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≪本論・十傑集の躍進7≫

十傑集は他種族の名うての強冒険者三名と一騎打ちを実施した。

その顔ぶれは以下である。



一人目。

コトゥーゲ。

有尾種の男性。


「私の個人保有魔力量は53馬力です」


と公言している。

先にも触れたが、個人保有魔力量の高さはそのまま戦闘力の高さなので、そう言う事により自身の強さをアピールしているのである。


が、これは欺瞞工作であった。

本当はそれよりも遥かに高い個人保有魔力量を有しており、虚言を弄する事で真の実力を隠しているのである。

ジョブは二刀剣士〈ダボーソーダー〉なのだが、彼の尾は魔法で強化されると人体を貫くほど強力な刃と化し、それを第三の武器として使ってくるため、三刀剣士〈トリポーソーダー〉と呼ばれている。



二人目。

キューセンドルフ。

有毛種の男性。

身の丈210センチにおよび、その肉体は分厚い筋肉で鎧われていて、見た目からして強者である。

更に彼が強者である事を示す物証がある。


何と魔物を従えているのであった。


魔物は人型知的生命体に敵対的であり懐く事は決してない、というのが定説である。

だが彼はその定説を覆しているのである。

しかも従えているのは強力無比な、六脚馬、という魔物であった。


六脚馬、またの名を、ドリル馬。


ドリルの魔法を使用して行われるその突進は、何人たりとも阻む事は出来ない。

その勇壮な突進姿は語り草にもなっており、曰く、


「その馬、青きドリルをまといて、金色の野に降り立つべし」


キューセンドルフはそんな六脚馬を圧倒的武力によって屈服させたそうで、轟天号と名付けて、乗り回しているのであった。



三人目。

ファルケン。

有角種の男性。

前頭部付近に生えたブレード型の赤い一本角が特徴的である。

肉体強化の魔法を使った時のスピードは通常の三倍。

また、勘が異常なまでに鋭く、死角からの攻撃なども察知できる。



以上のような名だたる猛者達を相手取ったのは、十傑集の中の誰であるか?


それは忍者[ヌィンジャ]のオウタであった。


その勝負の行方は?


結論から書いてしまうと、オウタの三戦三勝であった。


しかも驚くべき事に、彼は全員、ワンパンで終わらせてしまったのである。


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