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≪本論・十二人の怒れるヒーラー2≫

続いてマクシアが入廷した。


(!)


私は彼女の有様を目にし、仰天してしまった。


先ほどの十二人のヒーラーは一種異様であったが、対するマクシアは一種どころか百種ぐらい異様であった。


彼女は自身の足で歩いていなかった。

拘束具で全身ガッチガチされ、ストレッチャーに括り付けられた状態で、完全武装した法廷警備員四名によって運ばれて来たのである。

顔には目隠しがされているが、そこは普段通りなのだが、それだけでなく厳ついハーフマスクまで付けられて喋れなくされていたのであった。


扱いが既にS級冒犯である。


(え、マクシア、マジ何したの……)


私は不安でドキドキしてしまった。


「被告人ですが高速二重詠唱まで使用可能なので、安全のため、このような対策を取っております。被告人自身による弁護は最後にまとめてやってもらいますので、その時にハーフマスクは外します。よって本裁判は、まず証人側による証言をすべて行っていくという流れになります」


裁判長は厳かにそう説明した。


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