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≪序論・背景・主要人物3≫

三人目。

マクシア・ハンニバル・ボルフェス。

有無種の女性で年齢は16歳。

冒険者としてのジョブは治癒士〈ヒーラー〉である。

たおやかな美少女。

身体全体を緩やかに覆ってボディラインを目立たせない一般的な治癒士服を着ていてもわかってしまうほどにスタイルがいい。

性格はおっとり穏やかで、間延びした喋り方をする。


大魔王討滅戦争発動直後に設立された帝立勇者聖女養成専門学校の治癒士科の卒業生である。

在学中は成績最優秀者の双璧の一角を占め、


【識のブルータス、才のマクシア】


と呼ばれており、二人はバッチバチにやり合うライバル関係であったらしい。


個人保有魔力量は42馬力とかなり高い。


彼女は高速二重詠唱〈ハイ・ダブルタスク〉まで可能である。


ここで詠唱についての補足説明をする。


詠唱には種類がある。

最もポピュラーな口から声に出して呪文を唱える事は、口頭詠唱、という。

それ以外に、呪文は頭の中で唱えて発動させる事も可能であり、これは、脳内詠唱、と言われている。

各々、呪文を素早く唱えて詠唱時間を短くする事ができ、それは高速口頭詠唱・高速脳内詠唱と呼称されている。


先に触れた無詠唱ができる超能力者が、その力を隠蔽する時には「今のは高速脳内詠唱だ」と言い張るのである。


そして口頭詠唱と脳内詠唱を同時に行うのが、二重詠唱、であり、高速口頭詠唱と高速脳内詠唱を同時に行うのが、高速二重詠唱、である。

詠唱の難易度を簡単な方から並べると、


口頭詠唱

高速口頭詠唱

脳内詠唱

高速脳内詠唱

二重詠唱

高速二重詠唱


の順となり、相当な才能が無ければ、高速二重詠唱までは出来ないのである。


言うまでもない事だが、三重詠唱〈トリプルタスク〉、というものは存在しない。

なぜなら通常の人体で呪文が唱えられるのは口と脳内の二か所しかないからである。



以上のようにマクシアは見目麗しき天賦の才ある人材であったので、その卒業時には


【トップランカー】


から引く手あまたであった。


トップランカーとは


【冒険者ランキング】


の上位10位以内に入っているパーティを言い表す言葉である。

冒険者ランキングというのは、冒険者達の功名心を煽って業績を上げさせ、ワイルドハントを促進させていく事を目的とした制度である。

年間の獲得報酬の総計によって順位付けされ、トップランカーになる事は冒険者にとって類まれなる誉れであり、また、自身が高位の実力者である事の実証でもあるのであった。


だがしかし、マクシアはそんなトップランカーからの勧誘をすべて断ってしまったのである。


一体なぜなのか。


その理由は彼女が


【良心の欠損・共感性の欠落・罪悪感の欠如】


という三拍子揃った


【サイコパス】


だからである。


幼少の頃から、その片鱗をのぞかせており、母親から、

「自分がやられて嫌な事を他人にしてはいけない」

と教えられた時、

(じゃあ、自分が嫌じゃなきゃいいんだ~)

と考え、他人を刃物で刺したり、高所から突き落としたり、火を点けたりし、そうした事が自分にとって嫌ではないと示すため己の身にもやってみせた、などといった逸話を色々と持っていたりする。


マクシアは紛うことなきサイコパスである。


が、そんじょそこらのサイコパスとは一味違うのであった。

彼女は、身の程をわきまえた


【分別あるサイコパス】


なのである。

ゆえに、


(私のような人間が加入しようものなら、そのパーティにきっと大変なご迷惑をかけてしまいます~。だから無理ですね~。ましてやトップランカーのパーティだなんて、なおのこと無理ですね~)


と考え、勧誘を辞退していたのであった。


差別に関しては、マクシアはオーソドックスなレイシストである。


彼女の容貌について情報を追加しておく。

マクシアは左右の目の色が異なるオッドアイである。

ただ、通常、オッドアイは瞳の色だけが違うものなのだが、彼女の場合は瞳だけでなく、白目の色も異なっているのである。

右目が白目碧瞳なのに対して、左目は黒目金瞳という


【バイオッドアイ】


なのであった。


左目の黒目金瞳について母親から、

「禍々しい印象を与えるので人に見せてはいけない」

と言われているため、マクシアは視界を遮断しないタイプの、目隠し、を常に装着しているのであった。


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