世で会話とか、一緒に居れなかった分。ここでずっと居よう」
映「…えぇ、ありがとうございます」
ギュッと腕を抱きしめられ、その映姫の可愛さからつい、映姫の頭を撫でていた、緑色の髪は癖がありながらも絡むことはなく、シュルリと指を通していく。
映「あ、さっきのあれ…他の人には言わないでくださいね?職場の方に知られるのは…その、恥ずかしいですから」
シ「分かってるよ。大丈夫」
映「私自身、あんなに乱れるなんて…」
シ「本当に、あんなのどこで知ったの?」
映「今日、裁かれに来た人からの悪行を吐かせたときに、聞き出したのですが…私も、悪い事をしてしまったのでしょうか…」
シ「そんなことないよ。白黒はっきりつけてしたんだ。あの時の映姫なら、しかたないよ。それに…可愛かったし」
映「もう…そんな事…言わないでください…」
恥ずかしさで顔を赤くし、自分に抱き着いて顔を埋めるように隠す。その小さな体を抱き寄せ。深い眠りにつく。二人の距離が近づいた夜の出来事である。
映姫様可愛いよ映姫様。ロリコンであり年上好きであり巨乳好きであり貧乳好きである人物…そう、自分です。
結婚してたのに、映姫様は初めてだったんですね…。
しかし、○○○とか××××とか▽▽▽▽や□□□□□とかって、一体なんなのでしょう…書いている自分も、深く考えたことがありませんでした…。
読者様につかの間の安らぎを
「kanisaku」




