↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
250/394

ステラの帳面・その十五 赤い帽子の夜

――ヴァリエスタ クランハウス


『消耗の欄。ほぼ全部。詳細、後日。書ける手になってから。数字は、逃げない。逃げないものは、後日で、いい。』


『特記の欄。悠仁、重傷。アリスの詠唱、回数、数えていない。数えられる状態では、なかった。数えていない、と書くのも、記録である。空欄と、数えなかった欄は、違う。違う、ということにしておかないと、この頁が、持たない。』


『修繕の欄。私の筆、直し用、初回使用。四枚目のスクロールの字間が、乱れていたからである。乱れの原因の欄には、こう書く。手が、震えていた。原因を書くのが作成師の帳面である。今日は、それが、こんなに重い。あの筆は、買った日から、使わなかった日を数えるための筆だった。数え納め、本日。』


『私事の欄。全員、生きている。……今日は、この一行を書くのに、時間がかかった。以上。』

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。